TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025121296
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016660
出願日2024-02-06
発明の名称新設床版の設置工法
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類E01D 19/12 20060101AFI20250812BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】橋梁の主桁上にコンクリート造の新設床版を設置する作業の効率化を図ることである。
【解決手段】橋梁の主桁上に、重量物を支持可能な複数の高さ調整ブロックを介して新設床版を配置するとともに、あらかじめ該新設床版の高さ及び姿勢を調整し、前記主桁との間に充填空間を形成する位置決め工程と、前記新設床版を、調整後の高さ及び姿勢で拘束する拘束工程と、前記高さ調整ブロックに替えて、前記新設床版を貫通する床版支持脚材を介して、該新設床版を前記主桁に支持させたのち、前記充填空間に充填材を打設する充填工程と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
橋梁の主桁上に、重量物を支持可能な複数の高さ調整ブロックを介して新設床版を配置するとともに、あらかじめ該新設床版の高さ及び姿勢を調整し、前記主桁との間に充填空間を形成する位置決め工程と、
前記新設床版を、調整後の高さ及び姿勢で拘束する拘束工程と、
前記高さ調整ブロックに替えて、前記新設床版を貫通する床版支持脚材を介して、該新設床版を前記主桁に支持させたのち、前記充填空間に充填材を打設する充填工程と、
を備えることを特徴とする新設床版の設置工法。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1に記載の新設床版の設置工法において、
前記拘束工程で、前記新設床版の上面側に、隣り合う新設床版との間に跨って上面側位置固定具を設けるとともに、前記新設床版の下面側に、前記主桁と前記新設床版との間に下面側位置固定具を設けることを特徴とする新設床版の設置工法。
【請求項3】
請求項1に記載の新設床版の設置工法において、
前記充填工程で、前記充填材が硬化したのち、前記新設床版を支持する前記床版支持脚材を撤去することを特徴とする新設床版の設置工法。
【請求項4】
請求項1に記載の新設床版の設置工法において、
前記拘束工程ののち前記充填工程の前に、前記位置決め工程で使用した床版架設機を、前記新設床版上に移動させることを特徴とする新設床版の設置工法。
【請求項5】
請求項4に記載の新設床版の設置工法において、
前記床版架設機が、前記新設床版上を通過したのち、前記充填工程を実施することを特徴とする新設床版の設置工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、橋梁の主桁上に新設床版を設置するための、新設床版の設置工法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、橋梁の主桁上に設置された既設のコンクリート床版を新設のコンクリート床版に取替える更新工事を行うには、まず、既設のコンクリート床版と主桁との分離作業を行うとともに、既設のコンクリート床版を搬送車両に積載可能な形状に切断する。こののち、切断した既設のコンクリート床版を撤去し、主桁の上面に残ったコンクリートかすやアンカー筋、サビ等を除去する下地処理を行う。これらの作業が終了した後、下地処理した主桁の上面に新設のコンクリート床版を設置する作業を行う。
【0003】
新設のコンクリート床版を主桁上に設置する方法として、例えば特許文献1に開示されているような、支持受材を用いる方法がある。具体的には、主桁上の所定位置に角材などの支持受材を複数配置したのち、その上にコンクリート床版を載置するとともに、コンクリート床版と主桁との間にずれ止め部材を配置する。このような作業を主桁の橋軸方向に繰り返し、複数のコンクリート床版を順次架設したのち、支持受材により形成されたコンクリート床版と主桁との間の隙間に、充填材を充填する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-139096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、コンクリート床版と主桁との間に充填材を充填するには、コンクリート床版を道路構造の設計に対応した所定の高さ及び姿勢に調整する位置決め作業を行って、適切な充填空間を形成する作業が必要となる。しかし、支持受材に載置した状態において、コンクリート床版の高さ及び姿勢を調整する作業は煩雑であり、多大な手間を要する。
