TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025126024
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024022382
出願日
2024-02-16
発明の名称
被吊り下げ物の安定化構造
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16L
3/14 20060101AFI20250821BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】吊りボルトでスラブに吊り下げ支持された被吊り下げ物の揺れの抑制及び被吊り下げ物の落下の防止を簡易な構成で実現可能な被吊り下げ物の安定化構造を提供することである。
【解決手段】建物2のスラブ3に吊りボルト4を用いて吊り下げ支持された被吊り下げ物5の揺れを抑制する被吊り下げ物の安定化構造1であって、被吊り下げ物5の長手方向から見て被吊り下げ物5の重心を通る仮想鉛直線Lに対し、一端11が仮想鉛直線Lを挟んだ水平方向の一方側においてスラブ3に固定され、他端12が仮想鉛直線Lを挟んだ水平方向の他方側においてスラブ3に固定されるとともに、中間部分13が被吊り下げ物5に巻き付けられた線材10と、線材10の中間部分の二重に重なった箇所の一方側13aに対する他方側13bの相対移動を阻止する線材固定部20と、を有する被吊り下げ物の安定化構造1。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
建物のスラブに吊りボルトを用いて吊り下げ支持された被吊り下げ物の安定化構造であって、
前記被吊り下げ物の長手方向から見て前記被吊り下げ物の重心を通る仮想鉛直線に対し、一端が前記仮想鉛直線を挟んだ水平方向の一方側において前記スラブに固定され、他端が前記仮想鉛直線を挟んだ水平方向の他方側において前記スラブに固定されるとともに、中間部分が前記被吊り下げ物に巻き付けられた線材と、
前記線材の中間部分の二重に重なった箇所の一方側に対する他方側の相対移動を阻止する線材固定部と、を有することを特徴とする被吊り下げ物の安定化構造。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記線材固定部が、前記線材の中間部分の二重に重なった箇所の一方側と他方側とを互いに固定する固定具である、請求項1に記載の被吊り下げ物の安定化構造。
【請求項3】
前記線材固定部が、前記被吊り下げ物に巻かれて前記被吊り下げ物と前記線材の中間部分との間に配置された滑り止めシートである、請求項1に記載の被吊り下げ物の安定化構造。
【請求項4】
前記線材に、前記線材の長さを調整する長さ調整装置が取り付けられている、請求項1~3の何れか1項に記載の被吊り下げ物の安定化構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物のスラブに吊りボルトを用いて吊り下げ支持された被吊り下げ物を安定化する安定化構造に関し、特に、被吊り下げ物の揺れ及び落下を防止するための安定化構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、建物の天井裏に、配管、ダクト、配線ラックなどの長尺の被吊り下げ物を設置する構造として、被吊り下げ物の配置位置に沿ってスラブに複数の吊りボルトを固定し、吊りボルトの下端に設けられたバンド等の保持部により被吊り下げ物を吊り下げて保持するようにした構造が多く用いられている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-192345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、被吊り下げ物をスラブに吊りボルトで吊り下げた構造では、地震が生じた場合などにおいて、被吊り下げ物が吊りボルトを支点として水平方向に大きく揺れてしまう、という問題点があった。
【0005】
これに対し、吊りボルトの両側に、それぞれ上端においてスラブに固定され、下端において吊りボルトないし保持部に固定される一対の傾斜材を設けることで、被吊り下げ物の揺れを抑制する構造とすることが考えられる。
【0006】
しかし、この構造では、2本の傾斜材を用意し、これらをスラブと吊りボルトないし保持部とにボルトとナット等の締結部材を用いて固定する作業が必要となるので、その構造及び取付作業が煩雑になるという問題がある。
【0007】
また、この構造では、吊りボルト支持部を軸に吊り下げ物が水平方向に揺れることで吊りボルトないし吊り金物部材が破断し、吊り下げ状態を維持でいないという問題がある。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、吊りボルトでスラブに吊り下げ支持された被吊り下げ物の揺れの抑制及び被吊り下げ物の落下の防止を簡易な構成で実現することが可能な被吊り下げ物の安定化構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の被吊り下げ物の安定化構造は、建物のスラブに吊りボルトを用いて吊り下げ支持された被吊り下げ物の揺れを抑制する被吊り下げ物の安定化構造であって、前記被吊り下げ物の長手方向から見て前記被吊り下げ物の重心を通る仮想鉛直線に対し、一端が前記仮想鉛直線を挟んだ水平方向の一方側において前記スラブに固定され、他端が前記仮想鉛直線を挟んだ水平方向の他方側において前記スラブに固定されるとともに、中間部分が前記被吊り下げ物に巻き付けられた線材と、前記線材の中間部分の二重に重なった箇所の一方側に対する他方側の相対移動を阻止する線材固定部と、を有することを特徴とする。
【0010】
本発明の被吊り下げ物の安定化構造は、上記構成において、前記線材固定部が、前記線材の中間部分の二重に重なった箇所の一方側と他方側とを互いに固定する固定具であるのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社大林組
建物
1か月前
株式会社大林組
建物
1か月前
株式会社大林組
加泥材
29日前
株式会社大林組
基礎構造
11日前
株式会社大林組
接続構造
1か月前
株式会社大林組
減衰装置
1か月前
株式会社大林組
減衰装置
1か月前
株式会社大林組
免震建築物
今日
株式会社大林組
摩擦ダンパー
1か月前
株式会社大林組
摩擦ダンパー
1か月前
株式会社大林組
免震建物構造
1か月前
株式会社大林組
監視システム
今日
株式会社大林組
屋根構築方法
1か月前
株式会社大林組
土壌改良方法
28日前
株式会社大林組
耐火被覆構造
28日前
株式会社大林組
耐火被覆構造
28日前
株式会社大林組
空調システム
今日
株式会社大林組
建物の躯体構造
3日前
株式会社大林組
積層材成型方法
22日前
株式会社大林組
建物の躯体構造
3日前
株式会社大林組
粉塵飛散抑制剤
1か月前
株式会社大林組
シャッター装置
24日前
株式会社大林組
地震損失評価方法
25日前
株式会社大林組
作業支援システム
11日前
株式会社大林組
安全支援システム
今日
株式会社大林組
日射遮蔽発電装置
9日前
株式会社大林組
梁段差部の仕口構造
15日前
株式会社大林組
建築方法及び建築物
22日前
株式会社大林組
新設床版の設置工法
10日前
株式会社大林組
改良土の品質管理方法
16日前
株式会社大林組
防水シート及び防水構造
23日前
株式会社大林組
柱の再利用方法及び建築物
1か月前
株式会社大林組
被吊り下げ物の安定化構造
1日前
株式会社大林組
床構造及び床構造構築方法
1か月前
株式会社大林組
共吊り指揮者支援システム
1か月前
株式会社大林組
セメント組成物の製造方法
9日前
続きを見る
他の特許を見る