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公開番号2025149051
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024049486
出願日2024-03-26
発明の名称虚像表示装置
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類B60K 35/23 20240101AFI20251001BHJP(車両一般)
要約【課題】異常判定機能をデシリアライザに設けずに、異常を判定する。
【解決手段】本開示に係る虚像表示装置は、画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部の生成した前記画像を画像光として透過反射部に投影して虚像を表示する光学系と、前記画像生成部を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、プロセッサと、デシリアライザとを備え、前記プロセッサと前記デシリアライザとの間ではI2Cプロトコルに基づいて通信が行われるように構成されている。前記デシリアライザの起動時には、前記デシリアライザを起動するための起動データが前記プロセッサから前記デシリアライザに前記I2Cプロトコルに基づいて送信される。前記プロセッサは、前記デシリアライザの起動時に、異常を判定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
画像を生成する画像生成部と、
前記画像生成部の生成した前記画像を画像光として透過反射部に投影して虚像を表示する光学系と、
前記画像生成部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、プロセッサと、デシリアライザとを備え、
前記プロセッサと前記デシリアライザとの間ではI2Cプロトコルに基づいて通信が行われるように構成されており、
前記デシリアライザの起動時には、前記デシリアライザを起動するための起動データが前記プロセッサから前記デシリアライザに前記I2Cプロトコルに基づいて送信され、
前記プロセッサは、前記デシリアライザの起動時に、異常を判定する
ことを特徴とする虚像表示装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の虚像表示装置であって、
前記プロセッサは、
データを前記デシリアライザに送信した後、前記デシリアライザに設定されたデータを前記デシリアライザから読み出し、
前記デシリアライザに送信したデータと、前記デシリアライザから読み出したデータとが不一致の場合、異常と判定する
ことを特徴とする虚像表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載の虚像表示装置であって、
前記プロセッサは、
前記起動データを前記デシリアライザに送信した後、前記デシリアライザに設定された設定データを前記デシリアライザから読み出し、
前記起動データと、前記デシリアライザから読み出した前記設定データとが不一致の場合、異常であると判定する
ことを特徴とする虚像表示装置。
【請求項4】
請求項3に記載の虚像表示装置であって、
前記プロセッサは、前記起動データと、前記デシリアライザから読み出した前記設定データとが不一致の場合、前記デシリアライザに前記起動データを再送信することを特徴とする虚像表示装置。
【請求項5】
請求項1に記載の虚像表示装置であって、
前記プロセッサは、前記起動データを送信する際のスタートコンディションの出力前、及び、前記起動データを送信した際のストップコンディションの出力後、のうちの少なくとも一方において、データラインがLレベルの場合、異常であると判定することを特徴とする虚像表示装置。
【請求項6】
請求項1に記載の虚像表示装置であって、
前記I2Cプロトコルに基づいて送受信される時に所定のビットがHレベルとなる所定のデータが設定されており、
前記プロセッサは、前記デシリアライザから前記所定のデータを読み出し、前記所定のビットがLレベルの場合、異常であると判定することを特徴とする虚像表示装置。
【請求項7】
請求項1に記載の虚像表示装置であって、
前記画像生成部は、画像データに応じて前記画像を表示する表示部と、前記表示部の背面から光を照射するバックライトとを備えており、
前記デシリアライザは、シリアル信号に含まれる画像データを前記表示部に送信するとともに、前記シリアル信号に含まれる制御データを前記プロセッサに送信し、
前記プロセッサは、前記制御データに基づいて前記バックライトを制御する
ことを特徴とする虚像表示装置。
【請求項8】
請求項7に記載の虚像表示装置であって、
前記制御部は、前記バックライトを駆動する駆動部を備えており、
前記プロセッサと前記駆動部との間では、I2Cプロトコルに基づいて通信が行われるように構成されており、
前記プロセッサは、前記制御データに基づいて生成した駆動データを前記駆動部に送信し、
前記駆動部は、前記駆動データに基づいて前記バックライトを駆動する
ことを特徴とする虚像表示装置。
【請求項9】
請求項7に記載の虚像表示装置であって、
前記虚像表示装置は、前記虚像の表示位置を調整するためのモーターを備えており、
前記デシリアライザは、前記シリアル信号に含まれるモーター制御データを前記プロセッサに送信し、
前記プロセッサは、前記モーター制御データに基づいて、前記モーターを制御する
ことを特徴とする虚像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、虚像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、デシリアライザを有するヘッドアップディスプレイ(HUD)が記載されている。また、特許文献1には、デシリアライザがI2C(Inter Integrated Circuit)ポートを備えることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-35065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
I2C通信を行うためのデータラインに異常がある場合、データを正常に送受信できないことがあるため、正常/異常を判定する異常判定が行われることが望ましい。但し、特許文献1では、I2C通信に異常が生じ得ることは想定されていない。また、特許文献1のように安価なデシリアライザを用いる場合には、デシリアライザに異常判定機能を設けることが難しいことがある。
【0005】
本発明は、異常判定機能をデシリアライザに設けずに、異常を判定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明の一形態は、
画像を生成する画像生成部と、
前記画像生成部の生成した前記画像を画像光として透過反射部に投影して虚像を表示する光学系と、
前記画像生成部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、プロセッサと、デシリアライザとを備え、
前記プロセッサと前記デシリアライザとの間ではI2Cプロトコルに基づいて通信が行われるように構成されており、
前記デシリアライザの起動時には、前記デシリアライザを起動するための起動データが前記プロセッサから前記デシリアライザに前記I2Cプロトコルに基づいて送信され、
前記プロセッサは、前記デシリアライザの起動時に、異常を判定する
ことを特徴とする虚像表示装置である。
【0007】
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、異常判定機能をデシリアライザに設けずに、異常を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、虚像表示システム1の全体構成の説明図である。
図2は、制御部20のブロック図である。
図3A及び図3Bは、I2C通信の説明図である。
図4A及び図4Bは、デシリアライザ21とプロセッサ22との間で行われるI2C通信におけるデータの送信方向の説明図である。
図5は、異常判定処理のフロー図である。
図6は、第1変形例の異常判定処理のフロー図である。
図7は、第2変形例の異常判定処理のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、同一の又は類似する構成について共通の符号を付して重複した説明を省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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