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公開番号2025141141
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040928
出願日2024-03-15
発明の名称固定子コア、回転電機、圧縮機、および、冷凍装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人
主分類H02K 1/18 20060101AFI20250919BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】磁気劣化による鉄損が生じ難い固定子コア、回転電機、圧縮機、および、冷凍装置を提供する。
【解決手段】固定子コア200は、ケーシング13の胴体14の内方に設けられる筒状のヨーク部210と、ヨーク部210を胴体14に支持する複数の支持部240と、ヨーク部210と周方向における支持部240の一方の端部とを接続する第1接続部250と、ヨーク部210と周方向における支持部240の他方の端部とを接続する第2接続部260と、を備える。第1接続部250および第2接続部260のそれぞれは、支持部240との接続部分からヨーク部210との接続部分までの間に、第1部分と、第2部分と、を含む。径方向における第2部分の内側の端部は、径方向における第1部分の内側の端部と直接または間接的に接続される。径方向における第2部分の外側の端部は、周方向において第1部分から離れて配置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ケーシング(13)の筒状の胴体(14)内に支持される回転電機(100)の固定子コア(200)であって、
前記胴体(14)の内方に設けられる筒状のヨーク部(210)と、
前記ヨーク部(210)の径方向において前記ヨーク部(210)の外方に設けられ、かつ、前記ヨーク部(210)の周方向に並んで設けられ、前記ヨーク部(210)を前記胴体(14)に支持する複数の支持部(240)と、
前記ヨーク部(210)と、前記周方向における前記支持部(240)の一方の端部(241)とを接続する第1接続部(250)と、
前記ヨーク部(210)と、前記周方向における前記支持部(240)の他方の端部(242)とを接続する第2接続部(260)と、を備え、
前記第1接続部(250)および前記第2接続部(260)のそれぞれは、前記支持部(240)との接続部分から前記ヨーク部(210)との接続部分までの間に、
前記支持部(240)から前記径方向の内側に延びる第1部分(270)と、
第2部分(280)と、を含み、
前記径方向における前記第2部分(280)の内側の端部(282)は、前記径方向における前記第1部分(270)の内側の端部(272)と直接または間接的に接続され、
前記径方向における前記第2部分(280)の外側の端部(281)は、前記周方向において前記第1部分(270)から離れて配置される、
固定子コア。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1接続部(250)および前記第2接続部(260)のそれぞれは、前記支持部(240)との接続部分から前記ヨーク部(210)との接続部分までの間に第3部分(290)をさらに含み、
前記径方向における前記第3部分(290)の外側の端部(291)は、前記径方向における前記第2部分(280)の外側の端部(281)と直接または間接的に接続され、
前記径方向における前記第3部分(290)の内側の端部(292)は、前記周方向において前記第1部分(270)および前記第2部分(280)の両方から離れて配置される、
請求項1に記載の固定子コア。
【請求項3】
前記第2部分(280)は、前記周方向において、隣り合う前記支持部(240)の間に配置される、
請求項1に記載の固定子コア。
【請求項4】
前記第2部分(280)は、前記径方向における前記支持部(240)の内方に配置される、
請求項1に記載の固定子コア。
【請求項5】
前記周方向における前記第1接続部(250)の長さ(L1)は、前記周方向における前記支持部(240)の長さ(LS)の2分の1以下であり、
前記周方向における前記第2接続部(260)の長さ(L2)は、前記周方向における前記支持部(240)の長さ(LS)の2分の1以下である、
請求項3に記載の固定子コア。
【請求項6】
前記径方向における前記第1部分(270)の外側の端部(271)には、前記第2部分(280)に対向する第1面部(273)が構成され、
前記径方向における前記第2部分(280)の外側の端部(281)には、前記第1面部(273)から前記周方向に離れるとともに、前記第1面部(273)に対向する第2面部(283)が構成され、
前記径方向における前記第1面部(273)の内端から外端までの長さ(LS1)は、前記第1面部(273)と前記第2面部(283)との間の長さ(LB1)よりも長く、
前記径方向における前記第2面部(283)の内端から外端までの長さ(LS2)は、前記第1面部(273)と前記第2面部(283)との間の長さ(LB1)よりも長い、
請求項1に記載の固定子コア。
【請求項7】
前記ヨーク部(210)から前記径方向の内側に延びる複数のティース部(220)をさらに備え、
