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公開番号
2025136074
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034263
出願日
2024-03-06
発明の名称
鋳造成形装置、及び鋳造品製造方法
出願人
UBEマシナリー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B22D
17/32 20060101AFI20250911BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】鋳造品の品質評価を高精度に行うと共に、品質に影響を与えた要因を取り除く作業を簡便化する。
【解決手段】固定金型と、可動金型と、前記固定金型と前記可動金型によって形成されるキャビティとが設けられ、前記キャビティ内に金属溶湯を射出する射出工程を経て鋳造品を得る鋳造成形装置において、前記射出工程において、前記金属溶湯の射出速度を制御する射出制御部と、前記射出工程における前記射出速度を分析する速度分析部とを備え、前記射出工程は、前記射出速度が設定値に追従するように制御される低速域と、前記射出速度が前記低速域での設定値よりも大きい設定値に追従するように制御される高速域とを有し、前記速度分析部は、前記低速域を任意に分割して得られる複数の分割エリアそれぞれにおいて、前記射出速度の最大値及び最小値を求めることを特徴とする鋳造成形装置。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
固定金型と、
可動金型と、
前記固定金型と前記可動金型によって形成されるキャビティと
が設けられ、前記キャビティ内に金属溶湯を射出する射出工程を経て鋳造品を得る鋳造成形装置において、
前記射出工程において、前記金属溶湯の射出速度を制御する射出制御部と、
前記射出工程における前記射出速度を分析する速度分析部と
を備え、
前記射出工程は、前記射出速度が設定値に追従するように制御される低速域と、前記射出速度が前記低速域での設定値よりも大きい設定値に追従するように制御される高速域とを有し、
前記速度分析部は、前記低速域を任意に分割して得られる複数の分割エリアそれぞれにおいて、前記射出速度の最大値及び最小値を求めること
を特徴とする鋳造成形装置。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の鋳造成形装置において、
前記鋳造品の良否を判断する判断部をさらに備え、
前記判断部は、前記低速域を任意に分割して得られる複数の分割エリアのそれぞれにおいて、前記射出速度の最大値及び最小値それぞれと目標値とを比較した結果に基づき、前記鋳造品の良否を判断すること
を特徴とする鋳造成形装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の鋳造成形装置において、
前記高速域は、前記低速域の後に設けられ、
前記速度分析部は、前記高速域を任意に分割して得られる複数の分割エリアそれぞれにおいても前記射出速度を分析し、
前記低速域における複数の分割エリアの数N1は、前記高速域における複数の分割エリアの数N2よりも多いこと
を特徴とする鋳造成形装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の鋳造成形装置において、
前記速度分析部は、前記低速域を任意に分割して得られる複数の分割エリアのそれぞれにおいて、前記射出速度の平均値をさらに求めること
を特徴とする鋳造成形装置。
【請求項5】
固定金型と、
可動金型と、
前記固定金型と前記可動金型によって形成されるキャビティと
が設けられた鋳造成形装置を用いて鋳造品を得る鋳造品製造方法であって、
前記キャビティ内に金属溶湯を射出する射出工程と、
前記射出工程において、前記金属溶湯の射出速度を制御する射出制御工程と、
前記射出工程における前記射出速度を分析する速度分析工程と
を備え、
前記射出工程は、前記射出速度が設定値に追従するように制御される低速域と、前記射出速度が前記低速域での設定値よりも大きい設定値に追従するように制御される高速域とを有し、
前記速度分析工程では、前記低速域を任意に分割して得られる複数の分割エリアそれぞれにおいて、前記射出速度の最大値及び最小値が求められること
を特徴とする鋳造品製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、鋳造成形装置、及び鋳造品製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、固定金型と可動金型を備え、固定金型と可動金型によって形成されるキャビティ中にスリーブ内を摺動するプランジャの押出力によって金属溶湯を射出させて鋳物製品を成形するダイカスト装置が開示されている。このダイカスト装置が備える制御装置は、金属溶湯がキャビティ―に充填後、金属溶湯をプランジャが押す圧力の立上り時間、圧力の安定値に応じて鋳物製品の不良発生予測を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-157641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、鋳造品の品質評価を高精度に行うと共に、品質に影響を与えた要因を取り除く作業を簡便化することが可能な鋳造成形装置、及び鋳造品製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[1]固定金型と、可動金型と、前記固定金型と前記可動金型によって形成されるキャビティとが設けられ、前記キャビティ内に金属溶湯を射出する射出工程を経て鋳造品を得る鋳造成形装置において、前記射出工程において、前記金属溶湯の射出速度を制御する射出制御部と、前記射出工程における前記射出速度を分析する速度分析部とを備え、前記射出工程は、前記射出速度が設定値に追従するように制御される低速域と、前記射出速度が前記低速域での設定値よりも大きい設定値に追従するように制御される高速域とを有し、前記速度分析部は、前記低速域を任意に分割して得られる複数の分割エリアそれぞれにおいて、前記射出速度の最大値及び最小値を求めることを特徴とする鋳造成形装置。
【0006】
[2]上記[1]に記載の鋳造成形装置において、前記鋳造品の良否を判断する判断部をさらに備え、前記判断部は、前記低速域を任意に分割して得られる複数の分割エリアのそれぞれにおいて、前記射出速度の最大値及び最小値それぞれと目標値とを比較した結果に基づき、前記鋳造品の良否を判断することを特徴とする鋳造成形装置。
【0007】
[3]上記[1]又は[2]に記載の鋳造成形装置において、前記高速域は、前記低速域の後に設けられ、前記速度分析部は、前記高速域を任意に分割して得られる複数の分割エリアそれぞれにおいても前記射出速度を分析し、前記低速域における複数の分割エリアの数N1は、前記高速域における複数の分割エリアの数N2よりも多いことを特徴とする鋳造成形装置。
【0008】
[4]上記[1]~[3]のいずれか1つに記載の鋳造成形装置において、前記速度分析部は、前記低速域を任意に分割して得られる複数の分割エリアのそれぞれにおいて、前記射出速度の平均値をさらに求めることを特徴とする鋳造成形装置。
【0009】
[5]固定金型と、可動金型と、前記固定金型と前記可動金型によって形成されるキャビティとが設けられた鋳造成形装置を用いて鋳造品を得る鋳造品製造方法であって、前記キャビティ内に金属溶湯を射出する射出工程と、前記射出工程において、前記金属溶湯の射出速度を制御する射出制御工程と、前記射出工程における前記射出速度を分析する速度分析工程とを備え、前記射出工程は、前記射出速度が設定値に追従するように制御される低速域と、前記射出速度が前記低速域での設定値よりも大きい設定値に追従するように制御される高速域とを有し、前記速度分析工程では、前記低速域を任意に分割して得られる複数の分割エリアそれぞれにおいて、前記射出速度の最大値及び最小値が求められることを特徴とする鋳造品製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、鋳造品の品質評価を高精度に行うと共に、品質に影響を与えた要因を取り除く作業を簡便化することが可能な鋳造成形装置、及び鋳造品製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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