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公開番号2025135384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024033201
出願日2024-03-05
発明の名称コネクタユニット
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類H01R 13/24 20060101AFI20250910BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】第1側端子部と第2側端子部の接触面間へのめっきの摩耗粉の堆積を抑制できる、コネクタユニットを開示する。
【解決手段】コネクタユニット10が相互に嵌合する第1コネクタ12と第2コネクタ14を備え、第1コネクタ12は第1側対向面20を有する第1側端子部16を含み、第2コネクタ14は第2側対向面38を有する第2側端子部18を含み、第1コネクタ12と第2コネクタ14が嵌合する際には、第1側端子部16と第2側端子部18は、嵌合開始位置Sから嵌合完了位置Cまで第1側対向面20と第2側対向面38が相互に当接した状態で且つ相対的にスライドするように変位可能であり、第1側対向面20と第2側対向面38の一方には、複数の凹溝28が開口して並列配置されており、凹溝28間の領域によって複数の平面接点部30が構成されており、複数の平面接点部30と隣接する凹溝28の境界によって複数の角部32が設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
一方側から他方側に向かう第1方向に沿って相対的に接近して相互に嵌合する第1コネクタと第2コネクタを備え、
前記第1コネクタは、前記第1方向に直交して広がる第1側対向面を有する第1側端子部を含み、
前記第2コネクタは、前記第1方向に直交して広がり前記第1側対向面に前記第1方向で対向する第2側対向面を有する第2側端子部を含み、
前記第1コネクタと前記第2コネクタが嵌合する際には、前記第1側端子部と前記第2側端子部は、前記第1側対向面と前記第2側対向面が相互に当接する嵌合開始位置から、前記第1方向で前記嵌合開始位置から離隔した嵌合完了位置まで前記第1側対向面と前記第2側対向面が相互に当接した状態で変位可能であり、
前記第1側対向面と前記第2側対向面が相互に当接した状態で前記嵌合開始位置から前記嵌合完了位置まで変位する際に、前記第1側対向面と前記第2側対向面が所定のスライド方向に相対的にスライドするようになっており、
前記第1側対向面と前記第2側対向面の一方には、前記スライド方向に交差する方向に延びる複数の凹溝が開口して並列配置されており、前記凹溝間の領域によって複数の平面接点部が構成されており、
複数の前記平面接点部と隣接する前記凹溝の境界によって前記スライド方向に交差する方向に延びる複数の角部が設けられている、コネクタユニット。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記第1側対向面が第1側コネクタハウジングに固定されており、前記第1側対向面に対して前記第2側対向面が前記スライド方向にスライドするようになっており、
前記第1側対向面に前記複数の凹溝と前記複数の平面接点部と前記複数の角部が設けられている、請求項1に記載のコネクタユニット。
【請求項3】
前記第1側対向面と前記第2側対向面の他方には、前記平面接点部に向かって突出して、断面半円状で前記スライド方向に延びる突状接点部が設けられており、前記突状接点部が前記複数の平面接点部に跨って前記スライド方向に延びている、請求項1または請求項2に記載のコネクタユニット。
【請求項4】
前記複数の凹溝は、前記スライド方向に交差する方向において、前記第1側対向面または前記第2側対向面の両端に至らない長さで設けられている、請求項1または請求項2に記載のコネクタユニット。
【請求項5】
前記複数の凹溝は、前記スライド方向に交差する方向において、前記第1側対向面または前記第2側対向面の両端に至る長さで設けられている、請求項1または請求項2に記載のコネクタユニット。
【請求項6】
前記第2コネクタが、前記第1コネクタに対して前記第1方向の前記一方側から前記他方側に向かって近づいて前記第1コネクタに嵌合するようになっており、
前記第2コネクタは、前記第1側端子部の前記第1側対向面が挿し入れられる開口部を備えたケースと、前記第2側端子部と共に前記ケース内に収容されて、前記第2側端子部の前記第2側対向面を前記開口部に向かって付勢する付勢部材と、前記開口部に挿し入れられた前記第1側端子部の前記第1側対向面が前記第2側対向面に当接して前記付勢部材の付勢力に抗して前記第2側対向面を前記第1方向の前記一方側に押圧して、前記嵌合開始位置から前記嵌合完了位置まで変位する際に、前記第2側対向面を前記スライド方向にスライドするようにガイドするガイド部と、を有している、請求項1または請求項2に記載のコネクタユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタユニットに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、相互に嵌合して導通接続される第1コネクタ(相手方コネクタ)および第2コネクタ(コネクタ)からなるコネクタユニットが開示されている。第2コネクタは、第2側端子部(電気接触部材)と、第2側接続部(外部接続部材)と、第2側端子部と第2側接続部とを電気的に接続している可撓導体(編組線)と、を有する端子モジュールと、端子モジュールを収容する第2側コネクタハウジング(コネクタハウジング)と、を備えている。第1コネクタ(相手側コネクタ)は、第2側端子部と電気的に接続可能な第1側端子部(相手側接点)を備えている。
