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公開番号2025127395
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024024135
出願日2024-02-20
発明の名称居住車両用駐車場
出願人個人
代理人
主分類E04H 6/02 20060101AFI20250825BHJP(建築物)
要約本発明は車両内部を生活空間として利用する者に住所とプライバシーを提供する居住車両用駐車場である。
【課題】 複数の居室を伴わない車庫を備え、且つ前記車庫は車両内の空間を居住空間とする居住車両を入庫させる車庫であり、且つ前記各車庫用の郵便受けを備え、且つ前記各車庫に隣接して設置するための前記各車庫用の物置が設置可能であり、且つ前記車庫と接続され、水回りの施設が設置された共同棟を備えることを特徴とする
【解決手段】
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数以上の車庫を備え、前記各車庫用の郵便受けを備え、前記各車庫用に物置が設置可能であり、且つ水回りの施設を共同棟に設置することを特徴とする居住車両用駐車場。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記車庫から前記車庫用の物置に直接移動できるように出入り口を設けた請求項1の居住車両用駐車場。
【請求項3】
多数の居住車両用駐車場を運営し、前記各車庫用の物置を利用者が引っ越しの時に、前記運営する他の居住車両用駐車場の車庫に移設可能とした請求項1の居住車両用駐車場。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数以上の車庫を備え、各前記車庫用の郵便受け、および水回りの設備、および物置を備えることを特徴とした車両内の空間を居住空間とする車両用の駐車場に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
完全自動運転車が実用化された時、人は運転という作業から解放される。また、運転席がなくなり車内のスペースを広くとることが可能となる。長距離を走る車両であれば移動時間を快適に過ごすため内部空間が部屋のようなモデルが開発されても不思議ではなく、ほぼ車内のみで生活できるようになる。しかし、現在日本の法律において車両を住所として登録することはできない。そこで、内部空間が部屋のような車両に住所として登録できる駐車場を設けて提供する。現在、内部空間が部屋のような車両としてキャンピングカーがあり、キャンピングカーで生活しているひとも少なからず存在している。キャンピングカーで生活している人は住所を親類か知人の家で登録している。現在キャンピングカーで生活する人は主に旅をする人であり、月極料金を払って定位置の駐車場を契約するメリットは少ない。しかし、内部空間が部屋のような完全自動運転車を求める人の多くは、仕事を持ち、尚且つある程度一か所に定住する人であると予想される。本発明は完全自動運転車が実用化した後を想定したものであるが、人が運転する乗用車でも利用可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-162591号
韓国公開特許第10-2021-0047580号
特開2010-203177号
実願平03-067605号
特開2006-118218号
特開平06-299719号
特開平06-047519号
特開平05-094468号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
所得が少ない者にとって住居と自動車を両方所有することは難しい。現在日本の法律において車両を住所として登録することはできないので、住居と自動車の二択ならば住居が選択される。そうなると交通の便の良い都会に人が集中して田舎から人が流出する傾向に歯止めがかからなくなる。本発明は内部空間が部屋のような完全自動運転車に住所とプライバシーを提供する。本発明の施設を全国の各地に設けることで、所得の少ない者にも住居と自動車を所有することができ、人流を起こすことで経済を活性化しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、居住車両用駐車場において請求項1に係るものは、複数以上の車庫を備え、前記各車庫用の郵便受けを備え、前記各車庫用に物置が設置可能であり、且つ水回りの施設を共同棟に設置することを特徴とするものである。
【0006】
請求項2に係るものは、請求項1に係るものにおいて、前記車庫から前記車庫用の物置に直接移動できるように出入り口を設けたものである。
【0007】
請求項3に係るものは、請求項1に係るものにおいて、多数の居住車両用駐車場を運営し、前記各車庫用の物置を利用者が引っ越しの時に、前記運営する他の居住車両用駐車場の車庫に移設可能としたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、以上説明したように構成されており、以下に記載されるような効果を有する。 請求項1に係る仕組みを用いた場合、車両内で生活するための設備を提供することができる。既存の駐車場と異なる点は、利用者が車庫内に駐車した車両内で生活することを前提としている点である。車庫があることで無断駐車されることがなるなる。また、プライバシーの確保や環境音を遮断や断熱のためにも車庫は必要である。
【0009】
各利用者の住所をトイレなどが設置されている共同棟の住所で登録ができる。郵便受けは各車庫に設置してもよいし共同棟に設置してもよい。本発明は不特定多数の人が利用する駐車場やモーテルと異なる。郵便受けは利用者が長期定住するために必要な設備である。
【0010】
生活する上で、水回りの設備が不可欠であるが、各車庫に水回りの設備を備えるとコストがかさんでしまう。賃貸料が高くなると居住車両用駐車場にメリットを感じなくなってしまう。なので、水回りの設備は共同棟に設置することでコストを下げる。トレイは必須であるがキッチンや風呂は必須ではない。また、風雨などでも安全に移動できるように各車庫と共同棟を連結する廊下はあった方がよい。また、共同棟に管理者を置いて各設備のメンテナンスをさせてもよい。利用者の中から管理者を選んでその者の賃貸料を値引きしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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