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公開番号2025133461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031428
出願日2024-03-01
発明の名称防災システム
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類G08B 17/00 20060101AFI20250904BHJP(信号)
要約【課題】火災感知器の検出値の軽微な異変を容易に認識できるようにする。
【解決手段】防災システム1は、火災感知器10の検出値を取得する取得部311と、建物の各階の地図上に、火災感知器10の位置を示すシンボルと、火災感知器10の検出値に応じたグラフとを並べて表示する表示部35とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
火災感知器の検出値を取得する取得部と、
建物の各階の地図上に、前記火災感知器の位置を示すシンボルと、前記火災感知器の前記検出値に応じたグラフとを並べて表示する表示部と
を備える防災システム。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記表示部は、前記検出値に応じて前記グラフを色分けして表示する
請求項1に記載の防災システム。
【請求項3】
前記表示部は、前記地図において前記火災感知器が設置された区域の背景色を、前記検出値に応じた前記グラフの色と同じ色相で前記グラフの色より薄い色に変更する
請求項2に記載の防災システム。
【請求項4】
前記火災感知器は、煙感知器と熱感知器とを含み、
前記煙感知器の検出値と前記熱感知器の検出値とを警戒レベルに変換する変換部をさらに備え、
前記表示部は、前記警戒レベルを示すグラフを表示する
請求項1に記載の防災システム。
【請求項5】
前記表示部は、前記検出値が所定値未満である火災感知器の一覧を表示し、前記一覧から火災感知器が選択されると、前記選択された火災感知器の位置を示す前記シンボルが前記地図の中心に位置するように前記地図を表示する
請求項1に記載の防災システム。
【請求項6】
前記グラフは、前記シンボルの少なくとも一部を囲むゲージグラフである
請求項1に記載の防災システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防災システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、火災感知器のアナログ値データに基づいて、感知区画の危険度を判別し、感知区画内の色を危険度に基づいて変化させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-180074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、国宝・重要文化財(構造物)、倉庫などにおいては、火災の早期覚知の重要性が高まっている。しかし、従来技術では、火災感知器の検出値が警報を出力する値に達する前の、火災感知器の検出値の軽微な異変には気付きにくい。例えば特許文献1に記載の技術では、感知区画の危険度によって感知区域内の色が変化するが、感知区域内の色の変化だけでは火災感知器の検出値の軽微な異変を捉えにくい。
【0005】
本発明は、火災感知器の検出値の軽微な異変を容易に認識できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、火災感知器の検出値を取得する取得部と、建物の各階の地図上に、前記火災感知器の位置を示すシンボルと、前記火災感知器の前記検出値に応じたグラフとを並べて表示する表示部とを備える防災システムを提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、火災感知器の検出値の軽微な異変を容易に認識できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る防災システムの構成例を示す図。
地図画面の表示例を示す図。
トレンド履歴画面の表示例を示す図。
リスト画面の表示例を示す図。
総合操作盤における地図表示処理の一例を示すフローチャート。
トレンド履歴表示処理の一例を示すフローチャート。
リスト表示処理の一例を示すフローチャート。
変形例に係る地図画面の表示例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(構成)
図1は、一実施形態に係る防災システム1の構成例を示す図である。防災システム1は、建物に設置されている防災設備を一元管理し、総合的に監視する機能を有する。防災システム1は、複数の火災感知器10と、火災受信機20と、総合操作盤30とを備える。複数の火災感知器10と火災受信機20とは信号線L1を介して接続されている。火災受信機20と総合操作盤30とは信号線L2を介して接続されている。
【0010】
火災感知器10は、アナログ式の火災感知器である。火災感知器10には、煙感知器と熱感知器との少なくともいずれかが含まれる。煙感知器は、周囲の煙の濃度を検出し、検出した煙の濃度を検出値として火災受信機20に送信する。熱感知器は、周囲の温度を検出し、検出した温度を検出値として火災受信機20に送信する。
(【0011】以降は省略されています)

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