TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025129612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026358
出願日2024-02-26
発明の名称液体凍結装置
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F25D 23/02 20060101AFI20250829BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】凍結槽の上面の開口部を昇降機構によって上下に昇降させる蓋体により閉塞する液体凍結装置において、蓋体を凍結槽の開口部の上側に水平方向に精度良く載置する。
【解決手段】液体凍結装置10は、上面に開口部20aを有した凍結槽20と、凍結槽20の上面の開口部20aを開閉自在に塞ぐ蓋体23と、蓋体23を上下に昇降させる昇降機構40とを備えている。昇降機構40は、凍結槽20の一側にて上下方向に延びるシャフト46と、シャフト46に上下に移動自在に支持されるスライダ47と、スライダ47から凍結槽20の上側に延出して蓋体23が固定されたアーム49とを備え、スライダ47を上下に移動させることによって上下に昇降する蓋体23により凍結槽20の開口部20aを開閉するようにしたものであり、アーム49をスライダ47に対して水平軸線回りに回動可能に支持させた。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
上面に開口部を有して内部に貯えた不凍液により被凍結物を凍結させる凍結槽と、
前記凍結槽の上面の開口部を開閉自在に塞ぐ蓋体と、
前記蓋体を上下に昇降させる昇降機構とを備え、
前記昇降機構は、前記凍結槽の一側にて上下方向に延びるシャフトと、前記シャフトに上下に移動自在に支持されるスライダと、前記スライダから前記凍結槽の上側に延出して前記蓋体が固定されたアームとを備え、前記スライダを上下に移動させることによって前記蓋体を前記凍結槽の上側で上下に昇降させて前記凍結槽の開口部を開閉するようにした液体凍結装置であって、
前記アームを前記スライダに対して水平軸線回りに回動可能に支持させたことを特徴とする液体凍結装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体凍結装置において、
前記蓋体の下側には被凍結物を収納可能とする収納籠が取り付けられており、
前記昇降機構は、前記収納籠が前記凍結槽内の不凍液の液面より上側の位置で、前記蓋体を上昇させながら前記蓋体における前記凍結槽の一側と反対側を上方に回動させることにより前記収納籠における前記凍結槽の一側と反対側が上側となるように傾斜させるガイド機構を備えたことを特徴とする液体凍結装置。
【請求項3】
請求項2に記載の液体凍結装置において、
前記凍結槽の開口部周縁には障害物を検出する障害物センサを設け、
前記障害物センサにより障害物を検出したときに前記昇降機構によって前記蓋体を昇降させないように制御することを特徴とする液体凍結装置。
【請求項4】
請求項3に記載の液体凍結装置において、
前記蓋体及び前記収納籠が昇降する過程で前記障害物センサにより障害物として検出されるときであっても、前記昇降機構により前記蓋体を昇降可能となるように制御することを特徴とする液体凍結装置。
【請求項5】
請求項2または3に記載の液体凍結装置において、
前記凍結槽の開口部には前記凍結槽の側面の上部から外側に斜め上方に傾斜する傾斜部を設けたことを特徴とする液体凍結装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食材や調理物等の被凍結物を冷却した不凍液によって凍結させる液体凍結装置に関し、凍結槽の上面の開口部を開閉する蓋を上下に昇降させる昇降機構を有する液体凍結装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、食材や調理物等の被凍結物を冷却した不凍液によって凍結させる食品冷凍装置が開示されている。この食品冷凍装置は、上面に開口部を有して不凍液を貯える冷凍槽と、冷凍槽の上面の開口部を開閉自在に塞ぐ蓋体と、冷凍槽内の不凍液を冷却する冷凍装置と、冷凍槽内の不凍液を撹拌する撹拌手段とを備えている。この食品冷凍装置においては、冷凍槽内の不凍液は冷凍装置を構成する冷媒管を循環する冷媒により冷却されており、上面の開口部から食材や調理物等の被凍結物を入れた籠を冷凍槽内に入れて不凍液に浸漬させると、籠に入れた被凍結物は不凍液と熱交換されて凍結される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-298973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で用いられている食品冷凍装置(液体凍結装置)で食材や調理物等の被凍結物を凍結させるときには、食材や調理物等の被凍結物を籠(収納籠)に収納するようにし、被凍結物を収納した籠を冷凍槽(凍結槽)内の不凍液に浸漬するようにしている。この種の食品冷凍装置においては、冷凍槽を大型化することにより大型の籠に多量の被凍結物を入れることが可能となる。大型の籠に多量の被凍結物を入れるようしたときには、被凍結物を入れた籠を冷凍槽に浸漬させたり、被凍結物を入れた籠を冷凍槽から持ち上げるのが重くて困難になる。このため、冷凍槽の上面の開口部に設けた蓋体の下側に籠を取り付けるようにし、蓋体を籠とともに上下に昇降させることによって、多量の被凍結物を入れる籠を冷凍槽に浸漬させたり、多量の被凍結物を入れた籠を凍結槽から持ち上げやすくすることができる。しかし、蓋体を昇降機構によって上下に昇降させたときに、蓋体を水平方向での高さの精度を良好に冷凍槽の上面の開口部に載置しにくく、蓋体を冷凍槽の上面の開口部に水平方向での高さの精度を良好に載置できないと、冷凍槽内の不凍液の温度が上昇したり、冷凍槽の開口部と蓋体との間から不凍液が揮発して漏出するおそれがある。本発明は、凍結槽の上面の開口部を昇降機構によって上下に昇降させる蓋体により閉塞する液体凍結装置において、蓋体を凍結槽の上面の開口部の上側で水平方向での高さの精度を良好に載置するようにして、凍結槽の開口部を精度良く塞ぐようにする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記課題を解決するために、上面に開口部を有して内部に貯えた不凍液により被凍結物を凍結させる凍結槽と、凍結槽の上面の開口部を開閉自在に塞ぐ蓋体と、蓋体を上下に昇降させる昇降機構とを備え、昇降機構は、凍結槽の一側にて上下方向に延びるシャフトと、シャフトに上下に移動自在に支持されるスライダと、スライダから凍結槽の上側に延出して蓋体が固定されたアームとを備え、スライダを上下に移動させることによって蓋体を凍結槽の上側で上下に昇降させて凍結槽の開口部を開閉するようにした液体凍結装置であって、アームをスライダに対して水平軸線回りに回動可能に支持させたことを特徴とする液体凍結装置を提供するものである。
