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公開番号
2025138258
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-25
出願番号
2024037246
出願日
2024-03-11
発明の名称
冷凍装置
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
F25B
21/00 20060101AFI20250917BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】熱交換要素における熱交換パスのレイアウトの自由度を向上させる。
【解決手段】第1熱交換要素(H1)は、第1冷凍ユニット(U1)の第1冷凍部(20A)または第2冷凍部(20B)を通過した熱媒体が流れる第1熱交換パス(61)と、第2冷凍ユニット(U2)の第1冷凍部(20A)または第2冷凍部(20B)を通過した熱媒体が流れる第2熱交換パス(62)とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の冷凍ユニット(U)と、第1熱交換要素(H1)と、第2熱交換要素(H2)とを有するとともに、熱媒体が流れる熱媒体回路(C)を備え、
前記複数の冷凍ユニット(U)の各々は、
外部エネルギーに対する熱量効果を発揮する固体作業物質(22)を有するとともに該固体作業物質(22)と熱媒体とをそれぞれ熱交換させる第1冷凍部(20A)および第2冷凍部(20B)と、
前記第1冷凍部(20A)および第2冷凍部(20B)の各固体作業物質(22)に熱量効果を誘発させる変調部(23)とをそれぞれ有し、
前記熱媒体回路(C)は、
前記複数の冷凍ユニット(U)のそれぞれにおいて、前記第1冷凍部(20A)を通過した熱媒体を前記第1熱交換要素(H1)に送ると同時に前記第2冷凍部(20B)を通過した熱媒体を前記第2熱交換要素(H2)に送る第1動作と、前記第1冷凍部(20A)を通過した熱媒体を前記第2熱交換要素(H2)に送ると同時に前記第2冷凍部(20A)を通過した熱媒体を前記第1熱交換要素(H1)に送る第2動作とを行うように、前記熱媒体回路(C)の流路を切り換える切換機構(50)を有し、
前記複数の冷凍ユニット(U)は、第1冷凍ユニット(U1)と、第2冷凍ユニット(U2)とを含み、
前記第1熱交換要素(H1)は、
前記第1冷凍ユニット(U1)の第1冷凍部(20A)または第2冷凍部(20B)を通過した熱媒体が流れる第1熱交換パス(61)と、
前記第2冷凍ユニット(U2)の第1冷凍部(20A)または第2冷凍部(20B)を通過した熱媒体が流れる第2熱交換パス(62)とを有する
冷凍装置。
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【請求項2】
前記第1熱交換要素(H1)は、前記第1熱交換パス(61)と前記第2熱交換パス(62)とを有する1つの第1熱交換器(60)を含む
請求項1に記載の冷凍装置。
【請求項3】
前記第1熱交換要素(H1)は、
前記第1熱交換パス(61)を有する1つの第2熱交換器(60A)と、
前記第2熱交換パス(62)を有する1つの第3熱交換器(60B)とを含む
請求項1に記載の冷凍装置。
【請求項4】
前記第1冷凍ユニット(U1)と、前記第2冷凍ユニット(U2)と、前記第1熱交換要素(H1)とを収容する第1ケーシング(11)をさらに備える
請求項1~3のいずれか1つに記載の冷凍装置。
【請求項5】
前記第2熱交換要素(H2)は、第4熱交換器(7)を含み、
前記第4熱交換器(7)を収容する第2ケーシング(6)と、
前記第1冷凍ユニット(U1)からの熱媒体と、前記第2冷凍ユニット(U2)からの熱媒体とを合流させる合流部(51)と、
前記合流部(51)の流出部と前記第4熱交換器(7)の流入部とを連通させる第1連絡配管(2)と、
前記熱媒体を前記第1冷凍ユニット(U1)と第2冷凍ユニット(U2)とに分流させる分流部(52)と、
前記第4熱交換器(7)の流出部と前記分流部(52)の流入部とを連通させる第2連絡配管(3)とをさらに備える
請求項4に記載の冷凍装置。
【請求項6】
前記第1ケーシング(11)は、室外に配置され、
前記第2ケーシング(6)は、室内に配置される
請求項5に記載の冷凍装置。
【請求項7】
前記第1熱交換パス(61)を流れる熱媒体の流量を調節する第1流量調節部(53)と、
前記第2熱交換パス(62)を流れる熱媒体の流量を調節する第2流量調節部(54)と
をさらに備える
請求項1~3のいずれか1つに記載の冷凍装置。
【請求項8】
前記第1熱交換パス(61)の上流側の熱媒体を、該第1熱交換パス(61)の下流側にバイパスさせる第1バイパス流路(55)と、
前記第1バイパス流路(55)を開閉する第1弁(57)と、
前記第2熱交換パス(62)の上流側の熱媒体を、該第2熱交換パス(62)の下流側にバイパスさせる第2バイパス流路(56)と、
前記第2バイパス流路(56)を開閉する第2弁(58)と
をさらに備える
請求項1~3のいずれか1つに記載の冷凍装置。
【請求項9】
前記第1熱交換器(60)は、前記熱媒体と空気とを熱交換させる空気熱交換器であり、
前記第1熱交換パス(61)は、第1方向に沿って配列される複数の第1伝熱部(65a)を有し、
