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公開番号2025127332
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024024011
出願日2024-02-20
発明の名称媒体処理装置及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B65H 37/04 20060101AFI20250825BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】液体付与を伴う媒体処理において、液体付与の前の媒体が有する液体量に応じて、液体付与後の媒体が有する液体量の均一化を図る媒体処理装置を提供するである。
【解決手段】液体付与が行われる前の媒体が有する液体の量を検知する液体量検知部と、媒体を乾燥させる媒体乾燥部と、液体量検知部が検知した液体の量に応じて、媒体に液体付与がなされた後の当該媒体が有する液体の量としての含有液量を、調整するために媒体乾燥部の動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、綴じ装置における綴じ処理により綴じられる媒体束を構成する各媒体の含有液量が均一になるように、媒体乾燥部の動作を制御する、媒体処理装置である。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
一部に液体付与をした媒体を複数束ねた媒体束を綴る綴じ装置に、前記液体付与がなされる媒体を供給する媒体処理装置であって、
前記液体付与が行われる前の前記媒体が有する液体の量を検知する液体量検知部と、
前記媒体を乾燥させる媒体乾燥部と、
前記液体量検知部が検知した前記液体の量に応じて、前記媒体に前記液体付与がなされた後の当該媒体が有する液体の量としての含有液量を、調整するために前記媒体乾燥部の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記綴じ装置における綴じ処理により綴じられる前記媒体束を構成する各媒体の含有液量が均一になるように、前記媒体乾燥部の動作を制御する、
ことを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記媒体乾燥部は前記媒体に送風をする送風手段を備え、
前記制御部は、前記液体の量が所定の閾値を超えるとき前記送風手段を動作させる、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記送風手段は前記送風の強度を可変可能であり、
前記制御部は、前記液体の量が前記閾値を超える度合いに応じて当該送風の強度を可変させる、
請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記液体量検知部が前記液体の量を検知するから前記綴じ処理を施される位置までの、前記媒体の搬送距離に応じて前記媒体乾燥部の動作を制御する、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記媒体乾燥部は、前記媒体に熱を加える加熱手段を備え、
前記制御部は。前記液体の量が所定の閾値を超えるとき前記加熱手段を動作させる、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記媒体乾燥部は、前記媒体に送風をする送風手段と前記媒体に熱を加える加熱手段を備え、
前記制御部は、前記液体の量が所定の閾値を超える度合いに応じて前記送風を動作させるか又は前記加熱手段を動作させる、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項7】
前記綴じの処理は、前記液体付与をされた少なくとも一枚の前記媒体を含む媒体束の一部を加圧変形させて綴じる圧着綴じであり、
前記含有液量は当該加圧変形がなされる部分が含有する液体の量である、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項8】
媒体に画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置によって画像が形成された複数の前記媒体に所定の処理を施す請求項1に記載の媒体処理装置と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体処理装置及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
シート状の媒体に対して所定の処理を行なう媒体処理装置が知られている。所定の処理としては、媒体を積層してなる媒体束の一部を加圧変形させて綴る圧着綴じが知られている。また、媒体束を形成する媒体に画像を形成する画像形成装置と、媒体処理装置とを連携させて、画像を形成した媒体束を形成する画像形成システムも知られている。なお、画像形成装置の胴内に上記の機能を備える媒体処理装置を備えるものも知られている。
【0003】
圧着綴じにおける安定した綴じ品質を提供する目的で、画像形成処理の条件及び環境条件に応じた液体付与と媒体にして圧着綴じ力を向上させるために、媒体に付与する液体の付与量を制御する構成が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の構成では、媒体束を構成する各媒体において、液体付与の前に有している液体量が異なることで、液体付与後の各媒体の液体量にバラツキが生じる、という課題を有する。
【0005】
本発明は、液体付与を伴う媒体処理において、液体付与の前の媒体が有する液体量に応じて、液体付与後の媒体が有する液体量の均一化を図る媒体処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、媒体処理装置に関し、一部に液体付与をした媒体を複数束ねた媒体束を綴る綴じ装置に、前記液体付与がなされる媒体を供給する媒体処理装置に関し、前記液体付与が行われる前の前記媒体が有する液体の量を検知する液体量検知部と、前記媒体を乾燥させる媒体乾燥部と、前記液体量検知部が検知した前記液体の量に応じて、前記媒体に前記液体付与がなされた後の当該媒体が有する液体の量としての含有液量を、調整するために前記媒体乾燥部の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記綴じ装置における綴じ処理により綴じられる前記媒体束を構成する各媒体の含有液量が均一になるように、前記媒体乾燥部の動作を制御する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、液体付与を伴う媒体処理において、液体付与の前の媒体が有する液体量に応じて、液体付与後の媒体が有する液体量の均一化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る画像形成システム1の全体構成を示す図。
後処理装置の内部構造を示す図。
端綴じ処理部を搬送方向の上流側から見た模式図。
端綴じ処理部を主走査方向の液体付与手段側から見た模式図。
上記画像形成システム1の制御構成を例示する機能ブロック図。
本発明の一実施形態に係る画像形成システム1の第一実施例を示す図。
上記第一実施例に係る液体センサの概略を説明する図。
上記第一実施例に係る液体センサの検知範囲を説明する図。
第一実施例に係る制御処理のシーケンス図。
上記第一実施例に係る含有液量の推定範囲を例示する図。
上記第一実施例に係る判定条件テーブルを例示する図。
第二実施例に係る制御処理のシーケンス図。
上記第二実施例に係る判定条件テーブルを例示する図。
本発明の一実施形態に係る画像形成システム1の第三実施例を示す図。
上記第三実施例の変形例を示す図。
上記第三実施例に係る制御処理のシーケンス図。
上記第三実施例に係る判定条件テーブルを例示する図。
本発明の一実施形態に係る画像形成システム1の第四実施例を示す図。
上記第四実施例に係る制御処理のシーケンス図。
本発明の一実施形態に係る画像形成システム1の第五実施例を示す図。
上記第五実施例に係る媒体乾燥部の概略を説明する図。
上記第五実施例に係る制御処理のシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[画像形成システム1の実施形態]
以下、本発明に係る画像形成システム1について、図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成システム1の全体構成を示す図である。画像形成システム1は、シート状の媒体の一種としての用紙Pに画像を形成する機能、画像が形成された用紙Pに画像形成後の処理としての後処理を施す機能、などを有する。図1に示すように、本発明に係る媒体処理装置としての画像形成システム1は、画像形成装置2と、画像形成装置2において処理がされた用紙Pに対して所定の処理を施す媒体処理装置としての後処理装置3と、を連動するように構成されている。
【0010】
なお、本実施形態では、画像形成システム1において処理の対象とする媒体をシート状の「紙」を前提にする表記を用いているが、処理対象の媒体は紙に限定されるものではない。例えば、従来から知られている画像形成プロセスにおいて画像を形成することが可能な媒体であって、折り処理や綴じ処理の対象物となる媒体であれば、素材や仕様を問わないものとする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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