前記第1接続部(250)および前記第2接続部(260)のそれぞれは、前記径方向において前記ティース部(220)の外側に配置される、
請求項1に記載の固定子コア。
【請求項8】
前記径方向における前記複数の前記ティース部(220)のそれぞれの外側には、前記第1接続部(250)が配置され、
前記径方向における前記複数の前記ティース部(220)のそれぞれの外側には、前記第2接続部(260)が配置される、
請求項7に記載の固定子コア。
【請求項9】
前記周方向における前記第1接続部(250)の長さ(L1)は、前記周方向における前記ティース部(220)の長さ(LT)以下であり、
前記周方向における前記第2接続部(260)の長さ(L2)は、前記周方向における前記ティース部(220)の長さ(LT)以下である、
請求項7に記載の固定子コア。
【請求項10】
前記ヨーク部(210)から前記径方向の内側に延びる複数のティース部(220)と、
前記周方向において隣り合う前記ティース部(220)と前記ヨーク部(210)の一部とで囲われる複数のスロット(230)と、をさらに備え、
前記複数の前記支持部(240)のそれぞれは、前記径方向における前記複数の前記スロット(230)のそれぞれの外側に配置され、
前記支持部(240)の数は、前記スロット(230)の数と同じである、
請求項1に記載の固定子コア。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、固定子コア、回転電機、圧縮機、および、冷凍装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ケーシングに支持される回転電機の固定子コアが知られている。一例では、回転電機の固定子コアは、ケーシングの胴体内に支持されている。特許文献1は、このような回転電機の例を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-261162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
固定子コアをケーシングに固定する方法として、例えば、焼嵌めが用いられる。このような方法で固定子コアを固定する場合、固定子コアのうちヨーク部に圧縮応力が生じる。ヨーク部に圧縮応力が生じると、磁気劣化による鉄損が生じる虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題を解決する第1観点の固定子コアは、ケーシングの筒状の胴体内に支持される回転電機の固定子コアであって、前記胴体の内方に設けられる筒状のヨーク部と、前記ヨーク部の径方向において前記ヨーク部の外方に設けられ、かつ、前記ヨーク部の周方向に並んで設けられ、前記ヨーク部を前記胴体に支持する複数の支持部と、前記ヨーク部と、前記周方向における前記支持部の一方の端部とを接続する第1接続部と、前記ヨーク部と、前記周方向における前記支持部の他方の端部とを接続する第2接続部と、を備え、前記第1接続部および前記第2接続部のそれぞれは、前記支持部との接続部分から前記ヨーク部との接続部分までの間に、前記支持部から前記径方向の内側に延びる第1部分と、第2部分と、を含み、前記径方向における前記第2部分の内側の端部は、前記径方向における前記第1部分の内側の端部と直接または間接的に接続され、前記径方向における前記第2部分の外側の端部は、前記周方向において前記第1部分から離れて配置される。
【0006】
この構成によれば、径方向における第2部分の外側の端部が周方向において第1部分から離れて配置される。すなわち、周方向において、第1部分と第2部分の外側の端部との間には隙間がある。この隙間により第2部分が第1部分に対して相対移動可能となっている。このため、第1接続部および第2接続部のそれぞれが変形できる。第1接続部および第2接続部のそれぞれが変形することによって、ヨーク部に圧縮応力が生じ難くなる。このため、磁気劣化による鉄損が生じ難い。
【0007】
第2観点の固定子コアは、第1観点の固定子コアにおいて、前記第1接続部および前記第2接続部のそれぞれは、前記支持部との接続部分から前記ヨーク部との接続部分までの間に第3部分をさらに含み、前記径方向における前記第3部分の外側の端部は、前記径方向における前記第2部分の外側の端部と直接または間接的に接続され、前記径方向における前記第3部分の内側の端部は、前記周方向において前記第1部分および前記第2部分の両方から離れて配置される。
【0008】
この構成によれば、径方向における第3部分の内側の端部が周方向において第2部分から離れて配置される。すなわち、周方向において、第2部分と第3部分の内側の端部との間には隙間がある。この隙間により第3部分が第2部分に対して相対移動可能となっている。このため、第1接続部および第2接続部のそれぞれがより好適に変形できる。
【0009】
第3観点の固定子コアは、第1または第2観点の固定子コアにおいて、前記第2部分は、前記周方向において、隣り合う前記支持部の間に配置される。
【0010】
この構成によれば、第2部分が隣り合う支持部の間に配置されるため、径方向において、ヨーク部のうち支持部の内方に位置する部分を大きくできる。
(【0011】以降は省略されています)

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