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公開番号2025127146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023686
出願日2024-02-20
発明の名称給送装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 3/06 20060101AFI20250825BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シートを搬送するローラの駆動開始遅れを解消する。
【解決手段】本発明の給送装置は、給送トレイにセットされたシート束の最上層からシートをローラによって1枚ずつ分離して下流側に給送する給送装置において、ローラ(給送ローラ8、分離ローラ9)がワンウェイクラッチを介して駆動軸と接続され、駆動軸を回転してシートの給送を開始する前に、駆動軸をプレ回転することを特徴とする。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
給送トレイにセットされたシート束の最上層からシートをローラによって1枚ずつ分離して下流側に給送する給送装置において、前記ローラがワンウェイクラッチを介して駆動軸と接続され、前記駆動軸を回転して給送を開始する前に、前記駆動軸をプレ回転することを特徴とする給送装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記プレ回転によって前記ワンウェイクラッチの遅れ角を低減することを特徴とする請求項1の給送装置。
【請求項3】
前記プレ回転を、先に給送したシートの後端部が前記ローラから離間した後であって、次に給送するシートを前記ローラから給送する前に行うことを特徴とする請求項1の給送装置。
【請求項4】
前記プレ回転を、シートの後端部が前記ローラから離間した後に行うことを特徴とする請求項1の給送装置。
【請求項5】
前記プレ回転を、
前記給送トレイにシート束がセットされたとき、
前記給送トレイから最後に給送が行われて所定時間を経過したとき、
前記給送トレイを複数備え、1の給送トレイから給送した後に他の給送トレイからシートを給送するとき、
前記給送装置の電源がOFF状態からON状態になったとき、又は
前記給送装置の電源がスリープ状態から通常状態になったとき、
のいずれか1のときに行うことを特徴とする請求項1の給送装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項の給送装置を有することを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は給送装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、給送トレイにセットされたシート束(例.用紙束)の最上層から一枚ずつシート(例.用紙)を取り出して画像形成部に給送(例.給紙)する給送装置(例.給紙装置)を備える。この給送装置は、FRR給送方式やRF給送方式では、シート束の最上層のシートに接触してシートを取り出すピックアップローラと、取り出したシートを一枚ずつに分離する給送ローラ及び分離ローラを有する。
【0003】
給送ローラと分離ローラの間のニップで一枚ずつに分離されたシートは、給送ローラと分離ローラの駆動により下流側の搬送ローラに搬送される。ピックアップローラと給送ローラは、シートが搬送ローラに送られた後に駆動停止され、その後シートは搬送ローラの駆動によりさらに下流側へ搬送される。
【0004】
ピックアップローラと給送ローラは、駆動停止されても、搬送ローラで搬送されるシートに対して連れ回り回転する。この連れ回り回転は、下流側の搬送ローラのシート搬送を阻害しないためであり、ピックアップローラと給送ローラの駆動軸には、連れ回り回転を可能にするワンウェイクラッチが配設されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
連れ回り回転時のピックアップローラと給送ローラは、ワンウェイクラッチの噛み合いが解除されている。このため、ピックアップローラと給送ローラの次の駆動時に、ワンウェイクラッチがロック方向で連結する(噛み合う)までに遅れ角(バックラッシュとも呼称される)が発生する。この遅れ角の分だけ、ピックアップローラと給送ローラの次の駆動開始が遅れる。
【0006】
駆動開始の遅れは、ワンウェイクラッチの遅れ角以外の以下の要因1)~3)によっても生じる。
1)ピックアップローラと給送ローラの駆動ギヤ列のバックラッシュ
2)給送ローラ駆動軸とカップリングとの間のガタ
3)ピックアップローラとそれを駆動するカップリングとのガタ
【0007】
したがって、ピックアップローラと給送ローラの駆動開始がさらに遅れる可能性もある。このため、駆動軸をある程度回転させた後でないと、ピックアップローラと給送ローラを駆動することができないという課題がある。
【0008】
本発明は前記課題を解決するため、シートを搬送するローラの駆動開始遅れを解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するための本発明の給送装置は、給送トレイにセットされたシート束の最上層からシートをローラによって1枚ずつ分離して下流側に給送する給送装置において、前記ローラがワンウェイクラッチを介して駆動軸と接続され、前記駆動軸を回転して給送を開始する前に、前記駆動軸をプレ回転することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、シートを搬送するローラの駆動開始遅れを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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