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公開番号2025134058
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2025120483,2025514863
出願日2025-07-17,2024-11-19
発明の名称ステータ、および回転電機
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 1/00 20060101AFI20250904BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ヨークの基準面から複数のティースの各々の端面までの長さのばらつきが小さく、かつ生産性に優れるコアを提供する。
【解決手段】アキシャルギャップ型の回転電機に用いられるコアであって、円環状のヨークと、前記ヨークの軸の周りに間隔をあけて配置された柱状の複数のティースと、を備え、前記ヨークと前記複数のティースとは、一体の圧粉成形体で構成されており、前記ヨークは、前記複数のティースとの境界を有する第一面と、前記第一面とは反対の面である第二面と、前記第一面と前記第二面とをつなぐ外周面および内周面と、を備え、前記複数のティースの各々は、前記コアを前記軸に平行な第一方向から見て、前記外周面で構成される第一包絡円よりも外方に位置する外部領域を備える、コア。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
コアと、コイルと、前記コイル用の配線と、を備え、
前記コアは、
円環状のヨークと、
前記ヨークの軸の周りに間隔をあけて配置された柱状の複数のティースと、を備え、
前記ヨークと前記複数のティースとは、一体の圧粉成形体で構成されており、
前記ヨークは、
前記複数のティースとの境界を有する第一面と、
前記第一面とは反対の面である第二面と、
前記第一面と前記第二面とをつなぐ外周面および内周面と、を備え、
前記複数のティースの各々は、
前記軸に平行な向きに前記第一面から突出した先端に位置する第一端面と、
前記コアを前記軸に平行な第一方向から見て、前記外周面で構成される第一包絡円よりも外方に位置する外部領域と、を備え、
前記外部領域は、前記第一端面とは反対の面である第二端面を備え、
前記第二端面は、前記第二面の延長面と前記第一端面との間であって、前記第二面の延長面と間隔をあけて配置されており、
前記コイルは、前記コアにおける前記複数のティースの各々に配置されており、
前記配線は、前記コアにおける前記第二面の延長面と前記第二端面との間に形成されるスペースに配置されている、
ステータ。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記第二端面は、
前記第二面または前記外周面につらなるように前記第一面の延長面と前記第二面の延長面との間に位置する近位面と、
前記近位面よりも前記外周面から離れており、かつ前記第二面の延長面から離れた位置にある遠位面と、を備える、請求項1に記載のステータ。
【請求項3】
前記複数のティースの各々の第一長さに対する前記外部領域の第二長さの比率が60%以上90%以下であり、
前記第一長さは、前記第二面から前記第一端面までの長さであり、
前記第二長さは、前記外部領域における前記軸から最も遠位に位置する箇所の前記第一方向に沿った長さである、請求項1に記載のステータ。
【請求項4】
前記複数のティースを囲む第二包絡円の直径は、前記第一包絡円の直径よりも15%以上大きい、請求項1に記載のステータ。
【請求項5】
ロータと、
前記ロータに対して前記ロータの回転軸に沿った方向に向かい合っているステータと、を備え、
前記ステータは、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のステータである、
回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コア、および回転電機に関する。
本出願は、2023年12月26日付の日本国出願の特願2023-219625に基づく優先権を主張し、前記日本国出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アキシャルギャップ型の回転電機に用いられるコアが開示されている。このコアは、円環状のヨーク、およびヨークの表面から突出する柱状の複数のティースを備える。ヨークと複数のティースの各々とが一体の圧粉成形体で構成されている。特許文献1では、軟磁性粉末を加圧成形してヨークおよび複数のティースを備える圧粉成形体を作製した後、その圧粉成形体における各ティースの端面に研削加工を施している。各ティースの端面に研削加工を施すことで、ヨークの裏面から複数のティースの各々の端面までの高さのばらつきを小さくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-100329号公報
【発明の概要】
【0004】
本開示のコアは、アキシャルギャップ型の回転電機に用いられるコアであって、円環状のヨークと、前記ヨークの軸の周りに間隔をあけて配置された柱状の複数のティースと、を備える。前記ヨークと前記複数のティースとは、一体の圧粉成形体で構成されている。前記ヨークは、前記複数のティースとの境界を有する第一面と、前記第一面とは反対の面である第二面と、前記第一面と前記第二面とをつなぐ外周面および内周面と、を備える。前記複数のティースの各々は、前記コアを前記軸に平行な第一方向から見て、前記外周面で構成される第一包絡円よりも外方に位置する外部領域を備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1は、実施形態のコアの一例を示す概略斜視図である。
図2は、図1のコアの概略底面図である。
図3は、図1のコアの概略平面図である。
図4は、図1のコアに備わるティースの一つを示す拡大図である。
図5は、図4のV-V断面図である。
図6は、図1のVI-VI断面図である。
図7は、実施形態のコアを製造するために用いられるダイの概略斜視図である。
図8は、実施形態のコアを製造するために用いられる下パンチの概略斜視図である。
図9は、実施形態のコアを製造するために用いられる上パンチの概略斜視図である。
図10は、図7のダイと図8の下パンチで形成されたキャビティに粉末が充填された状態の概略上面図である。
図11は、図7のダイと図8の下パンチと図9の上パンチとが組み合わされた状態の一部を示す概略断面図である。
図12は、図1のコアを備えるステータの一例を示す概略斜視図である。
図13は、図12のステータを備える回転電機の一例を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
[本開示が解決しようとする課題]
圧粉成形体は、金型に形成されたキャビティに粉末を充填し、その充填した粉末を加圧成形することで作製される。キャビティへの給紛は、底部に開口を有する粉箱で行われる。粉箱は、金型上を直線的に往復移動する。粉箱がキャビティ上に移動すると、粉箱内の粉末が重力により粉箱の開口からキャビティ内に落ちる。粉箱の底面は、粉箱の往復移動に伴ってキャビティに充填された粉末の一部を引きずる。そのため、キャビティにおける粉箱からの給紛開始点付近の領域は、給紛の折り返し点付近の領域よりも多くの粉末が充填される傾向にある。粉末の充填量に偏りが生じると、加圧成形後に得られる圧粉成形体において、ヨークの裏面から複数のティースの各々の端面までの長さにばらつきが生じ得る。
【0007】
特許文献1の技術では、上記の長さにばらつきが生じた状態の圧粉成形体を作製した後、その圧粉成形体における各ティースの端面に研削加工を施している。特許文献1の技術では、研削加工を施す工程が必要であり、工程数が多く、生産性の改善が望まれる。
【0008】
本開示は、ヨークの基準面から複数のティースの各々の端面までの長さのばらつきが小さく、かつ生産性に優れるコアを提供することを目的の一つとする。
【0009】
[本開示の効果]
本開示のコアは、ヨークの基準面から複数のティースの各々の端面までの長さのばらつきが小さく、かつ生産性に優れる。
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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