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公開番号
2025145905
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046404
出願日
2024-03-22
発明の名称
鞍乗り型車両
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62J
9/23 20200101AFI20250926BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】シートとシートレールとの間に車両部品を配置する鞍乗り型車両において、複数の車両部品を効率よく配置可能とする。
【解決手段】シートの下方かつ左右のシートレール11の間で車両部品を支持する支持トレー40を備え、前記支持トレー40は、左右の前記シートレール11にそれぞれ係止される左右一対の把持部41と、左右の前記把持部41の間で車幅方向に延びて左右の前記把持部41を連結し、前記車両部品を支持するトレー本体43と、を備え、前記トレー本体43は、上面側に第一の車両部品46Aを支持する上面支持部と、下面側に第二の車両部品51Aを支持する下面支持部と、を備え、前記トレー本体43と前記把持部41とは、車両側面視で互いに重なる高さに配置されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
車両前後方向に延びる左右一対のシートレール(11)と、
前記シートレール(11)の下方に間隔をあけて配置されるリアフェンダ(30)と、
前記シートレール(11)の上方に間隔をあけて配置されるシート(19b)と、
前記シート(19b)の下方かつ左右の前記シートレール(11)の間で車両部品を支持する支持トレー(40)と、を備える鞍乗り型車両(1)において、
前記支持トレー(40)は、
左右の前記シートレール(11)にそれぞれ係止される左右一対の把持部(41)と、
左右の前記把持部(41)の間で車幅方向に延びて左右の前記把持部(41)を連結し、前記車両部品を支持するトレー本体(43)と、を備え、
前記トレー本体(43)は、
上面側に第一の車両部品(46A,49A)を支持する上面支持部(48)と、
下面側に第二の車両部品(51A)を支持する下面支持部(55)と、を備え、
前記トレー本体(43)と前記把持部(41)とは、車両側面視で互いに重なる高さに配置されている鞍乗り型車両。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記シートレール(11)を下方から支持する左右一対のバックステー(12)を備え、
前記シートレール(11)は、車両側面視で後上がりに傾斜して延び、
前記把持部(41)は、車両側面視で前記シートレール(11)に沿って傾斜し、
前記トレー本体(43)は、車両側面視でフェンダ上面(31a)に沿うように形成されている請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記第二の車両部品(51A)は、前記下面支持部(55)から垂下して取り付けられ、
前記第二の車両部品(51A)と前記フェンダ上面(31a)とは互いに離間している請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
前記リアフェンダ(30)は、前記支持トレー(40)に支持される前記第二の車両部品(51A)とは別の第三の車両部品(61A)を支持するフェンダ上部(31)を備え、
前記第三の車両部品(61A)と前記下面支持部(55)とは、上面視で互いに重なる請求項3に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
前記支持トレー(40)は、前記トレー本体(43)の端部から上下方向に延出する壁部(44)を備え、
前記壁部(44)には、前記リアフェンダ(30)に係止されるトレー後係止部(44a)を備えている請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
前記第一の車両部品(49A)は、自動料金支払いシステムの車載器(49)を備えている請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項7】
前記シートレール(11)の後方にテールライトユニット(34)を備え、
前記第一の車両部品(46A)は、発音器(46)を備え、
前記発音器(46)は、発音方向を車両後方に指向させて配置され、
前記テールライトユニット(34)は、前記シートレール(11)の後端(11a)よりも後方に配置され、
前記発音器(46)は、前記シートレール(11)の後端(11a)よりも前方で、前記テールライトユニット(34)の前方に離間して配置されている請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項8】
左右の前記シートレール(11)同士を連結するとともに、前記リアフェンダ(30)を支持する下側クロスメンバ(28)を備え、
前記支持トレー(40)は、前記下側クロスメンバ(28)の上方に配置されている請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項9】
前記支持トレー(40)の上方に前記シート(19b)が配置され、
前記シートレール(11)の前部上面側で左右の前記シートレール(11)を連結する前上クロスメンバ(26)と、
前記シートレール(11)の後部上面側で左右の前記シートレール(11)を連結する後上クロスメンバ(27)と、を備え、
前記前上クロスメンバ(26)と前記後上クロスメンバ(27)とは、それぞれ前記シートレール(11)よりも上方に延び、前記シート(19b)を下方から支持し、
前記支持トレー(40)は、前記前上クロスメンバ(26)と前記後上クロスメンバ(27)との間で左右の前記シートレール(11)にかけ渡され、
前記トレー本体(43)は、前記前上クロスメンバ(26)および前記後上クロスメンバ(27)の上端よりも下方に配置されている請求項8に記載の鞍乗り型車両。
【請求項10】
前記トレー本体(43)の下面には、下方に延びた後に前記下面支持部(55)の下面に沿って延びる下面係止片(52)を備え、
前記第二の車両部品(51A)は、被覆部材(53)によって周囲を覆われ、
