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公開番号
2025125210
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-27
出願番号
2024021122
出願日
2024-02-15
発明の名称
転がり軸受
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16C
33/42 20060101AFI20250820BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】内外輪間に封入されたグリースを有効利用することが可能な転がり軸受を提供する。
【解決手段】内輪2と、内輪2の径方向外側に同軸に設けられた外輪3と、内輪2と外輪3との間に配置された複数の転動体4と、複数の転動体4を保持する保持器5と、内外輪2、3の両端に設けられる密封板6と、を有し、内輪2と外輪3との間にグリースが封入されており、保持器5が、軸方向に対向する一対の分割片11、12を組み合わせた合わせ保持器であり、一対の分割片11、12が、軸方向に相対移動可能とされた構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内輪(2)と、内輪(2)の径方向外側に同軸に設けられた外輪(3)と、前記内輪(2)と前記外輪(3)との間に配置された複数の転動体(4)と、前記複数の転動体(4)を保持する保持器(5)と、前記内外輪(2、3)の軸方向の両端に設けられる密封板(6)と、を有し、
前記内輪(2)と前記外輪(3)との間にグリースが封入されており、前記保持器(5)が、軸方向に対向する一対の分割片(11、12)を組み合わせた合わせ保持器であり、前記一対の分割片(11、12)が、軸方向に相対移動可能に構成されている転がり軸受。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記一対の分割片(11、12)の一方側に形成された第一柱片(14)と、前記一対の分割片(11、12)の他方側に形成された前記第一柱片(14)よりも軸方向長さが相対的に短い第二柱片(15)と、が軸方向に組み合わされることによって柱部が形成されており、前記第一柱片(14)と前記第二柱片(15)が組み合わされた部分において、前記第二柱片(15)が前記第一柱片(14)よりも外径側に配置されている請求項1に記載の転がり軸受。
【請求項3】
前記第一柱片(14)または前記第二柱片(15)の少なくとも一方に、前記転動体(4)から前記保持器(5)に作用する当接力によって前記両柱片(14、15)を軸方向に互いに離間させるように作用するテーパ面(19、22)が形成されている請求項2に記載の転がり軸受。
【請求項4】
前記密封板(6)の前記保持器(5)に臨む面に、前記保持器(5)に向かって突出する凸部(24)が形成されている請求項1または2に記載の転がり軸受。
【請求項5】
前記保持器(5)の前記密封板(6)に臨む面に、前記密封板(6)に向かって突出する凸部(24)が形成されている請求項1または2に記載の転がり軸受。
【請求項6】
前記保持器(5)の内径面または外径面の少なくとも一方に、軸方向に延びるグリース流路(16、17)が形成されている請求項1または2に記載の転がり軸受。
【請求項7】
前記柱部のポケット面に、径方向に延びるグリース流路(18)が形成されている請求項2に記載の転がり軸受。
【請求項8】
前記保持器(5)の素材として、ポリアミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂のいずれかが用いられている請求項1または2に記載の転がり軸受。
【請求項9】
前記転動体(4)として玉(4)が用いられ、モータ、変速機、または、減速機のいずれかに採用される請求項1または2に記載の転がり軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、転がり軸受に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
グリースによって潤滑を行う転がり軸受においては、例えば下記特許文献1に示すように、内外輪間にグリースを保持するための密封板が軸方向の両端に設けられている。転動体によって案内される転動体案内型の保持器は、転動体によって径方向および軸方向の動きが制限されるため、密封板と保持器の間には、常に所定の大きさの軸方向隙間が生じた状態となっている(特許文献1の図1などを参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4636035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、自動車用途においては、特に電気自動車への移行に伴って軸受の回転速度の高速化が進んでいる。特許文献1に示した転がり軸受においては、軸受の高速回転に伴う遠心力によって軸受内で飛散したグリースの一部が密封板の内面に付着することがある。密封板と保持器との間には、常に所定の大きさの軸方向隙間が生じているため、密封板の内面に付着したグリースは、密封板と対向する保持器と接触することなくその内面に付着したままの状態となり、軸受内を潤滑するために有効に利用できないおそれがある。
【0005】
本発明は、内外輪間に封入されたグリースを有効利用することが可能な転がり軸受を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明では、
内輪と、内輪の径方向外側に同軸に設けられた外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置された複数の転動体と、前記複数の転動体を保持する保持器と、前記内外輪の軸方向の両端に設けられる密封板と、を有し、
前記内輪と前記外輪との間にグリースが封入されており、前記保持器が、軸方向に対向する一対の分割片を組み合わせた合わせ保持器であり、前記一対の分割片が、軸方向に相対移動可能とした転がり軸受を構成した。
【0007】
このようにすると、軸方向に相対移動可能とした一対の分割片が、それぞれ密封板側に向かって移動し、密封板の内面に付着したグリースを内外輪に向かって押し出すように作用するため、内外輪間に封入されたグリースを有効利用することができる。グリースが有効利用されることにより、軸受内部におけるグリースの連続性が確保されて良好な潤滑状態を得ることができる。また、初期のグリース封入量を少なくすることができるとともにグリースの寿命を向上できる可能性もある。
【0008】
前記構成においては、前記一対の分割片の一方側に形成された第一柱片と、前記一対の分割片の他方側に形成された前記第一柱片よりも軸方向長さが相対的に短い第二柱片と、が軸方向に組み合わされることによって柱部が形成されており、前記第一柱片と前記第二柱片が組み合わされた部分において、前記第二柱片が前記第一柱片よりも外径側に配置されている構成とするのが好ましい。
【0009】
このようにすると、第一柱片と第二柱片の軸方向の相対移動をスムーズに行うことができる。しかも、軸方向長さが相対的に短い第二柱片を第一柱片の外径側に配置したので、剛性が相対的に高い第二柱片によって、第一柱片が遠心力で外径側に変形するのを抑制することができる。
【0010】
前記第一柱片と第二柱片を備えた構成においては、前記第一柱片または前記第二柱片の少なくとも一方に、前記転動体から前記保持器に作用する当接力によって前記両柱片を軸方向に互いに離間させるように作用するテーパ面が形成されている構成とするのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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