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公開番号
2025127347
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024024042
出願日
2024-02-20
発明の名称
重合体、重合体組成物、樹脂組成物、硬化物、重合体の保存方法、及び、重合体組成物の保存方法
出願人
株式会社日本触媒
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C08F
220/36 20060101AFI20250825BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】保存安定性に優れ、酸化劣化が抑制された硬化物を与える重合体を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される構成単位(A)と、重合性基を有するヒンダードフェノール化合物、重合性基を有するヒンダードアミン化合物、シアノ(メタ)アクリレート化合物、重合性基を有するメラミン化合物、及び重合性基を有するチオール化合物からなる群より選択される単量体由来の構成単位(B)とを有する重合体。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される構成単位(A)と、重合性基を有するヒンダードフェノール化合物、重合性基を有するヒンダードアミン化合物、シアノ(メタ)アクリレート化合物、重合性基を有するメラミン化合物、及び重合性基を有するチオール化合物からなる群より選択される少なくとも一種の単量体由来の構成単位(B)とを有する
ことを特徴とする重合体。
TIFF
2025127347000014.tif
64
156
(式中、Xは、水素原子又はメチル基を表す。Lは、2価の有機基を表す。A
1
は、酸素原子、硫黄原子又は-NR
3
-を表す。R
3
は、水素原子又は炭素数1~20の炭化水素基を表す。A
2
は、-OR
4
、-SR
5
又は-NR
6
R
7
を表す。R
4
、R
5
、R
6
及びR
7
は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数1~20の有機基を表す。R
1
及びR
2
は、水素原子又は炭素数1~20の有機基を表す。)
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記構成単位(A)は、酸又は熱により、側鎖末端にビニルエーテル基が生成される構造を有することを特徴とする請求項1に記載の重合体。
【請求項3】
前記A
2
は、-O-(CO)-R
8
(R
8
は、炭素数1~19の炭化水素基を表す)を表すことを特徴とする請求項1に記載の重合体。
【請求項4】
更に、酸基を有する構成単位(C)を有することを特徴とする請求項1に記載の重合体。
【請求項5】
下記一般式(1)で表される構成単位(A)を有する重合体と、ヒンダードフェノール化合物、ヒンダードアミン化合物、シアノ(メタ)アクリレート化合物、メラミン化合物、及びチオール化合物からなる群より選択される少なくとも一種の化合物とを含む
ことを特徴とする重合体組成物。
TIFF
2025127347000015.tif
64
156
(式中、Xは、水素原子又はメチル基を表す。Lは、2価の有機基を表す。A
1
は、酸素原子、硫黄原子又は-NR
3
-を表す。R
3
は、水素原子又は炭素数1~20の炭化水素基を表す。A
2
は、-OR
4
、-SR
5
又は-NR
6
R
7
を表す。R
4
、R
5
、R
6
及びR
7
は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数1~20の有機基を表す。R
1
及びR
2
は、水素原子又は炭素数1~20の有機基を表す。)
【請求項6】
前記構成単位(A)は、酸又は熱により、側鎖末端にビニルエーテル基が生成される構造を有することを特徴とする請求項5に記載の重合体組成物。
【請求項7】
前記一般式(1)中の前記A
2
は、-O-(CO)-R
8
(式中、R
8
は、炭素数1~19の炭化水素基を表す。)を表すことを特徴とする請求項5に記載の重合体組成物。
【請求項8】
前記重合体は、酸基を有する構成単位(C)を有することを特徴とする請求項5に記載の重合体組成物。
【請求項9】
請求項1に記載の重合体又は請求項5に記載の重合体組成物と、重合性化合物を含むことを特徴とする樹脂組成物。
【請求項10】
更に、光重合開始剤を含むことを特徴とする請求項9に記載の樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重合体、重合体組成物、樹脂組成物、硬化物、重合体の保存方法、及び、重合体組成物の保存方法に関する、詳しくは、酸化劣化が抑制された硬化物を与えることができ、保存安定性に優れる重合体、重合体組成物、樹脂組成物、硬化物、重合体の保存方法、及び、重合体組成物の保存方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