【0003】
第1側端子部は、第2側端子部に突き当てられる突状接点部(球状部)を有している。第1コネクタと第2コネクタとの嵌合の際に、第2側端子部は、第1側端子部の突状接点部に対してスライド変位する。これにより、第1側端子部と第2側端子部の接触面間に電気的接続を阻害する異物が付着していても、接触面間の異物が除去されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-101556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のコネクタユニットについて、本発明者が更なる検討を重ねた結果、高温環境下で挿抜を繰り返した際には、第1側端子部と第2側端子部の接触面間に微小なめっきの摩耗粉を発生させる可能性があることを見出した。さらに、めっきが錫めっきの場合には、摩耗粉が接触面間に堆積して酸化し、接触面間の導通抵抗を大きく上昇させる可能性があるとの新たな知見を得た。
【0006】
そこで、第1側端子部と第2側端子部の接触面間へのめっきの摩耗粉の堆積を抑制できる、コネクタユニットを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のコネクタユニットは、一方側から他方側に向かう第1方向に沿って相対的に接近して相互に嵌合する第1コネクタと第2コネクタを備え、前記第1コネクタは、前記第1方向に直交して広がる第1側対向面を有する第1側端子部を含み、前記第2コネクタは、前記第1方向に直交して広がり前記第1側対向面に前記第1方向で対向する第2側対向面を有する第2側端子部を含み、前記第1コネクタと前記第2コネクタが嵌合する際には、前記第1側端子部と前記第2側端子部は、前記第1側対向面と前記第2側対向面が相互に当接する嵌合開始位置から、前記第1方向で前記嵌合開始位置から離隔した嵌合完了位置まで前記第1側対向面と前記第2側対向面が相互に当接した状態で変位可能であり、前記第1側対向面と前記第2側対向面が相互に当接した状態で前記嵌合開始位置から前記嵌合完了位置まで変位する際に、前記第1側対向面と前記第2側対向面が所定のスライド方向に相対的にスライドするようになっており、前記第1側対向面と前記第2側対向面の一方には、前記スライド方向に交差する方向に延びる複数の凹溝が開口して並列配置されており、前記凹溝間の領域によって複数の平面接点部が構成されており、複数の前記平面接点部と隣接する前記凹溝の境界によって前記スライド方向に交差する方向に延びる複数の角部が設けられている、ものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示のコネクタユニットによれば、第1側端子部と第2側端子部の接触面間へのめっきの摩耗粉の堆積を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1に係るコネクタユニットを第1コネクタと第2コネクタとが嵌合完了位置にある状態で示す斜視図である。
図2は、図1に示されたコネクタユニットにおいて第2コネクタにおける第2側コネクタハウジングを除いた状態で示す斜視図である。
図3は、図2に示されたコネクタユニットにおける平面図である。
図4は、図3におけるIV-IV断面図である。
図5は、図3におけるV-V断面図である。
図6は、図2に示されたコネクタユニットを第1コネクタと第2コネクタとを嵌合前の状態で示す平面側からの斜視図である。
図7は、図6に示されたコネクタユニットにおける底面側からの斜視図である。
図8は、図6に示されたコネクタユニットにおける縦断面図であって、図4に対応する図である。
図9は、図2に示されたコネクタユニットを第1コネクタと第2コネクタとが嵌合開始位置にある状態で示す斜視図である。
図10は、実施形態2に係るコネクタユニットを第1コネクタと第2コネクタとを嵌合前の状態で示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタユニットは、
(1)一方側から他方側に向かう第1方向に沿って相対的に接近して相互に嵌合する第1コネクタと第2コネクタを備え、前記第1コネクタは、前記第1方向に直交して広がる第1側対向面を有する第1側端子部を含み、前記第2コネクタは、前記第1方向に直交して広がり前記第1側対向面に前記第1方向で対向する第2側対向面を有する第2側端子部を含み、前記第1コネクタと前記第2コネクタが嵌合する際には、前記第1側端子部と前記第2側端子部は、前記第1側対向面と前記第2側対向面が相互に当接する嵌合開始位置から、前記第1方向で前記嵌合開始位置から離隔した嵌合完了位置まで前記第1側対向面と前記第2側対向面が相互に当接した状態で変位可能であり、前記第1側対向面と前記第2側対向面が相互に当接した状態で前記嵌合開始位置から前記嵌合完了位置まで変位する際に、前記第1側対向面と前記第2側対向面が所定のスライド方向に相対的にスライドするようになっており、前記第1側対向面と前記第2側対向面の一方には、前記スライド方向に交差する方向に延びる複数の凹溝が開口して並列配置されており、前記凹溝間の領域によって複数の平面接点部が構成されており、複数の前記平面接点部と隣接する前記凹溝の境界によって前記スライド方向に交差する方向に延びる複数の角部が設けられている、ものである。
(【0011】以降は省略されています)

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