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公開番号
2025137402
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2025008451
出願日
2025-01-21
発明の名称
光学積層体、及び、これを備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
5/02 20060101AFI20250911BHJP(光学)
要約
【課題】防眩性を良好に維持しつつ、ギラツキを抑制することができる光学積層体を提供する。
【解決手段】光学積層体1Aは、防眩層2と、防眩層形成用基材層3と、偏光フィルム4と、保護フィルム5と、位相差層6と、をこの順に備える。保護フィルム5と、位相差層6と、これらの間にある部材と、を併せて測定したヘイズが0.3%以上であり、防眩層2と防眩層形成用基材層3とを併せて測定したヘイズが5%未満である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
防眩層と、防眩層形成用基材層と、偏光フィルムと、保護フィルムと、位相差層と、をこの順に備え、
前記保護フィルムと、前記位相差層と、前記保護フィルムと前記位相差層の間にある部材と、を併せて測定したヘイズが0.3%以上であり、
前記防眩層と前記防眩層形成用基材層とを併せて測定したヘイズが5%未満である、光学積層体。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記防眩層と前記防眩層形成用基材層とを併せて測定したヘイズが0.1%以上4.0%以下である、請求項1記載の光学積層体。
【請求項3】
前記防眩層形成用基材層の厚さが15μm~30μmである、請求項1記載の光学積層体。
【請求項4】
前記保護フィルムの厚さが15μm~30μmである、請求項1記載の光学積層体。
【請求項5】
前記防眩層形成用基材層の前記偏光フィルム側の面と、前記位相差層の前記偏光フィルム側とは反対側の面との距離が、70μm以下である、請求項4記載の光学積層体。
【請求項6】
前記保護フィルムと、前記位相差層と、前記保護フィルムと前記位相差層の間にある部材と、を併せて測定したヘイズが1.3%以下である、請求項1記載の光学積層体。
【請求項7】
前記防眩層形成用基材層と前記偏光フィルムとが互いに直接貼合されている、請求項1記載の光学積層体。
【請求項8】
有機エレクトロルミネッセンス表示パネルと、
前記有機エレクトロルミネッセンス表示パネルの視認側に配置された請求項1~7のいずれか一項記載の光学積層体と、を備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学積層体、及び、これを備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)表示装置は一般に、表示パネルの内部の電極等による外光反射を抑制するために、表示パネルの視認側に円偏光板が貼られている(例えば特許文献1参照)。この円偏光板は、円偏光板自身の表面反射(映り込み)を抑制するために防眩層が設けられることがある。これにより表示面への映り込みが抑制され、表示画像の視認性が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-51543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、防眩層を設けると映り込みが抑制されるものの、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)表示装置において、色表示にギラツキが強く感じられるようになる。そこで本発明は、防眩性を良好に維持しつつ、ギラツキを抑制することができる光学積層体を提供することを目的とする。また、この光学積層体を備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、防眩層と、防眩層形成用基材層と、偏光フィルムと、保護フィルムと、位相差層と、をこの順に備え、保護フィルムと、位相差層と、保護フィルムと位相差層の間にある部材と、を併せて測定したヘイズが0.3%以上であり、防眩層と防眩層形成用基材層とを併せて測定したヘイズが5%未満である光学積層体を提供する。
【0006】
本発明者らが上記課題について検討した結果、位相差層を有する円偏光板が貼られた有機EL表示装置において、防眩層を設けることで色表示にギラツキが強く感じられるのは防眩層等のヘイズが高くなっていることが原因であると考えられた。そこで、防眩層等のヘイズ値を適正範囲に制御することで当該有機EL表示装置のギラツキを防止するという着想に至った。
【0007】
本発明の光学積層体は、以下に示す特徴の少なくとも一つを備えていることが好ましい。
・上記の防眩層と防眩層形成用基材層とを併せて測定したヘイズが0.1%以上4.0%以下である。
・防眩層形成用基材層の厚さが15μm~30μmである。
・保護フィルムの厚さが15μm~30μmである。
・防眩層形成用基材層の偏光フィルム側の面と、位相差層の偏光フィルム側とは反対側の面との距離が、70μm以下である。
・保護フィルムと、位相差層と、保護フィルムと位相差層の間にある部材と、を併せて測定したヘイズが1.3%以下である。
・防眩層形成用基材層と偏光フィルムとが互いに直接貼合されている。
【0008】
また、本発明は、有機エレクトロルミネッセンス表示パネルと、有機エレクトロルミネッセンス表示パネルの視認側に配置された上記の光学積層体と、を備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、防眩性を良好に維持しつつ、ギラツキを抑制することができる光学積層体を提供することができる。また、この光学積層体を備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る光学積層体の断面図である。
本発明の他の実施形態に係る光学積層体の断面図である。
本発明の一実施形態に係る有機エレクトロルミネッセンス表示装置の断面図である。
本発明の他の実施形態に係る光学積層体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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