前記第2熱交換パス(62)は、前記第1方向に沿って配列される複数の第2伝熱部(66a)を有し、
前記第1熱交換パス(61)では、前記第1方向の一端側から他端側に向かって複数の第1伝熱部(65a)を順に熱媒体が流れ、
前記第2熱交換パス(62)では、前記第1方向の前記他端側から前記一端側に向かって複数の第2伝熱部(66a)を順に熱媒体が流れる
請求項2に記載の冷凍装置。
【請求項10】
前記第1冷凍部(20A)および前記第2冷凍部(20B)は、前記固体作業物質としての磁気作業物質を有し、
前記第1冷凍部(20A)および前記第2冷凍部(20B)の各変調部(23)は、前記磁気作業物質に磁場変調を付与するように構成される
請求項1~3のいずれか1つに記載の冷凍装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷凍装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
固体作業物質を有する冷凍部を用いて熱媒体を冷却する、または加熱する冷凍装置がある。特許文献1に記載の磁気冷凍装置は、複数の冷凍ユニットと、冷凍ユニットの磁気作業物質で冷却あるいは加熱された熱媒体が流れる熱交換器とを有する。この磁気冷凍装置では、複数の冷凍ユニットの全てを通過した各熱媒体が、合流部である1つの回転バルブ式の切換弁で合流する。合流した熱媒体は、1つの熱交換器を流れ、例えば空気の冷却や加熱に利用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-156391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のような固体冷凍装置では、合流した熱媒体が送られる1つの熱交換要素に、1つの熱交換パスしかない。このため、1つの熱交換要素では、熱交換パスのレイアウトの自由度が制限されてしまう。その結果、熱交換流路のレイアウトの改善することが難しく、熱交換要素の熱交換効率を向上できない、という問題があった。
【0005】
本開示の目的は、熱交換要素における熱交換パスのレイアウトの自由度を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様は、冷凍装置を対象とする。冷凍装置は、複数の冷凍ユニット(U)と、第1熱交換要素(H1)と、第2熱交換要素(H2)とを有するとともに、熱媒体が流れる熱媒体回路(C)を備える。複数の冷凍ユニット(U)の各々は、外部エネルギーに対する熱量効果を発揮する固体作業物質(22)を有するとともに固体作業物質(22)と熱媒体とをそれぞれ熱交換させる第1冷凍部(20A)および第2冷凍部(20B)と、第1冷凍部(20A)および第2冷凍部(20B)の各固体作業物質に熱量効果を誘発させる変調部(23)とをそれぞれ有する。熱媒体回路(C)は、複数の冷凍ユニット(U)のそれぞれにおいて、第1冷凍部(20A)を通過した熱媒体を第1熱交換要素(H1)に送ると同時に第2冷凍部(20B)を通過した熱媒体を第2熱交換要素(H2)に送る第1動作と、第1冷凍部(20A)を通過した熱媒体を第2熱交換要素(H2)に送ると同時に第2冷凍部(20B)を通過した熱媒体を第1熱交換要素(H1)に送る第2動作とを行うように熱媒体回路(C)の流路を切り換える切換機構(50)を有する。複数の冷凍ユニット(U)は、第1冷凍ユニット(U1)と、第2冷凍ユニット(U2)とを含む。第1熱交換要素(H1)は、第1冷凍ユニット(U1)の第1冷凍部(20A)または第2冷凍部(20B)を通過した熱媒体が流れる第1熱交換パス(61)と、第2冷凍ユニット(U2)の第1冷凍部(20A)または第2冷凍部(20B)を通過した熱媒体が流れる第2熱交換パス(62)とを有する。
【0007】
なお、ここでいう「冷凍ユニット」は、複数の要素からなる単位を意味するものであり、これらの複数の要素は、構造的に分離されていてもよい。
【0008】
第1の態様では、1つの第1熱交換要素(H1)に、第1冷凍ユニット(U1)に対応する第1熱交換パス(61)と、第2冷凍ユニット(U2)に対応する第2熱交換パス(62)とが形成される。このため、例えば1つの第1熱交換要素に、第1冷凍ユニットと第2冷凍ユニットとの双方に対応する1つの熱交換パスを形成する構成と比較すると、熱交換パス(61,62)の自由度を向上できる。その結果、熱交換パス(61,62)のレイアウトを改善でき、第1熱交換要素(H1)の熱交換効率を向上できる。
【0009】
第2の態様は、第1の態様において、第1熱交換要素(H1)は、第1熱交換パス(61)と第2熱交換パス(62)とを有する1つの第1熱交換器(60)を含む。
【0010】
第2の態様では、第1熱交換要素である1つの第1熱交換器(60)において、第1冷凍ユニット(U1)に対応する第1熱交換パス(61)と、第2冷凍ユニット(U2)に対応する第2熱交換パス(62)とが形成される。これにより、第1熱交換器(60)における熱交換パスのレイアウトの自由度を向上できる。熱交換器の数量を減らすことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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