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公開番号2025136987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035940
出願日2024-03-08
発明の名称シート搬送装置、及び画像形成システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B65H 7/12 20060101AFI20250911BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】重送を検知し、かつ第1シートの先端が切替部に到達するまでに切替部の切替えが完了不能であっても、ジャムの発生の防止を図ること。
【解決手段】給紙装置の制御部は、重送検知部により重送を検知した場合において、第1シートの先端が切替部に到達するまでに切替部の切替えが完了可能であると判定した場合(S31のYes)、切替部を第2位置に切替えて(S33)、第1シート及び第2シートを排出支持部に案内する。重送検知部により重送を検知した場合において、第1シートの先端が切替部に到達するまでに切替部の切替えが完了不能であると判定した場合(S31のNo)、切替部を切替えず、第1シート及び第2シートを第3搬送路に案内する。そして、第1搬送路に重送した第1シート及び第2シートが搬送されてきた場合において、切替部を第2位置に切替えて、第1シート及び第2シートを排出支持部に案内する(S34)。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送する搬送部と、
排出されたシートを支持する排出支持部と、
前記搬送部により第1搬送路を搬送されるシートを、第2搬送路に案内する第1位置と、前記排出支持部にシートを搬送する第3搬送路に案内する第2位置と、に切替え可能な切替部と、
複数のシートを支持する支持部と、
前記支持部に支持されたシートを前記第1搬送路に給送する給送部と、
シートを受け入れて、前記第1搬送路にシートを案内する受入口と、
前記切替部よりもシートの搬送方向における上流、かつ前記支持部よりも前記搬送方向における下流に配置され、第1シートに後続する第2シートが重なっている重送を検知する重送検知部と、
前記切替部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記第1シートの先端が前記切替部に到達するまでに前記切替部の切替えが完了可能であると判定した場合、前記切替部を前記第2位置に切替えて、前記第1シート及び前記第2シートを前記排出支持部に案内し、
前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記第1シートの先端が前記切替部に到達するまでに前記切替部の切替えが完了不能であると判定した場合、前記切替部を切替えず、前記第1シート及び前記第2シートを前記第3搬送路に案内し、
前記第1搬送路に重送した第1シート及び第2シートが搬送されてきた場合において、前記切替部を前記第2位置に切替えて、前記第1シート及び前記第2シートを前記排出支持部に案内する、
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記重送検知部の検知位置から前記切替部までの距離に対し、前記第1シートの搬送方向の長さが短い場合、前記第1シートの先端が前記切替部に到達するまでに前記切替部の切替えが完了可能であると判定し、
前記重送検知部の検知位置から前記切替部までの距離に対し、前記第1シートの搬送方向の長さが長い場合、前記第1シートの先端が前記切替部に到達するまでに前記切替部の切替えが完了不能であると判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記重送検知部により重送を検知したときの前記第1シートの先端の位置に応じて、前記第1シートの先端が前記切替部に到達するまでに前記切替部の切替えが完了可能であるか完了不能であるかを判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記重送検知部により前記第1シートの先端を検知してから重送を検知するまでの第1時間と、前記切替部の切替えを行う第2時間と、の合計が、前記重送検知部から前記切替部まで前記第1シートを搬送するために必要な第3時間よりも短い場合、前記第1シートの先端が前記切替部に到達するまでに前記切替部の切替えが完了可能であると判定し、
前記第1時間と前記第2時間との合計が前記第3時間よりも長い場合、前記第1シートの先端が前記切替部に到達するまでに前記切替部の切替えが完了不能であると判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第2搬送路に他のシート搬送装置が接続されていることを判定し、かつ前記第1シートの先端が前記切替部に到達するまでに前記切替部の切替えが完了不能であると判定した場合、前記他のシート搬送装置に前記第1シート及び前記第2シートを搬送し、かつ重送を通知する情報を出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第2搬送路に他のシート搬送装置が接続されていないことを判定し、かつ前記第1シートの先端が前記切替部に到達するまでに前記切替部の切替えが完了不能であると判定した場合、前記搬送部によるシートの搬送を停止する、
ことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記搬送部によるシートの搬送を停止する場合、ジャムを通知する情報を出力する、
ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第2搬送路に他のシート搬送装置が接続されていることを判定し、かつ前記第1シートの先端が前記切替部に到達するまでに前記切替部の切替えが完了不能であると判定した場合、かつ前記他のシート搬送装置に前記第1シート及び前記第2シートを搬送することが不能であることを検知した場合、前記搬送部によるシートの搬送を停止する、
ことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記搬送部によるシートの搬送を停止する場合、ジャムを通知する情報を出力する、
ことを特徴とする請求項8に記載のシート搬送装置。
【請求項10】
