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公開番号2025134247
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032029
出願日2024-03-04
発明の名称通信装置、通信システム、および通信制御方法
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H04L 45/745 20220101AFI20250909BHJP(電気通信技術)
要約【課題】パケットを転送するための通信装置の製造コストを抑制しながら、通信装置のパケット転送処理を高速化する。
【解決手段】
通信装置(100)は、第1パケットを受ける転送処理部(110)と、第1パケットの転送情報を含むフォワーディングテーブル(FT1)を格納する記憶部(120)とを備え、転送処理部(110)は、第1パケットに対応する特定転送情報がフォワーディングテーブル(FT1)に含まれる場合、特定転送情報に基づいて第1パケットから生成された第2パケットを出力し、特定転送情報がフォワーディングテーブル(FT1)に含まれない場合、特定転送情報に対応する転送指示を通信装置(100)の外部から取得して、転送指示に基づく第3パケットを出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
通信装置であって、
第1パケットを受ける転送処理部と、
前記第1パケットの転送情報を含むフォワーディングテーブルを格納する記憶部とを備え、
前記転送処理部は、
前記第1パケットに対応する特定転送情報が前記フォワーディングテーブルに含まれる場合、前記特定転送情報に基づいて前記第1パケットから生成された第2パケットを出力し、
前記特定転送情報が前記フォワーディングテーブルに含まれない場合、前記特定転送情報に対応する転送指示を前記通信装置の外部から取得して、前記転送指示に基づく第3パケットを出力する、通信装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記転送処理部は、
前記フォワーディングテーブルに含まれる転送情報の各々が前記特定転送情報として参照された頻度に関する統計情報に応じた更新指示を前記通信装置の外部から取得し、
前記更新指示に基づいて、前記フォワーディングテーブルを更新する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記転送処理部は、前記通信装置の前記外部にある転送補助装置から前記転送指示を受信し、
前記転送補助装置は、前記通信装置に対して着脱可能に構成されている、請求項1または請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記転送処理部は、前記通信装置に前記転送補助装置が接続されているか否かを判定し、
前記特定転送情報が前記フォワーディングテーブルに含まれておらず、かつ前記通信装置が前記転送補助装置に接続されていない場合、前記転送処理部は、前記第1パケットを破棄するか、または前記第1パケットを出力する、請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
第1パケットを受ける通信装置と、
転送補助装置とを備え、
前記通信装置は、前記第1パケットの転送情報を含む第1フォワーディングテーブルを格納し、
前記転送補助装置は、前記第1パケットの転送情報を含む第2フォワーディングテーブルを格納し、
前記通信装置は、
前記第1パケットに対応する第1特定転送情報が前記第1フォワーディングテーブルに含まれる場合、前記第1特定転送情報に基づいて前記第1パケットから第2パケットを生成し、
前記第1特定転送情報が前記第1フォワーディングテーブルに含まれない場合、前記第1パケットを前記転送補助装置に出力し、
前記転送補助装置は、
前記第2フォワーディングテーブルに前記第1パケットに対応する第2特定転送情報が含まれる場合、前記第2特定転送情報に基づく転送指示を前記通信装置に出力し、
前記通信装置は、前記転送指示に基づく第3パケットを出力する、通信システム。
【請求項6】
前記通信装置は、前記第1フォワーディングテーブルに含まれる転送情報が前記第1特定転送情報として参照された頻度に関する第1統計情報を前記転送補助装置に出力し、
前記転送補助装置は、前記第1統計情報と、および前記第2フォワーディングテーブルに含まれる転送情報が前記第2特定転送情報として参照された頻度に関する第2統計情報とに基づく更新指示を前記通信装置に出力し、
前記通信装置は、前記更新指示に基づいて、前記第1フォワーディングテーブルを更新する、請求項5に記載の通信システム。
【請求項7】
通信装置において行われる通信制御方法であって、
第1パケットを受信するステップと、
前記第1パケットに対応する特定転送情報が前記第1パケットの転送情報を含むフォワーディングテーブルに含まれる場合、前記特定転送情報に基づいて前記第1パケットから第2パケットを生成するステップと、
