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公開番号2025130101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027038
出願日2024-02-27
発明の名称移動体検出装置
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類G08G 1/01 20060101AFI20250901BHJP(信号)
要約【課題】車両や歩行者を含めた移動体を検出かつ識別し、移動体が円滑に通行可能な交通管制を行なうことができる移動体検出装置を提供する。
【解決手段】移動体検出装置1は、通信携帯端末2からの特定信号を受信して通信携帯端末2を検出する通信部11a,11bと、通信部11a,11bで検出した通信携帯端末2の位置を検出する位置検出部12と、検出された通信携帯端末2の位置に基づいて当該通信携帯端末2を移動体MBとして検出するとともに、検出した移動体MBの種別を識別する移動体識別部13を備える。移動体識別部13は地図情報14を備えており、地図情報14と、検出した移動体MBの位置情報と、位置情報から得られる移動体MBの速度情報に基づいて移動体MBの種別を識別する。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
通信携帯端末からの特定信号を受信して当該通信携帯端末を検出する通信部と、前記特定信号に基づいて前記通信部で検出した通信携帯端末の位置を検出する位置検出部と、検出された通信携帯端末の位置に基づいて当該通信携帯端末を移動体として検出するとともに、検出した移動体の種別を識別する移動体識別部を備える移動体検出装置であって、前記移動体識別部は移動体を検出する領域の地図情報を備えており、当該地図情報と、検出した移動体の位置情報と、この位置情報から得られる移動体の速度情報に基づいて移動体の種別を識別することを特徴とする移動体検出装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記移動体識別部は、前記移動体の位置情報と速度情報の違いに基づいて車両と軽車両と歩行者を識別する請求項1に記載の移動体検出装置。
【請求項3】
前記移動体識別部は前記地図情報における車道と歩道を認識し、移動体が車道の中央を高速で移動しているときに当該移動体を自動車として識別し、移動体が車道の両側に沿った領域または歩道を中速で移動しているときに当該移動体を軽車両として識別し、移動体が歩道を低速で移動しているときに当該移動体を歩行者として識別する請求項2に記載の移動体検出装置。
【請求項4】
前記移動体識別部は、複数の移動体が一定の相対位置関係を保って移動しているときに、これら複数の移動体を1つの自動車として識別する請求項3に記載の移動体検出装置。
【請求項5】
前記通信部は少なくとも2つの異なる位置において前記特定信号を受信し、前記位置検出部は受信した特定信号に基づいて前記2つの異なる位置から前記通信携帯端末までのそれぞれの距離を検出し、前記2つの異なる位置の間の距離と検出した2つの距離に基づく三角測量法により通信携帯端末の位置を検出する請求項1に記載の移動体検出装置。
【請求項6】
前記通信部は、異なる位置に配設されてそれぞれ前記特定信号を受信する少なくとも2つのアンテナを備え、前記位置検出部は前記2つのアンテナで受信した特定信号に基づいて各アンテナから通信携帯端末までの距離を検出する請求項5に記載の移動体検出装置。
【請求項7】
前記位置検出部は、前記特定信号に含まれる時刻情報と個別情報に基づいて前記各アンテナ及び通信部で検出した通信携帯端末の位置を検出する請求項5に記載の移動体検出装置。
【請求項8】
前記移動体検出装置は交差点またはその近傍に配設され、前記移動体の位置情報及び速度情報、さらに識別した移動体の種別を、当該交差点の信号機制御装置に送信する請求項1に記載の移動体検出装置。
【請求項9】
前記移動体検出装置は、前記移動体の位置情報及び速度情報、さらに識別した移動体の種別を、通信網を介して交通管制センターあるいは交通管理者に送信する請求項1に記載の移動体検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は道路等を通行する車両や歩行者等の移動体を検出するとともにその種別を識別し、道路における円滑な交通管制を可能とする移動体検出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、道路を走行する車両の円滑な通行を可能とするために、車両の交通量に基づいて信号機を制御する技術が提案されている。特許文献1には、交差点における自動車の渋滞を軽減ないし解消するために、交差点に進入する自動車を検出し、検出した自動車の走行状態に基づいて信号機を制御する技術が提案されている。
【0003】
この種の技術において、自動車を含めた車両を検出する技術は、例えば交差点を撮像装置により撮像し、撮像した画像から交差点に進入する自動車を検出することが行なわれている。しかし、撮像装置による検出手法は、撮像装置の解像度や撮像画角等の制約により検出可能な領域に制限を受ける。そのため、交差点を含めた広い領域に存在する車両を検出することが難しく、高度かつ高精度の信号機制御を行なう上での障害となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-94223号公報
特開2006-285567号公報
【0005】
一方、携帯通信機器を利用して自動車の移動状況を検出する技術が提案されている。特許文献2は、自動車の乗員が携帯している携帯電話機の位置情報に基づいて自動車の位置、車速を検出する技術である。しかし、特許文献2の技術は、複数の電話基地局の相互間における携帯電話機の位置情報を利用して自動車の走行状況を検出する技術である。そのため、交差点の近傍領域のように、1つの電話基地局に含まれる限定された領域内の道路を移動する移動体の移動状況を検出するような場合には適当ではない。また、移動範囲が狭い歩行者の検出には適さない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、車両や歩行者を含めた移動体を検出し、かつその種別を識別することにより、例えば、移動体が円滑に通行可能な交通管制を行なうことを可能にした移動体検出装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の移動体検出装置は、通信携帯端末からの特定信号を受信して当該通信携帯端末を検出する通信部と、特定信号に基づいて通信部で検出した通信携帯端末の位置を検出する位置検出部と、検出された通信携帯端末の位置に基づいて通信携帯端末を移動体として検出するとともに、検出した移動体の種別を識別する移動体識別部を備える。その上で、移動体識別部は移動体を検出する領域の地図情報を備え、当該地図情報と、検出した移動体の位置情報と、この位置情報から得られる移動体の速度情報に基づいて移動体の種別を識別する。
【0008】
本発明の移動体検出装置の移動体識別部は、移動体の位置情報と速度情報の違いに基づいて車両と軽車両と歩行者を識別する。例えば、移動体識別部は地図情報における車道と歩道を認識し、移動体が車道の中央を高速で移動しているときに移動体を自動車として識別し、移動体が車道の両側に沿った領域または歩道を中速で移動しているときに移動体を軽車両として識別し、移動体が歩道を低速で移動しているときに移動体を歩行者として識別する。
【0009】
ここで、移動体識別部は、複数の移動体が一定の相対位置関係を保って移動しているときに、これら複数の移動体を1つの自動車として識別してもよい。
【0010】
本発明の移動体検出装置は、例えば、交差点またはその近傍に配設され、移動体の位置情報及び速度情報、さらに識別した移動体の種別を、当該交差点の信号機制御装置に送信する構成としてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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