【0006】
上記のように構成した液体凍結装置においては、アームをスライダに対して水平軸線回りに回動可能に支持させたので、アームに取り付けられている蓋体は凍結槽の開口部の上側で水平軸線回りに回動することで、蓋体は凍結槽の開口部に対して水平方向での高さのずれが解消されて精度よく載置されるようになり、蓋体は凍結槽の開口部を精度良く塞ぐことができるようになる。
【0007】
上記のように構成した液体凍結装置においては、蓋体の下側には被凍結物を収納可能とする収納籠が取り付けられており、昇降機構は、収納籠が凍結槽内の不凍液の液面より上側の位置で、蓋体を上昇させながら蓋体における凍結槽の一側と反対側を上方に回動させることにより収納籠における凍結槽の一側と反対側が上側となるように傾斜させるガイド機構を備えるのが好ましい。収納籠は凍結槽内の不凍液の液面より上側でガイド機構によって蓋体とともに凍結槽の一側と反対側が上側となるように傾斜するようになり、収納籠に付着している不凍液の液切りを良好とすることができる。
【0008】
上記のように構成した液体凍結装置においては、凍結槽の開口部周縁には障害物を検出する障害物センサを設け、障害物センサにより障害物を検出したときに昇降機構によって蓋体を昇降させないように制御するのが好ましい。凍結槽の開口部周縁に障害物を検出する障害物センサを設け、障害物センサにより障害物を検出したときに昇降機構によって蓋体を昇降させないように制御することで、蓋体とともに収納籠を昇降させているときに、収納籠からはみ出た被凍結物が凍結槽の開口部周縁と収納籠との間に挟まらないようにすることができる。
【0009】
上記のように構成した液体凍結装置においては、昇降機構は、蓋体及び収納籠が昇降する過程で障害物センサにより障害物として検出されるときであっても、蓋体を昇降可能となるように制御するのが好ましい。蓋体が凍結槽の開口部を塞ぐときや、収納籠をガイド機構によって傾斜させるときに、傾斜する収納籠が障害物センサによって障害物として検出されると、昇降機構により蓋と収納籠とを昇降できなくなるおそれがある。このため、昇降機構は、蓋体が凍結槽の開口部を塞ぐときや、ガイド機構によって収納籠を傾斜させるときに、蓋体または収納籠が障害物センサにより検出されるときであっても蓋体を昇降可能に制御しているので、昇降機構は障害物センサによる蓋体または収納籠を障害物とする検出結果に関わらず蓋体と収納籠を昇降させることができる。
【0010】
上記のように構成した液体凍結装置においては、凍結槽の開口部には凍結槽の側面の上部から外側に斜め上方に傾斜する傾斜部を設けるのが好ましい。昇降機構により蓋体を上昇させたときにガイド機構によって収納籠を傾斜させると、収納籠から垂れ落ちる不凍液が凍結槽の内周縁の近くに落下しやすくなるが、収納籠から凍結槽の内周縁の近くに落下する不凍液は傾斜部によって凍結槽内に戻りやすくなり、凍結槽の内周縁の近くに不凍液が残りにくくなる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ホシザキ株式会社
冷凍装置
1か月前
ホシザキ株式会社
冷却貯蔵庫
11日前
ホシザキ株式会社
冷却貯蔵庫
23日前
ホシザキ株式会社
液体凍結装置
1日前
ホシザキ株式会社
洗浄システム
1か月前
ホシザキ株式会社
真空マイクロ波解凍機
1か月前
タニコー株式会社
貯水槽
3日前
株式会社コロナ
空気調和装置
1か月前
個人
海水製氷システム
2か月前
株式会社コロナ
ヒートポンプ装置
24日前
アクア株式会社
冷蔵庫
29日前
アクア株式会社
冷蔵庫
3日前
アクア株式会社
冷蔵庫
1か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
1か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
2か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
2か月前
富士電機株式会社
冷却装置
11日前
株式会社カンネツ
冷凍装置
2か月前
株式会社カンネツ
冷凍装置
2か月前
ホシザキ株式会社
冷凍装置
1か月前
フクシマガリレイ株式会社
冷却庫
1か月前
富士電機株式会社
冷却装置
15日前
株式会社ツインバード
スターリング機関
24日前
シャープ株式会社
冷却庫
1か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
1か月前
シャープ株式会社
冷却庫
1か月前
ホシザキ株式会社
製氷機
1か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
1か月前
シャープ株式会社
冷却庫
1か月前
個人
液体窒素凝縮による冷凍サイクル
11日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
1か月前
ホシザキ株式会社
製氷機
1か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
8日前
大陽日酸株式会社
空気分離装置
2か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
2か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
2か月前
続きを見る