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公開番号2025136081
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034273
出願日2024-03-06
発明の名称ウォータポンプ診断装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F01P 11/14 20060101AFI20250911BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】ウォータポンプの回転速度に基づかなくても、ウォータポンプが故障しているか否か診断できるようにする。
【解決手段】ウォータポンプ診断装置は、冷却対象を冷却する冷媒を循環させるウォータポンプを診断する。ウォータポンプ診断装置は、温度センサと診断部とを備える。温度センサは、冷却対象の一部であるパワー半導体の温度を測定する。診断部は、温度センサによって測定された温度に基づくパワー半導体の温度上昇速度と、予め設定された基準温度上昇速度との比較に基づいて、ウォータポンプが故障しているか否か判定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
冷却対象を冷却する冷媒を循環させるウォータポンプを診断するウォータポンプ診断装置であって、
前記冷却対象の一部であるパワー半導体の温度を測定する温度センサと、
前記温度センサによって測定された温度に基づく前記パワー半導体の温度上昇速度と、予め設定された基準温度上昇速度との比較に基づいて、前記ウォータポンプが故障しているか否か判定する診断部と、
を備えるウォータポンプ診断装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記冷却対象と前記ウォータポンプと前記ウォータポンプ診断装置とは、車両に搭載されており、
前記冷却対象は、前記車両を走行させるためのパワーモジュールを含み、
前記パワー半導体は、前記パワーモジュールの一部である、
請求項1に記載のウォータポンプ診断装置。
【請求項3】
前記診断部によって前記ウォータポンプが故障していると判定されたことを条件に、前記ウォータポンプが故障している旨を警告する警告部を備える、請求項1又は2に記載のウォータポンプ診断装置。
【請求項4】
前記診断部は、
前記温度センサによって測定された温度に基づく前記パワー半導体の温度上昇速度から前記基準温度上昇速度を減じた値としての上昇速度差が、所定の故障判定値よりも大きいことを条件に、前記ウォータポンプが故障していると判定し、
前記上昇速度差が、前記故障判定値よりも大きい停止判定値よりも大きいことを条件に、前記ウォータポンプが停止していると判定する、
請求項1又は2に記載のウォータポンプ診断装置。
【請求項5】
前記診断部によって前記ウォータポンプが故障していると判定されたことを条件に、前記ウォータポンプが故障している旨を警告し、前記診断部によって前記ウォータポンプが停止していると判定されたことを条件に、前記ウォータポンプが停止している旨を警告する警告部を備える、請求項4に記載のウォータポンプ診断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウォータポンプの故障を検知するためのウォータポンプ診断装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
車両の中には、車両制御ユニットなどの冷却対象を冷却するための冷媒を循環させるウォータポンプを備えるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-115680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ウォータポンプが故障して、冷媒の流量が低下した場合には、冷却対象の温度が上昇することによって、種々の問題が発生し得る。そのことから、ウォータポンプが故障しているか否かは、速やかに診断できることが好ましい。
【0005】
ウォータポンプの故障を検知する技術として、例えば、ウォータポンプの回転速度に基づいて、ウォータポンプが故障しているか否か診断するものがある。しかしながら、このような手法では、回転速度センサが装着されていないウォータポンプについては、故障しているか否か診断することができない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ウォータポンプの回転速度に基づかなくても、ウォータポンプが故障しているか否か診断できるようにすることを、目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、冷却対象の一部としてのパワー半導体の温度上昇に着目すれば、ウォータポンプの回転速度に基づかなくても、ウォータポンプの故障を検知可能であることを見出して、本発明に至った。本発明は、以下の(1)~(5)のウォータポンプ診断装置である。
【0008】
(1)冷却対象を冷却する冷媒を循環させるウォータポンプを診断するウォータポンプ診断装置であって、
前記冷却対象の一部であるパワー半導体の温度を測定する温度センサと、
前記温度センサによって測定された温度に基づく前記パワー半導体の温度上昇速度と、予め設定された基準温度上昇速度との比較に基づいて、前記ウォータポンプが故障しているか否か判定する診断部と、
を備えるウォータポンプ診断装置。
【0009】
本構成によれば、パワー半導体の温度上昇速度と基準温度上昇速度との比較から、冷媒の流量を推定できる。すなわち、基準温度上昇速度よりもパワー半導体の温度上昇速度の方が、より大きいほど、冷媒の流量が、より少ないと推定できる。そのことから、ウォータポンプの回転速度に基づかなくても、ウォータポンプが故障しているか否か診断できる。
【0010】
(2)前記冷却対象と前記ウォータポンプと前記ウォータポンプ診断装置とは、車両に搭載されており、
前記冷却対象は、前記車両を走行させるためのパワーモジュールを含み、
前記パワー半導体は、前記パワーモジュールの一部である、
前記(1)に記載のウォータポンプ診断装置。
(【0011】以降は省略されています)

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