【0006】
あらかじめ、支持受材を調整不用な形状に製作する方法も考えられるが、コンクリート床版を支持するすべての支持受材をそのように製作することは困難である。また、仮に製作した場合には、これらを主桁とコンクリート床版との隙間に残置した状態で、充填材を打設することとなり、充填材の打設作業に支障をきたすおそれがある。
【0007】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、橋梁の主桁上にコンクリート造の新設床版を設置する作業の効率化を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するため、本発明の床版の設置工法は、橋梁の主桁上に、重量物を支持可能な複数の高さ調整ブロックを介して新設床版を配置するとともに、あらかじめ該新設床版の高さ及び姿勢を調整し、前記主桁との間に充填空間を形成する位置決め工程と、前記新設床版を、調整後の高さ及び姿勢で拘束する拘束工程と、前記高さ調整ブロックに替えて、前記新設床版を貫通する床版支持脚材を介して、該新設床版を前記主桁に支持させたのち、前記充填空間に充填材を打設する充填工程と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の床版の設置工法は、前記拘束工程で、前記新設床版の上面側に、隣り合う新設床版との間に跨って上面側位置固定具を設けるとともに、前記新設床版の下面側に、前記主桁と前記新設床版との間に下面側位置固定具を設けることを特徴とする。
【0010】
本発明の床版の設置工法は、前記充填工程で、前記充填材が硬化したのち、前記新設床版を支持する前記床版支持脚材を撤去することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
折り畳み式標識具
7日前
北越消雪機械工業株式会社
消雪装置
7日前
白出商事株式会社
縁石銘板(名板)
2日前
株式会社熊谷組
床版接合構造
10日前
GX株式会社
昇降式仮設防護体
20日前
株式会社NIPPO
斜面用ローラ
1日前
株式会社NIPPO
斜面用ローラ
1日前
株式会社熊谷組
床版継手装置、及び、床版
10日前
中井商工株式会社
橋梁の桁端止水工法
10日前
浅香工業株式会社
レーキ
17日前
株式会社NIPPO
アスファルトスタッカ制御装置
1日前
株式会社NIPPO
バンク用建設機械サポータ装置
1日前
三井住友建設株式会社
床版拡幅工法
1日前
株式会社NIPPO
コンクリートスタッカ
6日前
株式会社NIPPO
法面機械
20日前
東日本旅客鉄道株式会社
横取り方法
6日前
株式会社NIPPO
法面作業装置
20日前
株式会社NIPPO
法面作業装置
20日前
株式会社NIPPO
コンクリート舗装の施工方法
10日前
大成建設株式会社
床版接合部の設計方法
10日前
株式会社NIPPO
コンクリート舗装及びその施工方法
10日前
住倉鋼材株式会社
新幹線路盤の突起用鉄筋ユニット並びにその製造方法及び装置
6日前
日鉄エンジニアリング株式会社
防草工法及び防草舗装構造
6日前
日本乾溜工業株式会社
舗装材色相設計装置及びプログラム、並びに舗装材製造方法
10日前
株式会社NICHIJO
凍結防止剤又は滑り止め剤の散布車
20日前
日鉄建材株式会社
砂防構造体のアンカーボルト保護構造
2日前
株式会社横河ブリッジ
継手構造、及び床版連結方法
8日前
株式会社横河ブリッジ
継手構造、及び床版連結方法
8日前
西日本旅客鉄道株式会社
転てつ棒連結構造
20日前
株式会社NIPPO
路面滑り抵抗回復装置および路面滑り抵抗回復方法
10日前
ニッタ株式会社
取付補助具、伸縮装置及び伸縮装置の設置方法
13日前
東洋建設株式会社
プレキャスト梁部材の接合構造及び接合方法
20日前
青野スポーツ施設株式会社
雑草の多いグラウンドのリフォーム工法
13日前
ヨゼフ フェゲーレ アーゲー
無線エネルギー送信装置を備える道路建設機
7日前
三井住建道路株式会社
舗装用補修材
6日前
ヨゼフ フェゲーレ アーゲー
調高式デフレクタプレートを備える道路舗装機
10日前
続きを見る