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公開番号
2025134506
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2024032462
出願日
2024-03-04
発明の名称
情報処理装置及び情報処理方法
出願人
ENEOS株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06Q
10/20 20230101AFI20250909BHJP(計算;計数)
要約
【課題】触媒を有効に活用することを支援する情報処理装置、情報処理方法又はプログラムを提供する。
【解決手段】本開示の情報処理装置は、原料油を触媒に通油して生成油を得る触媒反応装置の運転状態を示す複数のパラメータと前記触媒の劣化度との相関関係を示す第1モデルに基づいて、前記複数のパラメータの値を含む運転データから前記触媒の期限温度を算出する期限温度算出部と、算出された前記期限温度と該期限温度の算出に用いられた前記複数のパラメータの値とに基づいて、前記期限温度と前記複数のパラメータとの相関関係を示す第2モデルを生成する第2モデル生成部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
原料油を触媒に通油して生成油を得る触媒反応装置の運転状態を示す複数のパラメータと前記触媒の劣化度との相関関係を示す第1モデルに基づいて、前記複数のパラメータの値を含む運転データから前記触媒の期限温度を算出する期限温度算出部と、
算出された前記期限温度と該期限温度の算出に用いられた前記複数のパラメータの値とに基づいて、前記期限温度と前記複数のパラメータとの相関関係を示す第2モデルを生成する第2モデル生成部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記触媒反応装置の許容温度に基づいて、算出された前記期限温度を抽出するデータセット生成部を更に備え、
前記第2モデル生成部は、
抽出された前記期限温度と当該期限温度に対応する前記複数のパラメータの値とに基づいて、前記第2モデルを生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記複数のパラメータは、
前記触媒反応装置の運転条件に関するパラメータと、
前記原料油に関するパラメータと、
前記生成油に関するパラメータと、のうち少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記原料油は、
第1から第M(Mは2以上の整数)までのM種の基材油を含み、
前記複数のパラメータは、
前記触媒反応装置の処理量に関するパラメータと、
第X(Xは1からMのいずれか1つの整数)の基材油の含有比率に関するパラメータと、を含む、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記触媒反応装置の過去の運転状態を示す複数のパラメータの値を含む運転実績データを取得する取得部と、
取得した前記運転実績データに基づき、前記運転データを生成する運転データ生成部と、を更に備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記運転実績データの前記複数のパラメータは、第1パラメータを含み、
前記運転データ生成部は、
予め定められた第1条件を満足する前記第1パラメータの値を含む特定の前記複数のパラメータの値のセットを前記運転実績データから抽出し、
抽出された前記セットに基づいて、前記運転データを生成する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記取得部は、
前記第1パラメータに対して予め定められた閾値を更に取得し、
前記運転データ生成部は、
前記第1パラメータの値と前記閾値とを比較することで、特定の前記複数のパラメータの値のセットを前記運転実績データから抽出し、
抽出された前記セットに基づいて、前記運転データを生成する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記運転データ生成部は、
前記第1パラメータの値を参照することで、前記第1パラメータの最頻値を含む特定の前記複数のパラメータの値のセットを前記運転実績データから抽出し、
抽出された前記セットに基づいて、前記運転データを生成する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記運転実績データの前記複数のパラメータは、前記第1パラメータとは異なる第2パラメータを含み、
前記運転データ生成部は、
予め定められた第2条件を満足する前記第2パラメータの値を含む特定の前記複数のパラメータの値のセットを前記運転実績データから抽出し、
抽出された前記セットに基づいて、前記運転データを生成する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記第1パラメータは、前記触媒反応装置の運転条件に関するパラメータであり、
前記第2パラメータは、前記原料油に関するパラメータである、
請求項9に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
石油精製工場等のプラントでは、原料油を触媒に通して生成油を得るための触媒反応装置が用いられる。触媒反応装置に充填される触媒は、使用とともに劣化していくことが知られている。所望の触媒活性を維持するためには、例えば、触媒の劣化度合いに応じて触媒の反応温度を上げる必要がある。触媒反応装置には運転可能な上限温度である許容温度が定められる。所望の触媒活性を得るために要求される反応温度が許容温度を超えてしまうと、所望の触媒活性を得るような運転ができなくなるため、触媒の寿命となる。寿命を迎えた触媒は、交換が必要となる。
【0003】
触媒反応装置に充填された触媒を交換するためには、触媒反応装置に関連する装置を全て停止しなければならない。そのため、予定された触媒反応装置の法定点検のタイミングに触媒を交換することが一般的である。触媒反応装置を経済的に運転する観点では、触媒の交換が予定されている所定期限における触媒の温度である期限温度が、許容温度を超えないようにしつつも、許容温度に近づくように、触媒反応装置を運転させることが重要となる。例えば、ユーザに固有の触媒劣化関数を作成し、触媒劣化関数と予定運転条件とに基づいて、経済的に触媒反応装置を運転するための推奨運転条件を算出する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/216746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示のある態様の例示的な目的の一つは、触媒反応装置を経済的に運転させるために、期限温度を精度良く予測するための技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある態様の情報処理装置は、原料油を触媒に通油して生成油を得る触媒反応装置の運転状態を示す複数のパラメータと前記触媒の劣化度との相関関係を示す第1モデルに基づいて、前記複数のパラメータの値を含む運転データから前記触媒の期限温度を算出する期限温度算出部と、算出された前記期限温度と該期限温度の算出に用いられた前記複数のパラメータの値とに基づいて、前記期限温度と前記複数のパラメータとの相関関係を示す第2モデルを生成する第2モデル生成部と、を備える。
【0007】
本開示の別の態様は、情報処理方法である。この方法は、原料油を触媒に通油して生成油を得る触媒反応装置の運転状態を示す複数のパラメータと前記触媒の劣化度との相関関係を示す第1モデルに基づいて、前記複数のパラメータの値を含む運転データから、前記触媒反応装置の予め定められた期限における前記触媒の温度である期限温度を算出するステップと、算出された前記期限温度と該期限温度の算出に用いられた前記複数のパラメータの値とに基づいて、前記期限温度と前記複数のパラメータとの相関関係を示す第2モデルを生成するステップと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る情報処理システムと触媒反応装置との概略構成の一例を示す図である。
実施形態に係る情報処理装置のハードウェアの概略構成の一例を示す図である。
運転データの構成の一例を模式的に示す図である。
運転実績データの一例を模式的に示す図である。
データセットの一例を模式的に示す図である。
劣化度と運転期間との一例を模式的に示す図である。
期限温度と運転期間との一例を模式的に示す図である。
第1モデルを生成する生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
第2モデルを生成する生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
期限温度を予測する予測処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示における実施形態の説明をする。図面は、簡略化して書かれているものであり、図に書かれている以外にも実装上必要な構成は、適切に備えられるものとする。また、本明細書または請求項中に「第1」、「第2」等の用語が用いられる場合には、特に言及がない限り、いかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。
【0010】
<全体構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1と触媒反応装置500とに関する概略構成の一例を示す図である。情報処理システム1は、情報処理装置100と、プラント管理装置200と、データ管理装置210と、ユーザ端末300と、ネットワーク400とを備える。情報処理装置100とプラント管理装置200とデータ管理装置210とユーザ端末300とは、ネットワーク400を介して互いに通信可能に接続されている。プラント管理装置200は、触媒反応装置500と有線又は無線にて互いに通信可能に接続されている。ユーザ端末300は、一台以上設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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