TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025143653
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024042991
出願日2024-03-19
発明の名称状態監視装置
出願人NTN株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02H 9/02 20060101AFI20250925BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】入力信号の極性が逆でも使用できるとともに入力電圧範囲の調整の手間が軽減された状態監視装置を提供する。
【解決手段】、デジタル入力回路12は、デジタル信号を入力ノード対P1,P2に受け、入力ノード対P1,P2と電気的に絶縁された出力ノード対P3,P4からデジタル信号の信号成分を含む出力信号を出力する絶縁素子U1と、入力ノード対P1,P2の一方に接続され、入力ノード対P1,P2を通過する電流を制限する電流制限回路100とを備える。絶縁素子U1は、入力ノード対P1,P2が無極性となるように構成される。電流制限回路100は、直列かつ互いに逆向きに接続された非オーム性の第1電流制限素子CRD1および第2電流制限素子CRD2を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
デジタル信号を受ける入力回路を少なくとも備える状態監視装置であって、
前記入力回路は、
前記デジタル信号を入力ノード対に受け、前記入力ノード対と電気的に絶縁された出力ノード対から前記デジタル信号の信号成分を含む出力信号を出力する絶縁素子と、
前記入力ノード対の一方に接続され、前記入力ノード対を通過する電流を制限する電流制限回路とを備え、
前記絶縁素子は、前記入力ノード対が無極性となるように構成され、
前記電流制限回路は、直列かつ互いに逆向きに接続された非オーム性の第1電流制限素子および第2電流制限素子を含む、状態監視装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記電流制限回路は、
前記第1電流制限素子と並列接続され、前記第1電流制限素子に対して逆極性となる電流を選択的に通過させる第1整流素子と、
前記第2電流制限素子と並列接続され、前記第2電流制限素子に対して逆極性となる電流を選択的に通過させる第2整流素子とをさらに含む、請求項1に記載の状態監視装置。
【請求項3】
前記第1整流素子および前記第2整流素子は、ショットキーバリアダイオードである、請求項2に記載の状態監視装置。
【請求項4】
前記第1電流制限素子および前記第2電流制限素子は、定電流ダイオードである、請求項1または2に記載の状態監視装置。
【請求項5】
前記絶縁素子は、前記入力ノード対の間に互いに逆並列に接続された第1発光ダイオードおよび第2発光ダイオードを含むフォトカプラである、請求項1または2に記載の状態監視装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、産業機械向け状態監視装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
産業機械の運転状態を監視して故障などを早期に発見する状態監視装置は、監視対象の機器の回転速度などを検出する各種センサからの信号を受けるとともに、産業機械の制御装置および外部操作装置などとデジタル信号で通信を行なうための入力回路を備えている。たとえば、特開2008-312093号公報(特許文献1)には、デジタル入力回路にフォトカプラと電流制限抵抗を使用する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-312093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
デジタル通信をする場合、通信する双方の機器を保護するために、通信経路をフォトカプラなどの絶縁素子によって入力と出力とを絶縁することが行なわれる。この絶縁素子を駆動するために、入力回路に電流制限素子を備える場合がある。
【0005】
特開2008-312093号公報(特許文献1)に記載された技術では、入力信号がオーム性の電流制限抵抗によって電流制限されて、絶縁素子に入力される。電流制限抵抗がオーム性のため、制限電流は入力電圧に依存する。絶縁素子を駆動するためにはその素子に適合する電流範囲である必要があるため、入力信号の電圧範囲が制限される。入力電圧の範囲が制限されるため、入力信号がその範囲に入っているか確認することが必要であり、範囲に入っていなかった場合には入力電圧を調整するといった手間がかかる。
【0006】
特に状態監視装置では、監視対象の構造や構成、つまりデジタル信号の電圧や電流などの特性が不明な場合があり、その調査や調整にはより多くの手間がかかる。
【0007】
本開示は、上記の課題を解決する状態監視装置であって、入力信号の極性が逆でも使用できるとともに入力電圧範囲の調整の手間が軽減された状態監視装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、デジタル信号を受ける入力回路を少なくとも備える状態監視装置に関する。入力回路は、デジタル信号を入力ノード対に受け、入力ノード対と電気的に絶縁された出力ノード対からデジタル信号の信号成分を含む出力信号を出力する絶縁素子と、入力ノード対の一方に接続され、入力ノード対を通過する電流を制限する電流制限回路とを備える。絶縁素子は、入力ノード対が無極性となるように構成され、電流制限回路は、直列かつ互いに逆向きに接続された非オーム性の第1電流制限素子および第2電流制限素子を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示の状態監視装置によれば、正負広い範囲の電圧の入力信号を入力できるようになるため、入力信号の電圧や極性などの特性をほぼ確認することなく、入力回路へ入力できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
状態監視装置と周辺の装置の構成と接続関係とを示した図である。
状態監視装置1に含まれるデジタル入力回路12の構成を示す図である。
定電流ダイオードの特性を説明するための図である。
図2に示したデジタル入力回路の動作を説明するための動作波形図である。
デジタル入力回路の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

NTN株式会社
基板
7日前
NTN株式会社
玉軸受
8日前
NTN株式会社
玉軸受
16日前
NTN株式会社
玉軸受
15日前
NTN株式会社
ハンド
2日前
NTN株式会社
密封装置
1か月前
NTN株式会社
把持装置
2日前
NTN株式会社
軸受装置
14日前
NTN株式会社
把持装置
2日前
NTN株式会社
密封装置
今日
NTN株式会社
作業装置
今日
NTN株式会社
転がり軸受
2日前
NTN株式会社
転がり軸受
8日前
NTN株式会社
等速自在継手
14日前
NTN株式会社
基板取付構造
14日前
NTN株式会社
シール付軸受
今日
NTN株式会社
軸受用保持器
28日前
NTN株式会社
回転伝達装置
今日
NTN株式会社
状態監視装置
1日前
NTN株式会社
円筒ころ軸受
16日前
NTN株式会社
車輪用軸受装置
今日
NTN株式会社
車輪用軸受装置
16日前
NTN株式会社
絶縁転がり軸受
1か月前
NTN株式会社
円すいころ軸受
7日前
NTN株式会社
車輪用軸受装置
1か月前
NTN株式会社
保持器付きころ
4日前
NTN株式会社
電動モータ装置
16日前
NTN株式会社
モータユニット
4日前
NTN株式会社
状態監視システム
1日前
NTN株式会社
プランマブロック
14日前
NTN株式会社
動力伝達シャフト
14日前
NTN株式会社
電動オイルポンプ
1日前
NTN株式会社
固定式等速自在継手
8日前
NTN株式会社
固定式等速自在継手
8日前
NTN株式会社
摺動式等速自在継手
14日前
NTN株式会社
固定式等速自在継手
8日前
続きを見る