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公開番号2025136548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035201
出願日2024-03-07
発明の名称螺子締付機
出願人ジヤトコ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類B23P 19/06 20060101AFI20250911BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】チャックに通常時よりも大きな力が作用することを抑制可能とする。
【解決手段】螺子締付機は、供給された螺子を案内するガイド孔を有する本体と、本体に支持され、ガイド孔から螺子が供給されるとともに、本体との支持点を中心として先端部が開閉するチャックと、チャックの先端部が閉じる閉方向に付勢力を付与する付勢部材と、閉状態のチャックを開きながら螺子をチャックの先端方向へ押送し、当該螺子の頭部がチャックの先端部に保持された状態を形成可能な締付ロッドと、を備え、付勢部材は、第一付勢部材と第二付勢部材とを有し、押送される前記螺子の移動に伴って開くチャックの開き角が所定角度以下の領域では、第一付勢部材のみがチャックを閉方向に付勢し、開き角が所定角度を超える領域では、第一付勢部材と第二付勢部材とがチャックを閉方向に付勢する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
螺子締付機であって、
供給された螺子を案内するガイド孔を有する本体と、
前記本体に支持され、前記ガイド孔から前記螺子が供給されるとともに、前記本体との支持点を中心として先端部が開閉するチャックと、
前記チャックの前記先端部が閉じる閉方向に付勢力を付与する付勢部材と、
閉状態の前記チャックを開きながら前記螺子を前記チャックの先端方向へ押送し、当該螺子の頭部が前記チャックの前記先端部に保持された状態を形成可能な締付ロッドと、
を備え、
前記付勢部材は、第一付勢部材と第二付勢部材とを有し、
押送される前記螺子の移動に伴って開く前記チャックの開き角が所定角度以下の領域では、前記第一付勢部材のみが前記チャックを前記閉方向に付勢し、
前記開き角が前記所定角度を超える領域では、前記第一付勢部材と前記第二付勢部材とが前記チャックを前記閉方向に付勢する、
螺子締付機。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載の螺子締付機であって、
前記所定角度は、前記チャックの前記先端部に前記螺子の前記頭部が保持された状態における前記開き角である、
螺子締付機。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の螺子締付機であって、
前記第二付勢部材は、ボール部材を介して前記チャックに付勢力を付与する、
螺子締付機。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の螺子締付機であって、
前記第二付勢部材の付勢力は、前記第一付勢部材の付勢力よりも大きい、
螺子締付機。
【請求項5】
請求項1に記載の螺子締付機であって、
前記チャックは、前記本体に支持されて前記螺子の前記頭部を把持可能な複数の把持部を有し、
前記付勢部材は、前記本体と各々の前記把持部との間に配置された前記第一付勢部材及び前記第二付勢部材を有する、
螺子締付機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、螺子締付機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ボルト締付機が開示されている。ボルト締付機構は、締め付けるボルトを挟持するチャックを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-113171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のボルト締付機は、供給されたボルトが倒れた状態でチャックに挟持されることがある。この状態において、ソケットがチャックからボルトを押し出そうとすると、チャックには、応力が集中して通常時よりも大きな力が作用する。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、チャックに通常時よりも大きな力が作用することを抑制可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、螺子締付機であって、供給された螺子を案内するガイド孔を有する本体と、前記本体に支持され、前記ガイド孔から前記螺子が供給されるとともに、前記本体との支持点を中心として先端部が開閉するチャックと、前記チャックの前記先端部が閉じる閉方向に付勢力を付与する付勢部材と、閉状態の前記チャックを開きながら前記螺子を前記チャックの先端方向へ押送し、当該螺子の頭部が前記チャックの前記先端部に保持された状態を形成可能な締付ロッドと、を備え、前記付勢部材は、第一付勢部材と第二付勢部材とを有し、押送される前記螺子の移動に伴って開く前記チャックの開き角が所定角度以下の領域では、前記第一付勢部材のみが前記チャックを前記閉方向に付勢し、前記開き角が前記所定角度を超える領域では、前記第一付勢部材と前記第二付勢部材とが前記チャックを前記閉方向に付勢する、螺子締付機が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明のある態様によれば、チャックの開き角が所定角度以下の領域では、第一付勢部材のみがチャックを閉方向に付勢し、開き角が所定角度を超える領域では、第一付勢部材と第二付勢部材とがチャックを閉方向に付勢する。これにより、チャックは、開き角が所定角度以下の領域よりも所定角度を超える領域の方が閉方向に付与する付勢力が大きい。
【0008】
このため、チャック内に投入された螺子に傾きが生じた場合であっても、第一付勢部材及び第二付勢部材による強い付勢力によってチャックを閉方向に付勢することで、チャックの所定角度を超える開きを抑止し、チャック内での螺子の倒れが未然に抑制される。
【0009】
一方、チャック内で倒れた螺子を締付ロッドが押し出す場合、チャックには、締付ロッドから加えられた力が螺子を介して入力される。これにより、第一付勢部材及び第二付勢部材で付勢されたチャックは、所定角度を超えて開くので、倒れた螺子は、チャックから押し出される。
【0010】
このため、螺子締付機は、通常時においてチャックに投入された螺子の傾きを抑制しつつ、螺子が倒れた異常時において倒れた螺子の押し出しが可能となるようにチャックの可動領域を広げることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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