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公開番号2025120759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015831
出願日2024-02-05
発明の名称ロータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 9/19 20060101AFI20250808BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電動モータのロータにおいてロータの強度を確保しつつロータの冷却性能を向上させる。
【解決手段】電動モータのためのロータであって、ロータの回転軸に沿って延びるとともに、熱媒体が流通するシャフト流路を有するシャフトと、シャフトの外周面に設けられているとともに、シャフト流路に接続されて熱媒体が流通するロータコア流路を有するロータコアとを備える。ロータコア流路は、回転軸と平行な軸方向に沿って延びる主流路と、主流路とシャフト流路とを互いに接続する接続流路とを有する。接続流路は、ロータコアの軸方向における一部の範囲に設けられており、ロータコアの内周面から主流路に向けて、径方向及び軸方向に変位しながら延びており、接続流路が設けられたロータコアの軸方向における一部の範囲では、他の範囲と比較して、主流路の断面積が小さい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電動モータのためのロータであって、
前記ロータの回転軸に沿って延びるとともに、熱媒体が流通するシャフト流路を有するシャフトと、
前記シャフトの外周面に設けられているとともに、前記シャフト流路に接続されて前記熱媒体が流通するロータコア流路を有するロータコアと、
を備え、
前記ロータコア流路は、前記回転軸と平行な軸方向に沿って延びる主流路と、前記主流路と前記シャフト流路とを互いに接続する接続流路とを有し、
前記接続流路は、前記ロータコアの軸方向における一部の範囲に設けられており、前記ロータコアの内周面から前記主流路に向けて、径方向及び軸方向に変位しながら延びており、
前記接続流路が設けられた前記ロータコアの軸方向における前記一部の範囲では、他の範囲と比較して、前記主流路の断面積が小さい、
ロータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、ロータに関する。ここでいうロータとは、電気モータの構成部品のひとつである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、ロータが記載されている。このロータは、回転軸に沿って延びるとともに、熱媒体が流通するシャフト流路を有するシャフトと、シャフトの外周面に設けられているとともに、シャフト流路に接続されて熱媒体が流通するロータコア流路を有するロータコアとを備える。ロータコア流路は、回転軸と平行な軸方向に沿って延びる主流路と、主流路とシャフト流路とを互いに接続する接続流路とを有し、接続流路は、ロータコアの軸方向における一部の範囲に設けられており、ロータコアの内周面から主流路に向けて、径方向及び軸方向に変位しながら枝分かれするように延びている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-239627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような電気モータのロータにおいて、小型で高出力のモータを構成するためにはモータ及びロータの冷却性能を向上させる必要がある。しかしながら、ロータの冷却性能を向上させるためにはロータコアの各流路の断面積を大きくし、熱媒体の流量を増加させる必要がある。各流路の断面積を大きくした場合、ロータコアの断面積が減少し、ロータの剛性が低下してしまう。このような場合、モータの高出力化によるロータコアの大径化やモータの磁極数増加による搭載磁石の増加に対応できなくなってしまう恐れがある。
【0005】
上記を鑑みて、本明細書は、ロータの剛性を確保しつつロータの冷却性能を向上させるための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する技術は、電力によって駆動するモータのロータに具現化される。
このロータは、ロータの回転軸に沿って延びるとともに、熱媒体が流通するシャフト流路を有するシャフトと、シャフトの外周面に設けられているとともに、シャフト流路に接続されて熱媒体が流通するロータコア流路を有するロータコアとを備える。
【0007】
ロータコア流路は、回転軸と平行な軸方向に沿って延びる主流路と、主流路とシャフト流路とを互いに接続する接続流路とを有する。接続流路は、ロータコアの軸方向における一部の範囲に設けられており、ロータコアの内周面から主流路に向けて、径方向及び軸方向に変位しながら延びている。接続流路が設けられたロータコアの軸方向における一部の範囲では、他の範囲と比較して、主流路の断面積が小さい。
【0008】
上記した構成では、ロータコアの軸方向における一部の範囲のみに、接続流路が設けられている。従って、当該一部の範囲では、他の範囲と比較して、ロータコアの断面積が減少することになる。このような構成において、熱媒体が流通する主流路を一様に拡大すると、接続流路が存在する前記の範囲において、ロータコアの剛性が不足するおそれが生じる。この点に関して、上記した構成では、接続流路が存在する前記の範囲において、主流路の断面積が縮小されている。これにより、ロータコアの剛性不足が効果的に回避される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ロータ2の回転軸方向における断面を示す断面図である。
図1のIIの領域における拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面を参照して、本実施例のロータ2について説明する。一例ではあるが、本実施例のロータ2は、電動モータの構成部品のひとつであって、電動モータにおける回転体を構成する。なお、本実施例で説明する構成は、三相交流モータに限られず、他の種類の電気モータにも同様に採用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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