樹脂組成物について、例えば、液晶表示装置や固体撮像素子等に用いられるカラーフィルター、インキ、印刷版、プリント配線板、半導体素子、フォトレジスト、有機絶縁膜、有機保護膜等の、各種の光学部材や電機・電子機器等の各種用途への適用が種々検討され、各用途で要求される特性に優れた樹脂や樹脂組成物の開発がなされている。
近年では、光学部材や電機・電子機器等の小型化・薄型化・省エネルギー化が進みつつあり、それに伴って、使用される各種部材等にはより高品位な性能が要望されている。そのような要望に応えるため、各種部材等の材料となる樹脂や樹脂組成物について研究が行われている。
【0003】
これまでに、様々な要求に応じた樹脂や樹脂組成物が開発されている。例えば、高い感度、透明性、優れたITOスパッタ耐性を有する硬化膜が得られる感光性樹脂組成物として、酸によりカルボキシ基又はフェノール性水酸基を生成する残基を有するモノマー単位と末端にエチレン性不飽和結合を有する炭素数3~16の基を有するモノマー単位を含む重合体と、光酸発生剤と、溶媒を含有する感光性樹脂組成物(特許文献1)や、低温硬化条件下でも耐溶剤性に優れた硬化物を与えることができるものとして、酸又は熱によりビニルエーテル基を生成する基を有する重合体を含む感光性樹脂組成物(特許文献2)等が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-209682号公報
国際公開第2023/248976号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1及び2に記載の重合体はアセタール構造を有し、そのような重合体は酸化劣化による黄変が生じやすいという問題があった。また、そのような重合体は、一般に反応性が高いため、保存安定性が低いという問題もあった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、保存安定性に優れ、酸化劣化が抑制された硬化物を与えることができる重合体、重合体組成物、及び樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、重合体について種々検討したところ、例えば、アセタール構造を有する場合であっても、特定の化合物由来の構成単位を更に有することにより、重合体の酸化劣化が抑制され、熱による黄変が抑制でき、保存安定性にも優れた重合体となることを見いだした。また、例えば、アセタール構造を有する重合体に特定の化合物を組み合わせることによっても、保存安定性に優れ、酸化劣化が抑制された硬化物を得ることができる重合体組成物となることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、下記の態様を含む。
<1>下記一般式(1)で表される構成単位(A)と、重合性基を有するヒンダードフェノール化合物、重合性基を有するヒンダードアミン化合物、シアノ(メタ)アクリレート化合物、重合性基を有するメラミン化合物、及び重合性基を有するチオール化合物からなる群より選択される少なくとも一種の単量体由来の構成単位(B)とを有する
ことを特徴とする重合体。
【0009】
TIFF
2025127347000001.tif
64
156
【0010】
(式中、Xは、水素原子又はメチル基を表す。Lは、2価の有機基を表す。A
1
は、酸素原子、硫黄原子又は-NR
3
-を表す。R
3
は、水素原子又は炭素数1~20の炭化水素基を表す。A
2
は、-OR
4
、-SR
5
又は-NR
6
R
7
を表す。R
4
、R
5
、R
6
及びR
7
は、同一又は異なって、水素原子又は炭素数1~20の有機基を表す。R
1
及びR
2
は、水素原子又は炭素数1~20の有機基を表す。)
<2>上記構成単位(A)は、酸又は熱により、側鎖末端にビニルエーテル基が生成される構造を有することを特徴とする上記<1>に記載の重合体。
<3>上記A
2
は、-O-(CO)-R
8
(R
8
は、炭素数1~19の炭化水素基を表す)を表すことを特徴とする上記<1>又は<2>に記載の重合体。
<4>更に、酸基を有する構成単位(C)を有することを特徴とする上記<1>~<4>のいずれかに記載の重合体。
<5>下記一般式(1)で表される構成単位(A)を有する重合体と、ヒンダードフェノール化合物、ヒンダードアミン化合物、シアノ(メタ)アクリレート化合物、メラミン化合物、及びチオール化合物からなる群より選択される少なくとも一種の化合物とを含むことを特徴とする重合体組成物。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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