前記被覆部材(53)には、前記下面係止片(52)を挿入可能なスリット形成部(54)を備え、
前記下面係止片(52)が前記スリット形成部(54)に挿入されることによって、前記第二の車両部品(51A)が前記下面支持部55に係止されている請求項1に記載の鞍乗り型車両。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、鞍乗り型車両のシートレールに固定された左右のグラブバーと、リアシートの下方で左右のグラブバー同士を連結する連結部と、を備え、リアシートと連結部との間に物品収納部を形成する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-169276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、リアシート下方の空間は、荷物の収納のみならず、近年の鞍乗り型車両が有する種々の電装部品の配置スペースとしても利用される。
しかし、車体後部でリアシート下方の空間は、後ろ上がりの外観によって後側ほど上下寸法が狭まりやすく、部品配置スペースが限られやすい。また、特許文献1のように側壁、底壁を設ける場合、収容空間が小さくなる。一方で、前記側壁、底壁を設けない場合、収容品に傷がつく可能性がある。このため、シートレールおよびその周辺部品を利用して効率よく車両部品を配置できる構成が要望されている。
【0005】
そこで本発明は、シートとシートレールとの間に車両部品を配置する鞍乗り型車両において、複数の車両部品を効率よく配置可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の第一の態様は、車両前後方向に延びる左右一対のシートレール(11)と、前記シートレール(11)の下方に間隔をあけて配置されるリアフェンダ(30)と、前記シートレール(11)の上方に間隔をあけて配置されるシート(19b)と、前記シート(19b)の下方かつ左右の前記シートレール(11)の間で車両部品を支持する支持トレー(40)と、を備える鞍乗り型車両(1)において、前記支持トレー(40)は、左右の前記シートレール(11)にそれぞれ係止される左右一対の把持部(41)と、左右の前記把持部(41)の間で車幅方向に延びて左右の前記把持部(41)を連結し、前記車両部品を支持するトレー本体(43)と、を備え、前記トレー本体(43)は、上面側に第一の車両部品(46A,49A)を支持する上面支持部(48)と、下面側に第二の車両部品(51A)を支持する下面支持部(55)と、を備え、前記トレー本体(43)と前記把持部(41)とは、車両側面視で互いに重なる高さに配置されている。
この構成によれば、左右シートレールの上下に後部シートおよびリアフェンダをそれぞれ配置し、左右シートレール間には支持トレーをかけ渡す。トレー本体の上面側には上面支持部を設け、後部シートとの間に第一の車両部品を支持可能とする。トレー本体の下面側には下面支持部を設け、リアフェンダとの間に第二の車両部品を支持可能とする。このように、ピリオンシートとリアフェンダとの間に形成されたスペースを上下に区画し、複数の車両部品を効率よく配置することができる。また、トレー本体の高さと左右の把持部の高さとを互いに同一にすることで、左右シートレールの上下に振り分けて複数の車両部品を効率よく配置することができる。
【0007】
本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、前記シートレール(11)を下方から支持する左右一対のバックステー(12)を備え、前記シートレール(11)は、車両側面視で後上がりに傾斜して延び、前記把持部(41)は、車両側面視で前記シートレール(11)に沿って傾斜し、前記トレー本体(43)は、車両側面視でフェンダ上面(31a)に沿うように形成されている。
この構成によれば、シートレールを下方から支持するバックステーに沿うようにリアフェンダを延ばし、支持トレーの把持部はシートレールに沿わせてシートレールに係止し、トレー本体はリアフェンダにおける緩傾斜のフェンダ上面に沿うように形成する。これにより、トレー本体は傾斜を緩めて略水平となり、上下面に安定して車両部品を支持できるとともに、トレー本体と把持部とを互いにねじって配置し、これらを車両側面視で互いに重なるように配置することができる。
【0008】
本発明の第三の態様は、上記第二の態様において、前記第二の車両部品(51A)は、前記下面支持部(55)から垂下して取り付けられ、前記第二の車両部品(51A)と前記フェンダ上面(31a)とは互いに離間している。
この構成によれば、下面支持部から垂下するように第二の車両部品を支持し、この第二の車両部品とフェンダ上面とは互いに離間することで、支持トレーの下方の第二の車両部品を支持しながら、リアフェンダに第二の車両部品が接触することを回避し、傷や音等の発生を抑止することができる。
【0009】
本発明の第四の態様は、上記第三の態様において、前記リアフェンダ(30)は、前記支持トレー(40)に支持される前記第二の車両部品(51A)とは別の第三の車両部品(61A)を支持するフェンダ上部(31)を備え、前記第三の車両部品(61A)と前記下面支持部(55)とは、上面視で互いに重なる。
この構成によれば、リアフェンダ上に第三の車両部品を支持するフェンダ上部を備え、下面支持部と第三の車両部品とが上面視で重なることで、下面支持部とリアフェンダとの間の空間を第三の車両部品の配置スペースとして有効活用し、かつ下面支持部ひいてはトレー本体によって第三の車両部品を上方からの外乱から保護することができる。
【0010】
本発明の第五の態様は、上記第一の態様において、前記支持トレー(40)は、前記トレー本体(43)の端部から上下方向に延出する壁部(44)を備え、前記壁部(44)には、前記リアフェンダ(30)に係止されるトレー後係止部(44a)を備えている。
この構成によれば、支持トレーの後側から下方に延びる後壁の下端部に、リアフェンダに係止されるトレー後係止部を備えることで、下面支持部に支持する第二の車両部品を避けながら支持トレーをリアフェンダに係止して相対位置を固定するとともに、後壁によって第二の車両部品を後方からの外乱から保護することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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