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公開番号2025127942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024954
出願日2024-02-21
発明の名称搬送装置、移載装置、並びに搬送物の移載方法
出願人伊東電機株式会社
代理人個人
主分類B65G 43/10 20060101AFI20250826BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】合流部で受け入れた搬送物を、一定の姿勢にして下流側に搬送することができる搬送装置を提供する。
【解決手段】本流側搬送路2であって支流側搬送路3が接続された部位に移載装置10が配されており、移載装置10は、搬送物を前記本流側搬送路に対して順方向に移動させる順方向駆動と、搬送物を受け入れる方向に移動させる受け入れ方向駆動を行うことが可能であり、当て部材52を有し、当該当て部材は、支流側搬送路3の端部に対して対向する位置にあり、搬送物を支流側搬送路3から本流側搬送路2に移載する際に、少なくとも当て部材52に搬送物が当接するまで移載装置10の受け入れ方向駆動が続行される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
支流側搬送路と、当該支流側搬送路に対して搬送方向が異なる本流側搬送路を有し、前記支流側搬送路の末端が前記本流側搬送路に接続されていて搬送物を前記支流側搬送路から前記本流側搬送路に移載し、前記本流側搬送路によって搬送物を移動させることができる搬送装置において、
前記本流側搬送路であって前記支流側搬送路が接続された部位に移載装置が配されており、
当該移載装置は、搬送物を前記本流側搬送路に対して順方向に移動させる順方向駆動と、搬送物を受け入れる方向に移動させる受け入れ方向駆動を行うことが可能であり、
当て部材を有し、当該当て部材は、前記支流側搬送路の端部に対して対向する位置にあり、
前記搬送物を前記支流側搬送路から前記本流側搬送路に移載する際に、少なくとも前記当て部材に搬送物が当接するまで前記移載装置の前記受け入れ方向駆動が続行されることを特徴とする搬送装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記搬送物を前記支流側搬送路から前記本流側搬送路に移載する際に、前記当て部材に搬送物が当接した後も所定の間、前記移載装置の前記受け入れ方向駆動が続行されることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記移載装置はモータによって前記受け入れ方向駆動を行うものであり、当該モータの回転数を直接的に又は間接的に検知する回転数検知手段を有し、
前記搬送物を前記支流側搬送路から前記本流側搬送路に移載する際に、前記回転数検知手段によって前記モータの回転数を監視し、前記当て部材に搬送物を当接させるのに要するモータの回転数を超えて前記モータを回転させることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記搬送物を前記支流側搬送路から前記本流側搬送路に移載する際に、前記受け入れ方向駆動の駆動時間を監視し、前記当て部材に搬送物を当接させるのに要する駆動時間を超えて前記受け入れ方向駆動を続けることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記移載装置は、搬送物を前記本流側搬送路に対して順方向に移動させる主搬送コンベヤ部と、搬送物を受け入れる方向に移動させる副搬送コンベヤ部と、前記主搬送コンベヤ部又は前記副搬送コンベヤ部の少なくとも一方を昇降させる昇降手段を有し、
前記昇降手段によって主搬送コンベヤ部の搬送面を前記副搬送コンベヤ部の搬送面よりも上に位置させる主搬送状態と、前記副搬送コンベヤ部の搬送面を前記主搬送コンベヤ部の搬送面よりも上に位置させる受け入れ方向駆動状態の切り替えが可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の搬送装置。
【請求項6】
前記受け入れ方向駆動状態から前記主搬送状態に切り替える際に、前記主搬送コンベヤ部を駆動しつつ前記昇降手段で前記主搬送コンベヤ部又は前記副搬送コンベヤ部の少なくとも一方を昇降させることを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
【請求項7】
前記本流側搬送路の一部または全部を支持するコンベヤフレームを有し、当該コンベヤフレームの一部によって前記当て部材が構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の搬送装置。
【請求項8】
支流側搬送路と本流側搬送路の接続部の近傍に、搬送物の姿勢を検知する姿勢検知手段が設けられており、
搬送物の姿勢によって、前記受け入れ方向駆動の駆動期間が変更されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の搬送装置。
【請求項9】
支流側搬送路と、当該支流側搬送路に対して搬送方向が異なる本流側搬送路を有する搬送装置の合流部に使用される移載装置において、
搬送物を前記本流側搬送路に対して順方向に移動させる順方向駆動と、搬送物を受け入れる方向に移動させる受け入れ方向駆動を行うことが可能であり、
当て部材を有し、当該当て部材は、前記支流側搬送路の端部に対して対向する位置にあり、
搬送物を前記支流側搬送路から前記本流側搬送路に移載する際に、少なくとも前記当て部材に搬送物が当接するまで前記受け入れ方向駆動が続行されることを特徴とする移載装置。
【請求項10】
