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公開番号2025139047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037766
出願日2024-03-12
発明の名称給油監視システム
出願人株式会社国際電気,ENEOS株式会社,トキコシステムソリューションズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B67D 7/32 20100101AFI20250918BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】給油者が給油可否判定を阻害するような行動をとった状況に対して適切に対処することが可能な給油監視システムを提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る給油監視システム100は、給油所に設置された監視カメラ140の映像に基づいて給油可否判定を行う画像分析装置111と、セルフ給油の際に発生し得る各種のイベントを検知するイベント検知部201と、給油可否判定の精度低下に関連するイベントに対応付けて、該イベントの発生時に行うべき給油者への通知を定めた通知制御データを記憶するデータ記憶部202と、イベントが検知されたことに応じて、該イベントに対応する通知制御データに基づく通知処理を行う通知処理部203とを備える。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
給油所に設置されたカメラの映像に基づいて給油可否判定を行う給油監視システムにおいて、
前記給油可否判定の精度低下に関連するイベントに対応付けて、該イベントの発生時に行うべき給油者への通知を定めた通知制御データを記憶する記憶部と、
前記イベントが検知されたことに応じて、該イベントに対応する前記通知制御データに基づく通知処理を行う通知処理部とを備えたことを特徴とする給油監視システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の給油監視システムにおいて、
前記給油可否判定の精度低下に関連するイベントとして、給油中の前記カメラの映像において給油者を検知できないイベントが含まれ、該イベントの発生時に行うべき給油者への通知として、給油者を適切な姿勢または位置に誘導するための通知が含まれることを特徴とする給油監視システム。
【請求項3】
請求項1に記載の給油監視システムにおいて、
前記給油可否判定の精度低下に関連するイベントとして、給油中の前記カメラの映像において給油者によってノズルが隠されたイベントが含まれ、該イベントの発生時に行うべき給油者への通知として、給油者を適切な姿勢に誘導するための通知が含まれることを特徴とする給油監視システム。
【請求項4】
請求項1に記載の給油監視システムにおいて、
前記給油可否判定の精度低下に関連するイベントとして、給油中の前記カメラの映像において給油者の姿勢が不適切であるイベントが含まれ、該イベントの発生時に行うべき給油者への通知として、給油者を適切な姿勢に誘導するための通知が含まれることを特徴とする給油監視システム。
【請求項5】
請求項1に記載の給油監視システムにおいて、
前記給油可否判定の精度低下に関連するイベントとして、給油中の前記カメラの映像において給油者の位置が不適切であるイベントが含まれ、該イベントの発生時に行うべき給油者への通知として、給油者を適切な位置に誘導するための通知が含まれることを特徴とする給油監視システム。
【請求項6】
請求項1に記載の給油監視システムにおいて、
前記通知処理部は、給油の開始前に所定の例外イベントが検出された場合には、その給油に関する以降のイベント検出時の通知をキャンセルすることを特徴とする給油監視システム。
【請求項7】
請求項1に記載の給油監視システムにおいて、
セルフ給油の際に発生し得る複数のイベントが、各イベントの重要度に応じてレベル分けされており、
前記給油可否判定の精度低下に関連するイベントは、所定レベル以上のイベントであり、
前記通知処理部は、前記所定レベル以上のイベントが検知されたことに応じて、該イベントに対応する前記通知制御データに基づく通知処理を行うことを特徴とする給油監視システム。
【請求項8】
給油可否判定の精度低下に関連するイベントに対応付けて、該イベントの発生時に行うべき給油者への通知を定めた通知制御データを記憶する記憶部と、
前記イベントが検知されたことに応じて、該イベントに対応する前記通知制御データに基づく通知処理を行う通知処理部とを備えたことを特徴とする制御装置。
【請求項9】
給油所に設置されたカメラの映像に基づいて給油可否判定を行う給油監視方法において、
前記給油可否判定の精度低下に関連するイベントに対応付けて、該イベントの発生時に行うべき給油者への通知を定めた通知制御データを記憶するステップと、
前記イベントが検知されたことに応じて、該イベントに対応する前記通知制御データに基づく通知処理を行うステップとを備えたことを特徴とする給油監視方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給油所に設置されたカメラの映像に基づいて給油可否判定を行う給油監視システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の給油所では、その建屋内にて給油所の作業員(監視員)がセルフ給油を行う利用者(給油者)の行動を目視、あるいは監視モニターで監視し、ハンディ端末などの給油管理装置を操作して計量機に給油許可を出していた。近年では、監視カメラの映像をAI(Artificial Intelligence)により分析するシステムの開発が進んでおり、セルフ給油の監視にも適用されつつある。
【0003】
ここで、本発明に係る技術分野の従来技術としては、以下のようなものがある。例えば、特許文献1には、容易に利用者の異常行動の有無を把握でき、店員の確認の手間を軽減させることができるセルフ給油管理システムが開示されている。また、特許文献2には、セルフ給油の監視に使用される学習モデルを再学習するための学習データを効率的に収集できるセルフ給油監視システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-91460号公報
特許第7273109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
給油所に設置されたカメラの映像に基づいて給油可否判定を行う給油監視システムを運用するにあたり、給油者が給油可否判定を阻害するような行動をとった場合に判定精度が低下するという問題がある。しかしながら、給油者は、どのような行動が判定精度の低下につながるのかを認識していない。このため、給油者が悪意なく給油可否判定を阻害するような行動をとってしまい、判定精度の低下が生じる可能性があった。
【0006】
本発明は、上記のような従来の事情に鑑みて為されたものであり、給油者が給油可否判定を阻害するような行動をとった状況に対して適切に対処することが可能な給油監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の一態様に係る給油監視システムは、以下のように構成される。すなわち、給油所に設置されたカメラの映像に基づいて給油可否判定を行う給油監視システムにおいて、前記給油可否判定の精度低下に関連するイベントに対応付けて、該イベントの発生時に行うべき給油者への通知を定めた通知制御データを記憶する記憶部と、前記イベントが検知されたことに応じて、該イベントに対応する前記通知制御データに基づく通知処理を行う通知処理部とを備えたことを特徴とする。
【0008】
ここで、上記の給油監視システムにおいて、前記給油可否判定の精度低下に関連するイベントとして、給油中の前記カメラの映像において給油者を検知できないイベントが含まれ、該イベントの発生時に行うべき給油者への通知として、給油者を適切な姿勢または位置に誘導するための通知が含まれ得る。
【0009】
また、上記の給油監視システムにおいて、前記給油可否判定の精度低下に関連するイベントとして、給油中の前記カメラの映像において給油者によってノズルが隠されたイベントが含まれ、該イベントの発生時に行うべき給油者への通知として、給油者を適切な姿勢に誘導するための通知が含まれ得る。
【0010】
また、上記の給油監視システムにおいて、前記給油可否判定の精度低下に関連するイベントとして、給油中の前記カメラの映像において給油者の姿勢が不適切であるイベントが含まれ、該イベントの発生時に行うべき給油者への通知として、給油者を適切な姿勢に誘導するための通知が含まれ得る。
(【0011】以降は省略されています)

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