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公開番号2025150671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051683
出願日2024-03-27
発明の名称火災受信機
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類G08B 17/00 20060101AFI20251002BHJP(信号)
要約【課題】報知端末において最新のイベントに基づく報知の遅れを生じさせにくい火災受信機を得る。
【解決手段】火災受信機は、所定のイベントを検出すると、表示及び音声のいずれか又は両方による報知を行う報知端末に対して移報信号を送信する信号送信部を備え、信号送信部は、第1の移報信号の送信が終了したときに、第1の移報信号の送信を開始した後で検出された1以上のイベントがある場合には、1以上のイベントのうち、最後に検出されたイベントに対応した移報信号を報知端末に対して送信し、他のイベントの少なくとも一部に対応した移報信号を報知端末に対して送信しない。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
所定のイベントを検出すると、表示及び音声のいずれか又は両方による報知を行う報知端末に対して移報信号を送信する信号送信部を備え、
前記信号送信部は、第1の前記移報信号の送信が終了したときに、前記第1の移報信号の送信を開始した後で検出された1以上の前記イベントがある場合には、前記1以上のイベントのうち、最後に検出された前記イベントに対応した前記移報信号を前記報知端末に対して送信し、他の前記イベントの少なくとも一部に対応した前記移報信号を前記報知端末に対して送信しない
火災受信機。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
所定のイベントを検出すると、表示及び音声のいずれか又は両方による報知を行う報知端末に対して移報信号を送信する信号送信部と、
前記報知端末から送信された前記移報信号に対する応答信号を受信する信号受信部と、を備え、
前記信号送信部は、
前記移報信号を送信し、当該移報信号に対応する前記応答信号を受信した後に、後続の前記移報信号を送信するものであって、
前記信号送信部が送信した第1の前記移報信号に対する前記応答信号を前記信号受信部が受信したときに、前記第1の移報信号の送信を開始した後に検出された1以上の前記イベントがある場合には、前記1以上のイベントのうち、最後に検出された前記イベントに対応した前記移報信号を前記報知端末に対して送信し、他の前記イベントの少なくとも一部に対応した前記移報信号を前記報知端末に対して送信しない
火災受信機。
【請求項3】
前記信号送信部は、前記他のイベントのうち、優先度の高いイベントに対応した前記移報信号を前記報知端末に対して送信し、残りのイベントに対応した前記移報信号を前記報知端末に対して送信しない
請求項1又は請求項2に記載の火災受信機。
【請求項4】
表示部と、
前記表示部における表示の切り替え操作を受け付ける操作部とを備え、
前記所定のイベントは、前記切り替え操作を受け付けたときに発生させる表示切り替えイベントである
請求項1又は請求項2に記載の火災受信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、報知端末に接続される火災受信機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、火災信号又は設備作動信号等を、火災感知器等の端末装置から直接又は中継器を介して受信し、火災の発生又は設備の状態等を防火対象物の関係者に報知する火災受信機がある。このような火災受信機を備えた火災報知設備として、例えば特許文献1には、それぞれにアドレスが割り付けられた複数の端末機器と、複数の端末機器とアドレスに基づく信号伝送を行う火災受信機と、火災受信機から送信される信号に基づいて表示を行う火災表示機と、を備えたものが提案されている。特許文献1の火災受信機は、端末機器から火災または故障の信号を受信したときに、その端末機器の少なくともアドレスデータを火災表示機へ伝送する表示機用伝送部を備え、火災表示機は、アドレスデータと、アドレスデータに対応する地区名データのどちらか一方、または、両方を表示するための表示切り替え手段を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-79012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で示されたような火災報知設備において、火災受信機が短時間のうちに多数の火災または故障等のイベントの信号を検出すると、多数のイベントに対応した多数の火災表示機の表示用データが火災表示機に送信される。火災表示機は、表示用データを受信した順に表示処理を行うが、表示処理の実行中に受信した後続の表示用データが蓄積され、後続の表示用データに基づく表示に遅れが生じ、イベントが検出されてから数十秒後に火災表示機で表示されるといったことも生じうる。
【0005】
本発明は、上記のような課題を背景としたものであり、報知端末において最新のイベントに基づく報知の遅れを生じさせにくい火災受信機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る火災受信機は、所定のイベントを検出すると、表示及び音声のいずれか又は両方による報知を行う報知端末に対して移報信号を送信する信号送信部を備え、前記信号送信部は、第1の前記移報信号の送信が終了したときに、前記第1の移報信号の送信を開始した後で検出された1以上の前記イベントがある場合には、前記1以上のイベントのうち、最後に検出された前記イベントに対応した前記移報信号を前記報知端末に対して送信し、他の前記イベントの少なくとも一部に対応した前記移報信号を前記報知端末に対して送信しないものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の火災受信機によれば、報知端末において最新のイベントに基づく報知の遅れを生じさせにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る火災受信機1を含む火災報知システム100の構成を説明する図である。
実施の形態1に係る火災受信機1と報知端末6の動作を示すタイムチャート例1である。
実施の形態1に係る火災受信機1と報知端末6の動作を示すタイムチャート例2である。
実施の形態1に係る火災受信機1と報知端末6の動作を示すタイムチャート例3である。
実施の形態2に係る火災受信機1と報知端末6の動作を示すタイムチャート例1である。
実施の形態2に係る火災受信機1と報知端末6の動作を示すタイムチャート例2である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る火災受信機の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明は、以下の実施の形態及び図示された態様に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含む。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又は相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
【0010】
実施の形態1.
(火災報知システムの構成)
図1は、実施の形態1に係る火災受信機1を含む火災報知システム100の構成を説明する図である。火災報知システム100は、火災受信機1と、感知器回線2を介して火災受信機1に接続された火災感知器3及び発信機4と、信号線5を介して火災受信機1に接続された報知端末6とを備える。なお、図示された感知器回線2及び信号線5の数は一例であり、数は図示のものに限定されない。また、火災受信機1には、移報回線を介して防火戸若しくは排煙装置等の防排煙機器、又はベル若しくはスピーカ等の音響装置が接続されていてもよい。また、本実施の形態では、火災受信機1が、各火災感知器3に共通の信号である電圧変化を発報信号とするP型の火災受信機である例を説明するが、火災受信機1はR型の火災受信機であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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