前記第2搬送路は、他のシート搬送装置を介して、又は他のシート搬送装置を介さずに、画像を形成する画像形成部にシートを搬送する搬送路である、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置、及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えばカセットやトレイからシートを給送するものにあっては、シートを1枚ずつ分離するための分離パットや分離ローラ等が設けられているが、シートの貼り付き等によって先行するシートに後続するシートが重なって搬送される重送が生じることがある。このような重送が生じると、画像形成不良、ジャム、故障等の原因となる虞がある。そのため、シート(用紙)の重送を検知した場合に、搬送を停止するものが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、特許文献1のように搬送を停止するものは、ダウンタイムが発生するため、生産性の低下を招く虞がある。そのため、重送を検知した場合に、重送となったシートに画像形成を行わずに、そのまま排出し、次のシートに画像形成を行うものも提案されている(特許文献2参照)。そして、この特許文献2のものにあっては、重送となったシートを、指定排紙トレイ以外の特定の排出皿に排紙することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-24506号公報
特開2002-333797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年、例えば商業印刷等を行うための画像形成システムにおいては、給紙可能な枚数を多く確保して、印刷継続時間を長くするために、複数の給紙装置を接続して備えるものがある。このような給紙装置のそれぞれに、排紙トレイと、その排紙トレイに向けて搬送路を切替える切替部とを備えておき、重送が発生した場合に、重送したシートを排紙トレイに排出して、搬送方向の下流にある装置に給送しないようにすることが考えられる。これにより、搬送方向の下流にある装置でジャムが生じることの防止を図ることができる。
【0006】
しかしながら、重送を検知したときに、それら重送したシートが既に搬送路を排紙トレイに切替える切替部(例えばフラッパ等)に到達してしまっている場合は、重送したシートを排紙トレイに排紙できないという問題があった。つまり、このような場合には、ジャムの発生の防止を図れないという問題がある。
【0007】
そこで本発明は、重送を検知し、かつ第1シートの先端が切替部に到達するまでに切替部の切替えが完了不能であっても、ジャムの発生の防止を図ることが可能なシート搬送装置、及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、シートを搬送する搬送部と、排出されたシートを支持する排出支持部と、前記搬送部により第1搬送路を搬送されるシートを、第2搬送路に案内する第1位置と、前記排出支持部にシートを搬送する第3搬送路に案内する第2位置と、に切替え可能な切替部と、複数のシートを支持する支持部と、前記支持部に支持されたシートを前記第1搬送路に給送する給送部と、シートを受け入れて、前記第1搬送路にシートを案内する受入口と、前記切替部よりもシートの搬送方向における上流、かつ前記支持部よりも前記搬送方向における下流に配置され、第1シートに後続する第2シートが重なっている重送を検知する重送検知部と、前記切替部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記第1シートの先端が前記切替部に到達するまでに前記切替部の切替えが完了可能であると判定した場合、前記切替部を前記第2位置に切替えて、前記第1シート及び前記第2シートを前記排出支持部に案内し、前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記第1シートの先端が前記切替部に到達するまでに前記切替部の切替えが完了不能であると判定した場合、前記切替部を切替えず、前記第1シート及び前記第2シートを前記第3搬送路に案内し、前記第1搬送路に重送した第1シート及び第2シートが搬送されてきた場合において、前記切替部を前記第2位置に切替えて、前記第1シート及び前記第2シートを前記排出支持部に案内する、ことを特徴とするシート搬送装置である。
【0009】
本発明の一態様は、シートを搬送する第1搬送部と、排出されたシートを支持する第1排出支持部と、前記第1搬送部により第1搬送路を搬送されるシートを、第2搬送路に案内する第1位置と、前記第1排出支持部にシートを搬送する第3搬送路に案内する第2位置と、に切替え可能な第1切替部と、を備えた他のシート搬送装置、に接続されるシート搬送装置において、シートを搬送する第2搬送部と、排出されたシートを支持する第2排出支持部と、前記第2搬送部により第4搬送路を搬送されるシートを、前記第1搬送路に接続される第5搬送路に案内する第3位置と、前記第2排出支持部にシートを搬送する第6搬送路に案内する第4位置と、に切替え可能な第2切替部と、複数のシートを支持する支持部と、前記支持部に支持されたシートを前記第4搬送路に給送する給送部と、前記第2切替部よりもシートの搬送方向における上流に配置され、第1シートに後続する第2シートが重なっている重送を検知する重送検知部と、前記第2切替部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記第1シートの先端が前記第2切替部に到達するまでに前記第2切替部の切替えが完了可能であると判定した場合、前記第2切替部を前記第4位置に切替えて、前記第1シート及び前記第2シートを前記第2排出支持部に案内し、前記第1シートの先端が前記第2切替部に到達するまでに前記第2切替部の切替えが完了不能であると判定した場合、前記第2切替部を切替えず、前記第1切替部を前記第2位置に切替えて、前記第1シート及び前記第2シートを前記第1排出支持部に案内する、ことを特徴とするシート搬送装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、重送を検知し、かつ第1シートの先端が切替部に到達するまでに切替部の切替えが完了不能であっても、ジャムの発生の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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