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公開番号
2025134065
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2025120794,2020214131
出願日
2025-07-17,2020-12-23
発明の名称
ウメまたはアンズ由来の成分を含有する飲料
出願人
メルシャン株式会社
,
曽田香料株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C12G
3/06 20060101AFI20250904BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】飲んだ後に残る香味の持続時間を延伸させるウメまたはアンズ由来の成分を含有する飲料を提供する。
【解決手段】δ-C14~C18ラクトンおよびγ-C14~C18ラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを含んでなる、ウメまたはアンズ由来の成分を含有する飲料を好適に用いることができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
δ-C14~C18ラクトンおよびγ-C14~C18ラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを含んでなる、ウメまたはアンズ由来の成分を含有する混成酒。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
δ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトララクトン、γ-ヘキサラクトンおよびγ-オクタデカラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを含んでなる、請求項1に記載の混成酒。
【請求項3】
δ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトララクトン、γ-ヘキサラクトン、γ-オクタデカラクトンまたはそれらの組み合わせの濃度が2~1,000ppbである、請求項1または2に記載の混成酒。
【請求項4】
前記濃度が2~250ppbである、請求項3に記載の混成酒。
【請求項5】
ウメまたはアンズ由来の成分を含有する混成酒の製造方法であって、δ-C14~C18ラクトンおよびγ-C14~C18ラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを該混成酒に含有させることを含んでなる、製造方法。
【請求項6】
δ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトララクトン、γ-ヘキサラクトンおよびγ-オクタデカラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを前記混成酒に含有させることを含んでなる、請求項5に記載の製造方法。
【請求項7】
前記混成酒におけるδ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトラデカラクトン、γ-ヘキサデカラクトン、γ-オクタデカラクトンまたはそれらの組み合わせの濃度が2~1,000ppbである、請求項5または6に記載の製造方法。
【請求項8】
前記濃度が2~250ppbである、請求項7に記載の製造方法。
【請求項9】
ウメまたはアンズ由来の成分を含有する混成酒を飲んだ後に残る香味の持続時間を延伸させる方法であって、δ-C14~18ラクトンおよびγ-C14~C18ラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを該混成酒に含有させることを含んでなる、方法。
【請求項10】
δ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトララクトン、γ-ヘキサラクトンおよびγ-オクタデカラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを前記混成酒に含有させることを含んでなる、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウメまたはアンズ由来の成分を含有する飲料およびその製造方法に関し、さらに詳細には、飲んだ後に残る香味の持続時間を延伸させるウメまたはアンズ由来の成分を含有する飲料およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
梅酒やあんず酒をはじめとする混成酒には、止渇を目的としたものは除き、飲用時の香味の持続を楽しむものが多く存在する。かかる混成酒では飲用時における「香味の持続時間の長さ」が非常に重要な要素となっている。
【0003】
したがって、混成酒において香味の持続時間を延伸させるための成分の探索に力が注がれている。
【0004】
一方、δ-オクタデカラクトン等のラクトンに関し、特許文献1には、δ-オクタデカラクトンおよび/またはγ-オクタデカラクトンを有効性成分とする果汁感増強剤が開示されている。また、特許文献2には、δ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、およびδ-オクタデカラクトン等のδ-ラクトン類を有効成分として含む油脂感増強剤が開示されている。また、特許文献2には、炭素数が大きいものでは香気が弱くなるため、通常香料として使用されるのは炭素数が12以下のものがほとんどであることも開示されている。
【0005】
しかしながら、δ-オクタデカラクトン等のラクトンと、混成酒等の飲料を飲んだ後に残る香味の持続時間の延伸との関係については何ら報告されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-097562号公報
特開2011-083264号公報
【発明の概要】
【0007】
本発明者らは、今般、ウメまたはアンズ由来の成分を含有する飲料において、δ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトンおよびγ-オクタデカラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを含有させることにより、該飲料を飲んだ後に残る香味の持続時間が延伸されることを見出した。本発明は、かかる知見に基づくものである。
【0008】
したがって、本発明は、飲んだ後に残る香味の持続時間が延伸される、ウメまたはアンズ由来の成分を含有する飲料の提供をその目的としている。
【0009】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]δ-C14~C18ラクトンおよびγ-C14~C18ラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを含んでなる、ウメまたはアンズ由来の成分を含有する混成酒。
[2]δ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトララクトン、γ-ヘキサラクトンおよびγ-オクタデカラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを含んでなる、[1]に記載の混成酒。
[3]δ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトララクトン、γ-ヘキサラクトン、γ-オクタデカラクトンまたはそれらの組み合わせの濃度が2~1,000ppbである、[1]または[2]に記載の混成酒。
[4]前記濃度が2~250ppbである、[3]に記載の混成酒。
[5]ウメまたはアンズ由来の成分を含有する混成酒の製造方法であって、δ-C14~C18ラクトンおよびγ-C14~C18ラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを該混成酒に含有させることを含んでなる、製造方法。
[6]δ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトララクトン、γ-ヘキサラクトンおよびγ-オクタデカラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを前記混成酒に含有させることを含んでなる、[5]に記載の製造方法。
[7]前記混成酒におけるδ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトラデカラクトン、γ-ヘキサデカラクトン、γ-オクタデカラクトンまたはそれらの組み合わせの濃度が2~1,000ppbである、[5]または[6]に記載の製造方法。
[8]前記濃度が2~250ppbである、[7]に記載の製造方法。
[9]ウメまたはアンズ由来の成分を含有する混成酒を飲んだ後に残る香味の持続時間を延伸させる方法であって、δ-C14~18ラクトンおよびγ-C14~C18ラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを該混成酒に含有させることを含んでなる、方法。
[10]δ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトララクトン、γ-ヘキサラクトンおよびγ-オクタデカラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを前記混成酒に含有させることを含んでなる、[9]に記載の方法。
[11]前記混成酒におけるδ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトラデカラクトン、γ-ヘキサデカラクトン、γ-オクタデカラクトンまたはそれらの組み合わせの濃度が2~1,000ppbである、[9]または[10]に記載の方法。
[12]前記濃度が2~250ppbである、[11]に記載の方法。
[13]δ-C14~C18ラクトンおよびγ-C14~C18ラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを含んでなる、ウメまたはアンズ由来の成分を含有する混成酒を飲んだ後に残る香味の持続時間の延伸のための香料組成物。
[14]
δ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトララクトン、γ-ヘキサラクトンおよびγ-オクタデカラクトンからなる群から選択される少なくとも一種のラクトンを含んでなる、[13]に記載の香料組成物。
[15]前記混成酒におけるδ-テトラデカラクトン、δ-ヘキサデカラクトン、δ-オクタデカラクトン、γ-テトラデカラクトン、γ-ヘキサデカラクトン、γ-オクタデカラクトンまたはそれらの組み合わせの濃度を2~1,000ppbに調整するための、[14]または[15]に記載の香料組成物。
[16]前記濃度が2~250ppbである、[15]に記載の香料組成物。
【0010】
本発明によれば、ウメまたはアンズ由来の成分を含有する飲料において、飲んだ後(すなわち、飲み込んだ後)に残る香味(好ましくは、口中香)の持続時間を延伸することができる。
【発明の概要】
発明の具体的説明
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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