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公開番号2025128504
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025195
出願日2024-02-22
発明の名称建物
出願人成友建設株式会社
代理人個人
主分類E04B 1/76 20060101AFI20250827BHJP(建築物)
要約【課題】優れた断熱性を有する建物を提供すること。
【解決手段】建物1は、外壁5に面する部分において、共に鉛直方向に延び、隣り合う一対の第1、第2内側垂直材711、712を備える内側躯体3と、内側躯体3と外壁5との間に位置し、第1内側垂直材711の外壁5側に並んで配置され鉛直方向に延びる第1外側垂直材811および第2内側垂直材712の外壁5側に並んで配置され鉛直方向に延びる第2外側構造材812を備える外側躯体4と、第1、第2外側垂直材811、812の間に形成された外側空間S11と、第1、第2内側垂直材711、712の間に形成された内側空間S11を備え、厚さが200mm以上の第1空間S1と、を有する。そして、第1空間S1内に厚さが200mm以上の第1断熱ボード91が配置されている。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
外壁に面する部分において、
共に鉛直方向に延び、隣り合う一対の第1内側垂直材および第2内側垂直材を備える内側躯体と、
前記内側躯体と前記外壁との間に位置し、前記第1内側垂直材の前記外壁側に並んで配置され鉛直方向に延びる第1外側垂直材および前記第2内側垂直材の前記外壁側に並んで配置され鉛直方向に延びる第2外側垂直材を備える外側躯体と、
前記第1外側垂直材および前記第2外側垂直材の間に形成された外側空間と、前記第1内側垂直材および前記第2内側垂直材の間に形成された内側空間と、を備え、厚さが200mm以上の第1空間と、を有することを特徴とする建物。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1内側垂直材、前記第2内側垂直材、前記第1外側垂直材および前記第2外側垂直材は、それぞれ、厚さが120mm以上である請求項1に記載の建物。
【請求項3】
前記第1空間内に配置され、厚さが200mm以上、かつ、前記第1空間の厚さ以下である第1断熱ボードを有する請求項1に記載の建物。
【請求項4】
前記内側躯体の屋内側に配置された内装ボード材をさらに有し、
前記第1断熱ボードの厚さは、前記第1空間の厚さよりも小さく、
前記内装ボード材と前記第1断熱ボードとの間に隙間が形成されている請求項3に記載の建物。
【請求項5】
前記第1断熱ボードは、前記外側空間内に配置され、前記外側空間と同じ厚さの外側断熱ボードと、前記内側空間内に配置され、前記内側空間の厚さよりも小さい厚さの内側断熱ボードと、を有する請求項4に記載の建物。
【請求項6】
前記外側断熱ボードは、前記内側断熱ボードよりも高さ方向に長く、
前記外側断熱ボードの下端は、前記内側断熱ボードの下端よりも下側に位置し、
前記外側断熱ボードの上端は、前記内側断熱ボードの上端よりも上側に位置する請求項5に記載の建物。
【請求項7】
前記内側躯体は、前記内側空間の下側に位置し、水平方向に延びて前記第1内側垂直材および前記第2内側垂直材を連結する第1内側横架材と、前記内側空間の上側に位置し、水平方向に延びて前記第1内側垂直材および前記第2内側垂直材を連結する第2内側横架材と、を有し、
前記外側躯体は、前記外側空間の下側において前記第1内側横架材の前記外壁側に並んで配置され、水平方向に延びて前記第1外側垂直材および前記第2外側垂直材を連結する第1外側横架材と、前記外側空間の上側において前記第2内側横架材の前記外壁側に並んで配置され、水平方向に延びて前記第1外側垂直材および前記第2外側垂直材を連結する第2外側横架材と、を有し、
前記第1外側横架材の上面は、前記第1内側横架材の上面よりも下側に位置し、
前記第2外側横架材の下面は、前記第2内側横架材の下面よりも上側に位置する請求項6に記載の建物。
【請求項8】
床下に面する部分において、
共に水平方向に延び、隣り合う一対の第1横架材および第2横架材を備え、
前記第1横架材と前記第2横架材の間に形成され、厚さが200mm以上の第2空間と、
前記第2空間内に配置され、厚さが200mm以上の第2断熱ボードと、を有する請求項1に記載の建物。
【請求項9】
前記第1横架材および前記第2横架材の上側に配置された床板材をさらに有し、
前記第2断熱ボードの厚さは、前記第2空間の厚さよりも小さく、
前記床板材と前記第2断熱ボードとの間に隙間が形成されている請求項8に記載の建物。
【請求項10】
屋根に面する部分において、
共に水平方向に延び、隣り合う一対の第3横架材および第4横架材を備え、
前記第3横架材と前記第4横架材の間に形成され、厚さが200mm以上の第3空間と、
前記第3空間内に配置され、厚さが200mm以上の第3断熱ボードと、を有する請求項1に記載の建物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載されているように、住宅の工法として、柱(垂直材)と梁(横架材)とを組み合わせた軸組工法が従来から広く知られている。このような軸組工法では、一般的に、4寸柱または3.5寸柱が使用される。なお、4寸柱は、120mm角の柱であり、3.5寸柱は、105mm角の柱である。また、このような軸組工法の住宅において断熱性を確保する1つの方法として、壁内に断熱ボードを配置する充填断熱工法が知られている。
【0003】
近年では、電気、ガス等のエネルギーの高騰により、高断熱の住宅が非常に注目されているが、充填断熱工法の場合、4寸柱であれば厚さが120mm以下の断熱ボードしか使用できず、3.5寸柱であれば厚さが105mm以下の断熱ボードしか使用できない。実際に、現状では、厚さが80mm~120mmの断熱ボードを使用するのが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平08-270073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、厚さが120mm以下の断熱ボードしか使用できないと、さらに高い断熱性を獲得することが難しい。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、優れた断熱性を有する建物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的は、下記の発明により達成される。
【0008】
(1) 外壁に面する部分において、
共に鉛直方向に延び、隣り合う一対の第1内側垂直材および第2内側垂直材を備える内側躯体と、
前記内側躯体と前記外壁との間に位置し、前記第1内側垂直材の前記外壁側に並んで配置され鉛直方向に延びる第1外側垂直材および前記第2内側垂直材の前記外壁側に並んで配置され鉛直方向に延びる第2外側垂直材を備える外側躯体と、
前記第1外側垂直材および前記第2外側垂直材の間に形成された外側空間と、前記第1内側垂直材および前記第2内側垂直材の間に形成された内側空間と、を備え、厚さが200mm以上の第1空間と、を有することを特徴とする建物。
【0009】
(2) 前記第1内側垂直材、前記第2内側垂直材、前記第1外側垂直材および前記第2外側垂直材は、それぞれ、厚さが120mm以上である上記(1)に記載の建物。
【0010】
(3) 前記第1空間内に配置され、厚さが200mm以上、かつ、前記第1空間の厚さ以下である第1断熱ボードを有する上記(1)に記載の建物。
(【0011】以降は省略されています)

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