TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025134456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024032377
出願日2024-03-04
発明の名称パイプナットの固定構造
出願人株式会社SUBARU
代理人インフォート弁理士法人,弁理士法人イトーシン国際特許事務所
主分類B62D 21/00 20060101AFI20250909BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車体フレームに対するパイプナットの取り付け剛性を確保すると共に、組み立て性を高め、さらに、車体フレームの剛性を高めることができるパイプナットの固定構造を提供する。
【解決手段】パイプナット14の固定構造は、中空断面15を有するフロントサイドフレーム6にパイプナット本体14aを固定する構造であって、フロントサイドフレーム6に設けられ、パイプナット本体14aが、中心軸O周りに回転可能な状態にて挿通される下挿通孔12eと、下挿通孔12eから延出するスリット12fと、パイプナット本体14aの基端部に設けられ、フロントサイドフレーム6の外面に当接し、パイプナット本体14aの長手方向の移動を規制する接合フランジ部14bと、パイプナット本体14aの側面から延出し、スリット12fを通過してフロントサイドフレーム6の内部に配置される補強板14cと、を備え、補強板14cは、回転した位置にて、フロントサイドフレーム6の内面に接合されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
中空断面を有する車体フレームに対してパイプナット本体を固定するパイプナットの固定構造であって、
前記車体フレームに設けられ、前記パイプナット本体が、前記パイプナット本体の中心軸周りに回転可能な状態にて挿通される挿通孔と、
前記車体フレームに設けられ、前記挿通孔から延出するスリットと、
前記パイプナット本体の基端部に設けられ、前記車体フレームの外面に当接して、前記パイプナット本体の長手方向の移動を規制する第1のストッパと、
前記パイプナット本体の側面から延出し、前記スリットを通過して前記車体フレームの内部に配置される第2のストッパと、を備え、
前記第2のストッパは、前記スリットから前記中心軸周りに回転した位置において、前記車体フレームの内面に接合されていることを特徴とするパイプナットの固定構造。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記車体フレームは、前記外面から突出する第1の突起を有し、
前記第1の突起に前記第1のストッパが当接しているとき、前記第2のストッパが前記車体フレームの長手方向に直交する方向に延在することを特徴とする請求項1に記載のパイプナットの固定構造。
【請求項3】
前記車体フレームは、前記車体フレームの内部に向けて突出する第2の突起を有し、
前記第2の突起に前記第2のストッパが当接しているとき、前記第2のストッパが前記車体フレームの長手方向に直交する方向に延在することを特徴とする請求項1に記載のパイプナットの固定構造。
【請求項4】
前記パイプナット本体の先端部は、前記車体フレームを貫通して突出することを特徴とする請求項1に記載のパイプナットの固定構造。
【請求項5】
前記第1のストッパは、前記車体フレームの前記外面にスポット溶接によって接合されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のパイプナットの固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体フレームに対し、サブフレームをボルト締結するために車体フレームに設けられるパイプナットの固定構造に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車体前部の両側には、車体フレームとして、例えば、前後方向に延在するフロントサイドフレームが配置されている。このフロントサイドフレームの下部には、サブフレームとして、例えば、サスペンション等を支持するサスペンションクロスメンバが車幅方向に延在されている。
【0003】
このようなサスペンションクロスメンバの両端部は、フロントサイドフレームの各々に対し、ボルト締結によって取り付けられることが一般的である。このため、サスペンションクロスメンバの両端部をフロントサイドフレームの各々にボルト締結するために、フロントサイドフレームには、内部に雌ねじ部を有するパイプナットが接合されている。
【0004】
このような、パイプナットの取り付け剛性を高めるための固定構造として、従来様々な技術が提案されている。
【0005】
例えば、特許文献1(特開2011-230602号公報)には、パイプナットに傾倒を抑制するための補強部材が設けられ、補強部材を車体フレームの内面に接合させて、パイプナットを固定する構造が開示されている。このような補強部材は、パイプナットの取り付け剛性を高めるのみならず、車体フレームの剛性を高めることができる。
【0006】
ところで、このような固定構造の場合、パイプナットと補強部材をサブアセンブリした状態にて、補強部材を車体フレームの内面に溶接することが一般的である。
【0007】
このような車体フレームの内側から溶接するだけの固定構造に対し、更なる取り付け剛性の向上を図るため、車体フレームの外側からも溶接することが好ましい。
【0008】
このようなパイプナットの取り付け剛性を向上させるための固定構造として、車体フレームの外面に当接させて溶接するフランジ部を、パイプナットの下端部に設ける固定構造も考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2011-230602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、このような固定構造では、パイプナットと補強部材をサブアセンブリすることが困難となる虞がある。この場合、組み立て性を悪化させる虞がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社SUBARU
車両
3日前
株式会社SUBARU
車体構造
8日前
株式会社SUBARU
車載制御装置
1日前
株式会社SUBARU
硫黄除去方法
3日前
株式会社SUBARU
乗員保護装置
13日前
株式会社SUBARU
運転支援装置
13日前
株式会社SUBARU
運転支援装置
1日前
株式会社SUBARU
乗員保護装置
8日前
株式会社SUBARU
車両用表示装置
14日前
株式会社SUBARU
エンジン制御装置
21日前
株式会社SUBARU
エンジン制御装置
15日前
株式会社SUBARU
ピストン冷却構造
13日前
株式会社SUBARU
燃料電池システム
6日前
株式会社SUBARU
ドアロック制御装置
7日前
株式会社SUBARU
合わせ面のシール構造
22日前
株式会社SUBARU
パイプナットの固定構造
15日前
株式会社SUBARU
パイプナットの固定構造
15日前
株式会社SUBARU
ゴム組成物および防振ゴム
3日前
日本発條株式会社
ヒータ装置
3日前
日本発條株式会社
車両用シート
22日前
日本発條株式会社
車両用シート
22日前
日本発條株式会社
車両用支持装置
3日前
株式会社SUBARU
ドライビングシミュレータの制御装置
6日前
株式会社SUBARU
精神状態判定装置および精神状態判定方法
7日前
株式会社SUBARU
ピストン挙動解析装置、及び、ピストン挙動解析方法
22日前
日本発條株式会社
シートバックの送風機保護構造及び車両用シート
15日前
日本発條株式会社
シートバックの送風機保護構造及び車両用シート
15日前
個人
カート
2か月前
個人
走行装置
3か月前
個人
電動走行車両
3か月前
個人
乗り物
4か月前
個人
発音装置
6か月前
個人
閂式ハンドル錠
3か月前
個人
折り畳み自転車
10か月前
個人
電動モビリティ
7か月前
個人
駐輪設備
28日前
続きを見る