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公開番号
2025128437
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025038
出願日
2024-02-22
発明の名称
凹凸構造体、及び凹凸構造体の製造方法
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
,
個人
主分類
B29C
64/393 20170101AFI20250827BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】流体抵抗の低減効果に優れ、耐久性も兼ね備えた凹凸構造体の提供。
【解決手段】基材と、前記基材の表面に設けられた複数の凸部と、を有し、前記複数の凸部の少なくとも一部の各凸部が、(1)高さ方向、幅方向、及び内外方向の少なくともいずれかにマルテンス硬度の勾配を有する、及び/又は(2)幅方向に互いにマルテンス硬度が異なる部位を有する凹凸構造体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、
前記基材の表面に設けられた複数の凸部と、を有し、
前記複数の凸部の少なくとも一部の各凸部が、(1)高さ方向、幅方向、及び内外方向の少なくともいずれかにマルテンス硬度の勾配を有する、及び/又は(2)幅方向に互いにマルテンス硬度が異なる部位を有することを特徴とする凹凸構造体。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記(1)及び/又は(2)を満たす各凸部の少なくとも一部が、100N/mm
2
以下である請求項1に記載の凹凸構造体。
【請求項3】
前記凸部が、光硬化性組成物の硬化物である請求項1又は2に記載の凹凸構造体。
【請求項4】
前記凸部におけるマイクロスラリージェットエロージョン(MSE)摩耗量が、3μm以下である請求項1又は2に記載の凹凸構造体。
【請求項5】
前記凸部における純水接触角が、90°以上である請求項1又は2に記載の凹凸構造体。
【請求項6】
前記基材と、前記複数の凸部との間に、光硬化性組成物の硬化物である支持体層を更に有する請求項1又は2に記載の凹凸構造体。
【請求項7】
流体抵抗低減用である請求項1又は2に記載の凹凸構造体。
【請求項8】
基材上の各領域に、第1の光硬化性組成物と、前記第1の光硬化性組成物とはその硬化物のマルテンス硬度が異なる第2の光硬化性組成物の混合比率を制御して付与することで、(1)硬化後の高さ方向、幅方向、及び内外方向の少なくともいずれかにマルテンス硬度の勾配を有する、及び/又は(2)硬化後の幅方向に互いにマルテンス硬度が異なる部位を有する凸部を複数形成する工程と、
複数の前記凸部に光を照射する工程と、
を含むことを特徴とする凹凸構造体の製造方法。
【請求項9】
前記第1の光硬化性組成物の硬化物におけるマルテンス硬度が、10N/mm
2
以下であり、
前記第2の光硬化性組成物の硬化物におけるマルテンス硬度が、100N/mm
2
以上である請求項8に記載の凹凸構造体の製造方法。
【請求項10】
前記光硬化性組成物の粘度が、20℃~60℃のいずれかで30mPa・s以下である請求項8又は9に記載の凹凸構造体の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、凹凸構造体、及び凹凸構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、移動体や回転体、流体移送などの技術分野において、省エネルギーや二酸化炭素削減の実現のために、流体抵抗を低減するための研究が盛んに行われている。また、航空機、新幹線などの高速移動体や風力発電などのブレード回転体の風切り音が騒音公害の問題になっており、流体抵抗を低減する技術の適用が検討されている。
【0003】
流体抵抗を低減する技術としては、例えば、基材表面に、サメ肌を模したリブレットと呼ばれる凹凸形状を設けることが知られている。リブレット形状により、流体の乱流摩擦抵抗を低減できることが知られている。
【0004】
従来、流体抵抗を低減する構造として、リブレット隆起部と、前記リブレット隆起部が延びる基部とを含むフルオロシリコーンリブレット構造と、前記フルオロシリコーンリブレット構造に隣接するフルオロシリコーン層と、前記基部に近接する支持層であって、金属下層と、接着剤下層と、少なくとも1つの熱可塑性下層とを含む前記支持層とを備える、多層リブレットアップリケが報告されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、表面に、圧力抵抗を低減可能な凹凸構造を有する、凹凸樹脂フィルムが報告されており(例えば、特許文献2参照)、具体的には、凹凸部を形成した塩化ビニルなどの樹脂フィルムを張り付ける方法が報告されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、流体抵抗の低減効果に優れ、耐久性も兼ね備えた凹凸構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するための手段としての本発明の凹凸構造体は、基材と、前記基材の表面に設けられた複数の凸部と、を有し、前記複数の凸部の少なくとも一部の各凸部が、(1)高さ方向、幅方向、及び内外方向の少なくともいずれかにマルテンス硬度の勾配を有する、及び/又は(2)幅方向に互いにマルテンス硬度が異なる部位を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、流体抵抗の低減効果に優れ、耐久性も兼ね備えた凹凸構造体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態の凹凸構造体の一例を示す斜視概略図である。
図2は、図1の凹凸構造体の断面図である。
図3は、本実施形態の凹凸構造体の他の例を示す断面図である。
図4は、本実施形態の凹凸構造体の他の例を示す断面図である。
図5は、本実施形態の凹凸構造体の他の例を示す断面図である。
図6は、マルテンス硬度の勾配を有する凸部の一例を示す説明図である。
図7は、マルテンス硬度の勾配を有する凸部の説明図である。
図8は、マルテンス硬度の勾配を有する凸部の説明図である。
図9は、マルテンス硬度の勾配を有する凸部の説明図である。
図10は、マルテンス硬度が異なる部位を有する凸部の説明図である。
図11は、本実施形態の凹凸構造体の製造方法の一例を示す図である。
図12は、本実施形態の凹凸構造体の製造方法の一例を示す図である。
図13は、本実施形態の凹凸構造体の製造方法の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(凹凸構造体)
本実施形態における凹凸構造体は、基材と、前記基材の表面に設けられた複数の凸部と、を有し、前記複数の凸部の少なくとも一部の各凸部が、(1)高さ方向、幅方向、及び内外方向の少なくともいずれかにマルテンス硬度の勾配を有する、及び/又は(2)幅方向に互いにマルテンス硬度が異なる部位を有する。
前記凹凸構造体は、一実施形態において、基材への密着性、及び耐久性の観点から、支持体層を更に有することが好ましく、別の実施形態において、軽量化、及び対象物の燃費の観点から、支持体層を有しないことが好ましく、いずれの態様も好適に選択することができる。
前記凹凸構造体は、更に必要に応じてその他の部材を含んでもよい。
前記凹凸構造体は、流体抵抗低減用の凹凸構造体として好適に利用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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