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公開番号2025138361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037404
出願日2024-03-11
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人ENEOS株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G16C 10/00 20190101AFI20250917BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】粗視化モデルを用いた種々の演算を実行する。
【解決手段】情報処理装置は、プロセッサを備える。前記プロセッサは、全原子モデルを粗視化した第1モデルについて、前記第1モデルを低密度にした第2モデルを生成し、前記第2モデルに基づいて、所定処理を実行した第3モデルを取得し、前記所定処理を実行した前記第3モデルを圧縮して、第4モデルを取得する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
全原子モデルを粗視化した第1モデルについて、前記第1モデルを低密度にした第2モデルを生成し、
前記第2モデルに基づいて、所定処理を実行した第3モデルを取得し、
前記所定処理を実行した前記第3モデルを圧縮して、第4モデルを取得する、
情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、
全原子モデルから所定原子群を単位として、前記第1モデルを生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記第1モデルについて所定演算を実行し、
前記所定演算の結果に基づいて、前記第1モデルの平衡状態を取得し、
前記平衡状態を取得した第1モデルから、前記第2モデルを生成する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記第2モデルに対して、全原子モデルを重ね合わせて配置して前記第3モデルを取得する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記全原子モデルを構成する原子群のうち、代表的な原子群を前記第2モデルに基づいて配置して、前記第3モデルを生成する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記代表的な原子群を配置した後に、前記全原子モデルを構成する原子群の他の原子を配置して、前記第3モデルを生成する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記第3モデルについて、前記全原子モデルに含まれる原子の座標を、所定条件を満たすまで最適化して更新する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記第2モデルにおける前記単位に対して仮想原子を配置し、当該仮想原子と、前記全原子モデルに含まれる原子と、が一致するように前記全原子モデルの座標を更新して、前記第3モデルを更新する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記全原子モデルに含まれる所定原子の原子座標を更新せずに、又は、更新における変化量を他の原子よりも小さくして更新して、前記第3モデルを更新する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記第3モデルを、座標を更新しながら圧縮し、前記第4モデルを取得する、
請求項4に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ゴム等の全原子の複雑な運動と材料特性の関係解明には、分子動力学シミュレーションが有効である。分子動力学シミュレーションは、任意に作成した初期構造において多くの場合でエネルギー的に不安定であり、現実を模したモデルとは乖離しているため、緩和計算によって平衡状態を算出する必要がある。一方で、エラストマー等の高分子構造を忠実にモデル化した全原子モデルは、真空中の1分子モデルでは短時間で平衡状態に収束するものの、複数の分子が高密度で充填されているバルクモデルにおいては、多分子との干渉により分子を適切に移動させることができないため、平衡状態に達するまでの計算をすることが困難である。
【0003】
これに対して、複数の原子 (例えばモノマー単位の原子の集合) を1つの粒子に近似する粗視化モデルを用いて緩和をすることが現実的である。しかしながら、粗視化モデルの粒子を全原子モデルに置き換えていく方法論が確立されておらず、粗視化粒子単位で全原子のモノマーを割り当てていくと、接続している隣接粒子に配位した全原子モデルと接続できなかったり、多分子の粗視化粒子を含める他の粗視化粒子に割り当てた全原子モデルとの距離が近すぎる状態が生成され分子動力学計算が不安定又は不可能なモデルが生成されてしまったりという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-225226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施形態が解決しようとする限定されない課題の1つは、粗視化モデルを用いた種々の演算を実行することである。本開示の実施形態により解決しようとする課題は、上記に記載した課題に限定されるものではなく、さらに限定されないいくつかの課題の例として、実施形態において記載した効果に対応する課題、とすることもできる。すなわち、本開示の実施形態の説明において記載された効果のうち任意の少なくとも1つに対応する課題を本開示における解決しようとする課題とすることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態によれば、情報処理装置は、プロセッサを備える。前記プロセッサは、全原子モデルを粗視化した第1モデルについて、前記第1モデルを低密度にした第2モデルを生成し、前記第2モデルに基づいて、所定処理を実行した第3モデルを取得し、前記所定処理を実行した前記第3モデルを圧縮して、第4モデルを取得する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係る粗視化モデル生成の一例を示す図。
一実施形態に係る処理の一例を示すフローチャート。
一実施形態に係る処理の一例を示すフローチャート。
一実施形態に係る平衡状態の粗視化モデルの一例を示す図。
一実施形態に係る低密度な平衡状態の粗視化モデルの一例を示す図。
一実施形態に係る低密度な平衡状態の全原子モデルの一例を示す図。
一実施形態に係る処理の一例を示すフローチャート。
一実施形態に係る粗視化モデルの一例を示す図。
一実施形態に係る粗視化モデルの一例を示す図。
一実施形態に係る粗視化モデルの一例を示す図。
一実施形態に係る粗視化モデルの一例を示す図。
一実施形態に係る粗視化モデルの一例を示す図。
一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア実装の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図面及び実施形態の説明は一例として示すものであり、本発明を限定するものではない。本開示において処理は、情報処理装置、より具体的には情報処理装置内の処理回路が実行するものであるとして説明するが、これに限定されるものではない。例えば、複数の情報処理装置により1つ又は複数の処理が実現されてもよいし、複数の種々の回路により1つ又は複数の処理が実現されてもよい。
【0009】
図1は、一実施形態に係る全原子モデルから粗視化モデルを生成する概略を示す図である。上図に示されている全原子モデルは、物質を構成する全て(略全て)の原子を配置するモデルである。この全原子モデルに対して、所定の原子構造ごとに単位粒子を割り当て、この粒子の構造をモデル化したものである。
【0010】
具体的には、下図に示すように、全原子モデルについて所定の原子構造ごとに粒子を割り当てることにより、限定されない一例として4つの粒子から構成される粗視化モデルが生成される。
(【0011】以降は省略されています)

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