前記特定転送情報が前記フォワーディングテーブルに含まれない場合、前記特定転送情報に対応する転送指示を前記通信装置の外部から取得するステップと、
前記転送指示に基づく第3パケットを出力するステップとを含む、通信制御方法。
【請求項8】
前記通信装置は、前記通信装置の前記外部にある転送補助装置から前記転送指示を受信し、
前記通信装置は、前記転送補助装置に対して着脱可能に構成され、
前記通信制御方法は、
前記通信装置に前記転送補助装置が接続されているか否かを判定するステップと、
前記通信装置が前記転送補助装置に接続されており、かつ前記転送補助装置に更新情報が含まれている場合、前記通信装置は前記更新情報に基づいて前記フォワーディングテーブルを更新するステップとをさらに含む、請求項7に記載の通信制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、通信装置、通信システム、および通信制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、パケットを転送するための通信装置が知られている。たとえば、特開2011-239299号公報(特許文献1)には、ルーティングテーブルおよびエントリテーブルを用いてパケットを転送するパケット転送装置が開示されている。ルーティングテーブルは、アクセスレイテンシーの高い大容量メモリに配置され、全てのルーティング情報を含む。エントリテーブルは、ネットワークプロセッサ内部に設けられたメモリに配置され、ルーティングテーブルのルーティング情報のうちから選択された一部のルーティング情報を含む。
【0003】
特許文献1に開示されたパケット転送装置は、入力パケットのヘッダ情報等の比較要因情報とエントリテーブルのルーティング情報との比較処理を実行する。比較要因情報と一致するルーティング情報がエントリテーブルに存在する場合、パケット転送装置は、入力パケットに対するパケット変換処理を行って出力パケットを生成する。一方、比較要因情報と一致するルーティング情報がエントリテーブルに存在しない場合、パケット転送装置は、ルーティングテーブルのルーティング情報を用いてエントリテーブルを更新する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-239299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたパケット転送装置は、ネットワークプロセッサ内のエントリテーブルに比較要因情報と一致するルーティング情報が存在しない場合、大容量メモリ内のルーティングテーブルにアクセスして得られるルーティング情報を用いて、エントリテーブルを更新する。エントリテーブルにルーティング情報が含まれないパケットを受信する度にこのような更新処理が行われると、大容量メモリのアクセスレイテンシーの高さにより、パケット転送装置の処理速度が低下し得る。たとえば、高頻度に受信する標準的なパケットに関するルーティング情報が例外的なパケットのルーティング情報に置換されると、標準的なパケットに関するルーティング情報をエントリテーブルに戻すためのさらなる更新処理が必要になる。
【0006】
ネットワークプロセッサの外部の大容量メモリへアクセスすることによって生じるこのような遅延は、ネットワークプロセッサ内のメモリの容量を増やすことによって低減することができる。しかし、当該容量の増加はパケット転送装置の製造コストを増加させ得る。
【0007】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、パケットを転送するための通信装置の製造コストを抑制しながら、通信装置のパケット転送処理を高速化することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の通信装置は、第1パケットを受ける転送処理部と、第1パケットの転送情報を含むフォワーディングテーブルを格納する記憶部とを備え、転送処理部は、第1パケットに対応する特定転送情報がフォワーディングテーブルに含まれる場合、特定転送情報に基づいて第1パケットから生成された第2パケットを出力し、特定転送情報がフォワーディングテーブルに含まれない場合、特定転送情報に対応する転送指示を通信装置の外部から取得して、転送指示に基づく第3パケットを出力する。
【0009】
上記の通信装置において、転送処理部は、フォワーディングテーブルに含まれる転送情報の各々が特定転送情報として参照された頻度に関する統計情報に応じた更新指示を通信装置の外部から取得し、更新指示に基づいて、フォワーディングテーブルを更新してもよい。
【0010】
上記の通信装置において、転送処理部は、通信装置の外部にある転送補助装置から転送指示を受信し、転送補助装置は、通信装置に対して着脱可能に構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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