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公開番号2025126442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022628
出願日2024-02-19
発明の名称球面滑り軸受
出願人NTN株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F16C 23/04 20060101AFI20250822BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】滑り運動に影響を及ぼすことなく、シワの発生を防止できる球面滑り軸受を提供する。
【解決手段】本開示の球面滑り軸受(1)は、凸状球面の滑り面(2a)が形成された内輪(2)と、凹状球面の滑り面(4a)が形成された外輪(4)と、外輪(4)の内径面に貼り付けられたシート状の滑り部材(6)とを備えている。この球面滑り軸受(1)において、外輪(4)の内径面における軸方向の端部に、径方向外側に凹む溝(20)が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
凸状球面の滑り面が形成された内輪と、凹状球面の滑り面が形成された外輪と、前記外輪の内径面に貼り付けられたシート状の滑り部材と、を備えた球面滑り軸受であって、
前記外輪の内径面における軸方向の端部に、径方向外側に凹む凹部が設けられている球面滑り軸受。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
請求項1に記載の球面滑り軸受において、前記凹部がV字形またはU字形の溝である球面滑り軸受。
【請求項3】
請求項1または2に記載の球面滑り軸受において、前記凹部が、周方向に離間して奇数個設けられている球面滑り軸受。
【請求項4】
請求項1または2に記載の球面滑り軸受において、前記凹部が、前記外輪の内径面における軸方向の両端部に設けられ、
軸方向の一端部の前記凹部と、軸方向の他端部の前記凹部が、周方向における同じ位置に設けられている球面滑り軸受。
【請求項5】
請求項1または2に記載の球面滑り軸受において、前記凹部が、軸方向の端部から中心部に向かって延び、
その周方向の幅が、軸方向の端部から中心部に向かって徐々に小さくなっている球面滑り軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、径方向の荷重を支持するラジアル軸受と軸方向の荷重を支持するスラスト軸受の両方の機能を有する無給油式の球面滑り軸受に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
凸状球面を有する内輪と、凹状球面の滑り面を有する外輪とを備えた球面滑り軸受が知られている(例えば、特許文献1)。このような球面滑り軸受は、滑り部が球面で、ラジアル荷重に加えスラスト荷重も負荷することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-327737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような無給油式の球面滑り軸受では、シート状の滑り部材が球面滑り軸受の外輪の球面部に貼り付けられる。このとき、外輪の内径と、球径、即ち、外輪の凹状球面の直径との差が大きくなると、湾曲した状態での接触面積が広がるので、滑り部材にシワが発生しやすくなる。一般に、シート状の滑り部材は接着剤で外輪の球面部に長方形状のシート状の滑り部材が貼りつけられるので、幅が広く球面の溝が深いと滑り部材の両端面側がシワになりやすく、うまく貼り付けられないことがある。シワが発生した状態で荷重が負荷されると、シワ部分で面圧が過大となって、滑り部材が剥がれる恐れがある。
【0005】
これに対して、例えば、図8のようにシートの滑り部材100の両端部に切れ目102を設けることで、シワの発生を抑制することは可能である。ただし、切れ目102を設けると、滑り部材100を均一に接着することができない。また、滑り部材100と切れ目102の合せ部に隙間が発生し、その隙間に接着材が流れ込むので、軸受の摺動性が悪くなったり、シートが剥がれたりする恐れがある。
【0006】
本発明の目的は、滑り運動に影響を及ぼすことなく、滑り部材にシワが発生するのを防止できる球面滑り軸受を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の球面滑り軸受は、凸状球面の滑り面が形成された内輪と、凹状球面の滑り面が形成された外輪と、前記外輪の内径面に貼り付けられたシート状の滑り部材と、を備えた球面滑り軸受であって、前記外輪の内径面における軸方向の端部に、径方向外側に凹む凹部が設けられている球面滑り軸受。凹部は、例えば、V字形またはU字形の溝である。
【0008】
この構成によれば、球面滑り軸受の外輪の球面部に凹部が設けられているので、シート状の滑り部材を凹部に沿わせて貼り付けることができる。その結果、シート状の滑り部材にシワが発生するのを防止できる。また、凹部は、外輪の径方向外側に凹む形状であるので、滑り運動に影響を及ぼさない。
【0009】
本発明において、前記凹部が、周方向に離間して奇数個設けられていてもよい。対角線上に凹部があると、外輪における該対角線上の強度が低下する可能性がある。この構成によれば、凹部が奇数個であるから、対角線上に位置しないので、外輪の強度が低下するのを抑制できる。
【0010】
本発明において、前記凹部が、前記外輪の内径面における軸方向の両端部に設けられ、軸方向の一端部の前記凹部と、軸方向の他端部の前記凹部が、周方向における同じ位置に設けられていてもよい。この構成によれば、シワになりやすい滑り部材の両端部の箇所を凹部に沿わせて貼り付けることができる。その結果、シート状の滑り部材にシワが発生するのを効果的に防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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