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公開番号2025124325
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020298
出願日2024-02-14
発明の名称止水装置
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E06B 5/00 20060101AFI20250819BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】 止水体が上流側へ倒れてしまうのを防ぐ。
【解決手段】
左右に間隔を置いた両側の支柱10と、想定される水の流れ方向に交差するように両側の支柱10に支持される止水体20とを備えた止水装置Aであって、
支柱10の支柱本体11には、止水体20の下側係合突部22と支柱10の下側被係合部12とが接触状態のままで、止水体20の上部側が上流側へ傾動した場合に、止水体20の上側被係合部13を上流側から受けるストッパ部14が設けられている。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
左右に間隔を置いた両側の支柱と、想定される水の流れ方向に交差するように両側の前記支柱に支持される止水体とを備え、
左右の前記支柱の各々は、上下方向へわたる支柱本体と、前記支柱本体に設けられた下側被係合部と、同支柱本体における前記下側被係合部よりも上側に設けられた上側被係合部とを具備し、
前記止水体は、左右の前記支柱に対し上流側から重なり合う本体板と、前記本体板から左右両側へそれぞれ突出するとともに前記下側被係合部に対し上流側から係合する下側係合突部と、前記本体板から左右両側へそれぞれ突出するとともに前記上側被係合部に対し上流側から係合する上側係合突部とを具備し、
前記支柱本体には、前記上側被係合部よりも上流側に、前記下側係合突部と前記下側被係合部が接触状態のままで前記止水体の上部側が上流側へ傾動した場合に、前記上側係合突部を上流側から受けるストッパ部が設けられていることを特徴とする止水装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記下側被係合部には、前記下側係合突部を下流側へ向かって斜め下方へ導く傾斜底面部が設けられ、
前記ストッパ部は、前記下側係合突部が前記傾斜底面部に接した状態のまま、前記止水体の上部側が上流側へ倒れた場合に、前記上側係合突部を上流側から受けるように設けられている請求項1記載の止水装置。
【請求項3】
前記本体板と下方側の不動部分との間には、弾性的に圧縮されるように横方向水密材が設けられ、
前記ストッパ部は、前記横方向水密材の弾性的な復元により前記止水体が上方へ移動した状態で、前記上側係合突部を上流側から受けるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項4】
前記ストッパ部が、上下方向に位置調整可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項5】
前記止水体は、上方へ複数積み重ねられ、
前記支柱本体は、複数積み重ねられる前記止水体を上下方向に跨るように設けられ、
前記下側被係合部及び前記上側被係合部は、複数の前記止水体に対応するように複数組設けられていることを特徴とする請求項1記載の止水装置。
【請求項6】
前記支柱本体は、前記上側被係合部よりも上流側に、前記流れ方向に交差する板状部を有し、この板状部には、前記上側係合突部を上流側から挿入するための開口が設けられ、前記開口の下縁部分に、前記ストッパ部が設けられることを特徴とする請求項1~5何れか1項記載の止水装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、増水時に建物や地下道の開口部を略板状の止水体により閉鎖して水の侵入を阻む止水装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
台風や集中豪雨などによる増水が建物や地下道の開口部に侵入すると、浸水による甚大な被害を及ぼすおそれがある。そこで、このような事態に備えて、予め建物や地下道などの開口部の両側に支柱を立設しておくとともに、この支柱の近傍に板状の止水板を格納しておき、増水が発生したときには、止水板を両側の前記支柱に固定し、水の侵入を阻むようにしたものが従来知られている(特許文献1参照)。
この従来技術では、不意の衝撃等により、上側係合突部が上側係合凹部から抜け出してしまうのを、上側係合凹部と一体の底側突部によって阻むことができ、ひいては、止水体が上流側へ倒れてしまうのを防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-179156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術では、下側係合凹部及び上側係合凹部を、複雑な横向き凹形状に高精度に加工する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような課題に鑑みて、本発明の一つは、以下の構成を具備するものである。
左右に間隔を置いた両側の支柱と、想定される水の流れ方向に交差するように両側の前記支柱に支持される止水体とを備え、左右の前記支柱の各々は、上下方向へわたる支柱本体と、前記支柱本体に設けられた下側被係合部と、同支柱本体における前記下側被係合部よりも上側に設けられた上側被係合部とを具備し、前記止水体は、左右の前記支柱に対し上流側から重なり合う本体板と、前記本体板から左右両側へそれぞれ突出するとともに前記下側被係合部に対し上流側から係合する下側係合突部と、前記本体板から左右両側へそれぞれ突出するとともに前記上側被係合部に対し上流側から係合する上側係合突部とを具備し、前記支柱本体には、前記上側被係合部よりも上流側に、前記下側係合突部と前記下側被係合部が接触状態のままで前記止水体の上部側が上流側へ傾動した場合に、前記上側係合突部を上流側から受けるストッパ部が設けられていることを特徴とする止水装置。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、以上説明したように構成されているので、簡素な構造により、止水体が上流側へ倒れてしまうのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る止水装置の一例を示す斜視図である。
同止水装置について、両支柱と止水体を分離した状態を示す斜視図である。
同止水装置の止水体を示す要部拡大斜視図である。
同止水装置の支柱を示す要部拡大斜視図である。
同止水装置の支柱を両支柱間の幅方向の内側から視た図である。
同止水装置の要部平面図であり、止水体を支柱に装着する様子を(a)(b)に順次に示す。
支柱に止水体を装着している様子を両支柱間の幅方向の内側から視た図であり、止水体は二点鎖線で示している。
止水体が傾いてゆく様子を両支柱間の幅方向の内側から視た図であり、止水体は二点鎖線で示している。
止水体がさらに傾いてゆく様子を両支柱間の幅方向の内側から視た図であり、止水体は二点鎖線で示している。
止水体がさらに傾いてゆく様子を両支柱間の幅方向の内側から視た図であり、止水体は二点鎖線で示している。
ストッパ部の他例を組付けた支柱を示す斜視図であり、右上部分に要部拡大分解斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、本発明に係る実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
以下の説明において、上流側とは、想定される水の流れの方向における上流側を意味し、下流側とは、想定される水の流れの方向における下流側であって前記上流側に対する逆方向側を意味する。本実施形態では、屋外側から屋内側へ水が流れるものと想定している。
【0009】
止水装置Aは、左右に間隔を置いた両側の支柱10,10と、想定される水の流れ方向に交差するように上方へ積み重ねられ両側の支柱10,10に支持される止水体20とを備える(図1参照)。
【0010】
<支柱について>
左右の支柱10,10の各々は、下方側不動面Fに対し略垂直に設けられて上下方向へわたる支柱本体11と、この支柱本体11の下端側に設けられた下側被係合部12と、同支柱本体11において下側被係合部12よりも上側に設けられた上側被係合部13とを具備する(図4及び図5参照)。
ここで、下方側不動面Fは、各支柱10の下方側の不動な面であり、例えば、床面や、土間面、地面、沓摺面等である。
両側の支柱10,10は、建物や地下道等における躯体の開口部の両側部分にそれぞれ固定される。
(【0011】以降は省略されています)

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