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公開番号2025130206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027216
出願日2024-02-27
発明の名称除塵装置および除塵方法
出願人UBEマシナリー株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E02B 5/08 20060101AFI20250901BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】取水路内において流水の向きに対向して固定されるネットスクリーンに付着した塵芥を除去可能な除塵装置を提供すること。
【解決手段】除塵装置(1,2)は、
ネットスクリーン(50)に対向して昇降可能に設けられる捕捉手段(10)と、
前記捕捉手段(10)を支持しながら、前記捕捉手段(10)を水中と地上との間にわたって昇降させる牽引手段(20)と、を備える。
前記捕捉手段(10)は、
前記ネットスクリーン(50)に付着した塵芥(GB)を除去するためのレーキ(13)と、
前記レーキ(13)により掻き取られる前記塵芥(GB)を捕捉するバケット(11)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ネットスクリーンに対向して昇降可能に設けられる捕捉手段と、
前記捕捉手段を支持しながら、前記捕捉手段を水中と地上との間にわたって昇降させる牽引手段と、を備え、
前記捕捉手段は、
前記ネットスクリーンに付着した塵芥を除去するためのレーキと、
前記レーキにより除去される前記塵芥を捕捉するバケットと、を備える、除塵装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記牽引手段は、
複数の前記捕捉手段を鉛直方向に周回移動させることにより、前記捕捉手段を連続的に昇降させる、
請求項1に記載の除塵装置。
【請求項3】
前記牽引手段は、
前記捕捉手段を鉛直方向に直線状に往復移動させることにより、前記捕捉手段を間欠的に昇降させる、
請求項1に記載の除塵装置。
【請求項4】
前記レーキは、
前記バケットに対してその先端が上向きになるように傾いて設けられる、
請求項1に記載の除塵装置。
【請求項5】
前記地上において、
前記バケットから前記塵芥を受ける回収容器を備える、
請求項1に記載の除塵装置。
【請求項6】
ネットスクリーンに沿って捕捉手段を上昇させながら前記ネットスクリーンに付着した塵芥を掻き取る除塵方法であって、
前記捕捉手段は、
前記ネットスクリーンに付着した塵芥を除去するためのレーキと、
前記レーキにより除去される前記塵芥を捕捉するバケットと、を備え、
前記レーキを前記ネットスクリーンに摺動させながら、前記捕捉手段を前記ネットスクリーンに沿って上昇させる、除塵方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば火力発電所の取水路においてスクリーンに付随して設けられる除塵装置および除塵方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一例として発電所の取水路には塵芥を濾しとるためのスクリーンが設けられるが、スクリーンに多量の塵芥が付着すると取水を妨げかねない。したがって、スクリーンから塵芥を除去し、かつ、除去した塵芥を回収することが行われる。
塵芥を除去、回収する手段としては、以下のものが知られている。
1.トラベリングスクリーンにおいて、スクリーンを回転させて、水路から引き上げられた部分のスクリーンを洗浄水で洗い流すことによって、塵芥を除去、回収する。
2.バースクリーンにおいて、塵芥を引き上げるレーキを用いて、塵芥を除去、回収する。
3.ネットスクリーンにおいて、ネットスクリーンを水路内から吊り上げて、洗浄水で洗い流す等して、塵芥を除去、回収する。
【0003】
トラベリングスクリーンおよびバースクリーンにおける除塵装置は、大型かつ高価であり、小規模な取水路には適さない。したがって、取水量が少ない取水路における除塵装置としては、固定式のネットスクリーンを適用するのが好ましい。この場合、ネットスクリーンを取水路内から吊り上げて、取水路外の地上において、人力でネットスクリーンに付着した塵芥を取り除く必要があり、手間がかかる、という問題がある。
【0004】
特許文献1にネットスクリーンが適用される除塵装置が開示されている。特許文献1の除塵装置は、取水路を覆う防塵網(ネットスクリーン)に沿って掻き取る手段を回転しながら流水の流れ方向へ移動させる。この移動に伴って防塵網の表面沿いに渦を発生させることにより、掻き取り手段の接触により塵芥が掻き取られるのに加えて渦で防塵網から強制的に掻き離される。掻き離された塵芥はそのまま流水に乗って下流側へ流されるので、回収は行われない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-313849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の除塵装置は、掻き離された塵芥を流水に乗せて下流側に流すことにより、除塵の目的を達成する。したがって、特許文献1の除塵装置は、ネットスクリーンから掻き離された塵芥が下流へと流れていく配置でしか適用されず、例えば流水の向きに対して対向して配置されるネットスクリーンには不向きである。
【0007】
以上より、本発明は、取水路内において流水の向きに対向して固定されるネットスクリーンに付着した塵芥を除去可能な除塵装置および除塵方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の除塵装置は、
ネットスクリーンに対向して昇降可能に設けられる捕捉手段と、
捕捉手段を支持しながら、捕捉手段を水中と地上との間にわたって昇降させる牽引手段と、を備える。
捕捉手段は、
ネットスクリーンに付着した塵芥を除去するためのレーキと、
レーキにより除去される塵芥を捕捉するバケットと、を備える。
【0009】
牽引手段は、好ましくは、
複数の牽引手段を鉛直方向に周回移動させることにより、捕捉手段を連続的に昇降させる。
【0010】
牽引手段は、好ましくは、
牽引手段を鉛直方向に直線状に往復移動させることにより、捕捉手段を間欠的に昇降させる。
(【0011】以降は省略されています)

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