支流側搬送路から排出された搬送物を、当該支流側搬送路に対して搬送方向が異なる本流側搬送路に移載し、前記本流側搬送路によって搬送物を移動させる搬送物の移載方法において、
前記支流側搬送路の端部に対して対向する位置に当て部材を設け、
搬送物を前記支流側搬送路から前記本流側搬送路に移載する際に、前記当て部材に搬送物を押し当てて搬送物の姿勢を前記当て部材に沿わせ、その後に本流側搬送路によって搬送物を移動させることを特徴とする搬送物の移載方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、合流部を有する搬送装置に関するものである。また本発明は、搬送装置の合流部に使用される移載装置に関するものである。さらに本発明は、搬送物を移載する移載方法に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
配送場や集荷場、倉庫等には、搬送装置が設置される場合が多い。
例えば配送場は、複数の場所に搬送物の貯留場所があり、当該貯留場所から必要な物品が取り出されて所定の集合場所に搬送する。集合場所は限られており、多数の貯留場所から取り出された物品が最終的に集合場所に集められる。
そのため、貯留場所から集合場所に至る排出経路には複数の合流部がある。
【0003】
搬送装置の合流部は、支流側搬送路に本流側搬送路が接続された部位であると言える。
即ち、配送場等に敷設される搬送装置には、支流側搬送路に本流側搬送路が接続された合流部が複数存在する。合流部においては、搬送物を支流側搬送路から本流側搬送路に移載され、本流側搬送路によって搬送物を移動させる。
支流側搬送路から本流側搬送路に搬送物を移載する方法には、プッシャー等で支流側搬送路上の搬送物を本流側搬送路側に押し出す構造のものがある。
また特許文献1に開示されたような移載装置を利用する方法もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-67361号公報
特開2015-163549号公報
特開2019-119547号公報
WO2019/167864号公報
特開2013-230914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
プッシャー等で支流側搬送路上の搬送物を本流側搬送路側に押し出す構造の合流部は、装置の構成が簡単であるという利点があるが、本流側搬送路に導入された搬送物の姿勢が安定しないという問題がある。即ち、プッシャー等で押し出された搬送物は、その向きがまちまちとなり、歪んだ姿勢のままで下流側に搬送されてゆく場合がある。
特許文献1に開示されたような移載装置を使用する場合も同様であり、本流側搬送路に導入された搬送物の姿勢が安定せず、歪んだ姿勢のままで下流側に搬送されてしまう場合がある。
本発明は、上記した問題を解決することを課題とするものであり、合流部で受け入れた搬送物を、一定の姿勢にして下流側に搬送することができる搬送装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するための態様は、支流側搬送路と、当該支流側搬送路に対して搬送方向が異なる本流側搬送路を有し、前記支流側搬送路の末端が前記本流側搬送路に接続されていて搬送物を前記支流側搬送路から前記本流側搬送路に移載し、前記本流側搬送路によって搬送物を移動させることができる搬送装置において、前記本流側搬送路であって前記支流側搬送路が接続された部位に移載装置が配されており、 当該移載装置は、搬送物を前記本流側搬送路に対して順方向に移動させる順方向駆動と、搬送物を受け入れ方向に移動させる受け入れる方向駆動を行うことが可能であり、当て部材を有し、当該当て部材は、前記支流側搬送路の端部に対して対向する位置にあり、 前記搬送物を前記支流側搬送路から前記本流側搬送路に移載する際に、少なくとも前記当て部材に搬送物が当接するまで前記移載装置の前記受け入れ方向駆動が続行されることを特徴とする搬送装置である。
【0007】
本態様の搬送装置では、合流部に移載装置が設けられている。移載装置は、搬送物を本流側搬送路に対して順方向に移動させる順方向駆動と、搬送物を受け入れる方向に移動させる受け入れ方向駆動を行うことが可能である。また本態様で採用する移載装置は、当て部材を有し、当該当て部材は、前記支流側搬送路の端部に対して対向する位置に設けられている。
本態様の搬送装置では、移載装置を受け入れる方向に駆動して搬送物を本流側搬送路に引き入れる。ここで本態様の搬送装置では、搬送物を支流側搬送路から本流側搬送路に移載する際に、少なくとも当て部材に搬送物が当接するまで受け入れ方向駆動が続行される。
そのため搬送物は当て部材に押し当てられ、姿勢が修正される。
【0008】
上記した態様において、前記搬送物を前記支流側搬送路から前記本流側搬送路に移載する際に、前記当て部材に搬送物が当接した後も所定の間、前記移載装置の前記受け入れ方向駆動が続行されることが望ましい。
【0009】
本態様によると、搬送物が全面的に当て部材に押し付けられ、搬送物の姿勢が確実に修正される。
また仮に搬送物が当て部材に衝突して跳ね返ってしまった場合であっても、搬送物は再度当て部材側に移動して当て部材に押し当てられ、姿勢が修正される。
【0010】
上記した各態様において、前記移載装置はモータによって前記受け入れ方向駆動を行うものであり、当該モータの回転数を直接的に又は間接的に検知する回転数検知手段を有し、前記搬送物を前記支流側搬送路から前記本流側搬送路に移載する際に、前記回転数検知手段によって前記モータの回転数を監視し、前記当て部材に搬送物を当接させるのに要するモータの回転数を超えて前記モータを回転させることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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