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公開番号2025138477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037593
出願日2024-03-11
発明の名称固定子鉄心片の打ち抜き方法
出願人日本発條株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 15/027 20250101AFI20250917BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】スクラップの浮上を抑制しながら打ち抜いた固定子鉄心片の精度を向上可能とする打ち抜き方法を提供する。
【解決手段】回転子鉄心片1を打ち抜いた鋼板Wの第1の内径縁67に対して径方向の外側で打ち抜かれた第2の内径縁13と、第2の内径縁13に沿って間隔をあけて配列され径方向の内側で開放された複数のスロット17と、を備えた固定子鉄心片3の打ち抜き方法であって、第1の内径縁67を有する鋼板Wに対して第2の内径縁13とこの第2の内径縁13から径方向外側に突出した複数の凸部5bとを打ち抜く内周抜きと、複数のスロット17を複数の凸部5bの打ち抜き部分を内包するように重ねて鋼板Wに対して打ち抜くスロット抜きと、固定子鉄心片3の外径縁15を打ち抜く外周抜きとを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
回転子鉄心片を打ち抜いた鋼板の第1の内径縁に対して径方向の外側で打ち抜かれた第2の内径縁と、前記第2の内径縁に沿って間隔をあけて配列され前記径方向の内側で開放された複数のスロットとを備えた固定子鉄心片の打ち抜き方法であって、
前記第1の内径縁を有する前記鋼板に対して前記第2の内径縁と該第2の内径縁から前記径方向の外側に向かう複数の凹部とを打ち抜く内周抜きと、
前記複数のスロットを前記複数の凹部を内包するように重ねて前記鋼板に対して打ち抜くスロット抜きと、
前記固定子鉄心片の外径縁を前記鋼板に対して打ち抜く外周抜きと、
を備えた固定子鉄心片の打ち抜き方法。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1の固定子鉄心片の打ち抜き方法であって、
前記凹部は、前記複数のスロットの一部又は全てに対して設けられた、
固定子鉄心片の打ち抜き方法。
【請求項3】
請求項1又は2の固定子鉄心片の打ち抜き方法であって、
前記スロットは、本体部及び該本体部よりも周方向での幅が狭く前記本体部を前記径方向の内側で開放させる幅狭部を備え、
前記内周抜きは、前記凹部の打ち抜き部分と重なるスロットにおいて、前記凹部の打ち抜き部分が前記幅狭部の一部又は全部として前記スロットに内包される、
固定子鉄心片の打ち抜き方法。
【請求項4】
請求項1又は2の固定子鉄心片の打ち抜き方法であって、
前記内周抜きにより打ち抜かれたスクラップは、前記凹部に対応した前記径方向の凸部を備え、
前記凸部の径方向の先端縁は、直線状である、
固定子鉄心片の打ち抜き方法。
【請求項5】
回転子鉄心片を打ち抜いた鋼板の第1の内径縁に対して径方向の外側で打ち抜かれた第2の内径縁と、前記第2の内径縁に沿って間隔をあけて配列され前記径方向の内側で開放された複数のスロットとを備えた固定子鉄心片の打ち抜き方法であって、
前記第1の内径縁を有する前記鋼板に対して前記複数のスロットを打ち抜くスロット抜きと、
前記鋼板に対して前記第2の内径縁と該第2の内径縁から前記径方向の外側に向かい前記複数のスロットへ至る複数の開口部とを打ち抜く内周抜きと、
前記固定子鉄心片の外径縁を前記鋼板に対して打ち抜く外周抜きと、
を備えた固定子鉄心片の打ち抜き方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機の固定子に用いられる固定子鉄心片の打ち抜き方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来の固定子鉄心片の打ち抜き方法としては、特許文献1のように、鋼板から円板状の回転子鉄心片を打ち抜き、その径方向の外側において円環板状の固定子鉄心片を打ち抜くものがある。
【0003】
固定子鉄心片の打ち抜きに際しては、まず固定子鉄心片の複数のスロットを回転子鉄心片の打ち抜きに先行して鋼板に対して打抜く。そして、スロットよりも径方向の内側において回転子鉄心片を鋼板から打ち抜いて、その打ち抜き部分である孔の内縁からなる第1の内径縁を鋼鈑に残す。
【0004】
この第1の内径縁の径方向の外側で、固定子鉄心片の内周を区画する第2の内径縁と共にスロットの径方向の内側の開口部を鋼板に対して打ち抜く。これによって、第1及び第2の内径縁間が、スロットの開口部を打ち抜いた部分を含む環状のスクラップとしてダイ内に抜かれる。
【0005】
スクラップは、スロットの開口部に対応して凸部が付随しており、ダイ内への喰い付きが向上して浮上防止を図ることができるようになっている。
【0006】
しかし、かかる方法では、固定子鉄心片のスロットを打ち抜いてから回転子鉄心片を打ち抜いている。このため、回転子鉄心片の打ち抜き時には、固定子鉄心片の打ち抜き予定部分のスロット周辺の剛性が下がっており、回転子鉄心片の打ち抜きの影響が固定子鉄心片の打ち抜き予定部分へ生じ易い。この結果、打ち抜かれた固定子鉄心片の精度の低下を招くおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特公昭61―39132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
解決しようとする問題点は、スクラップの浮上を抑制する場合に、打ち抜いた固定子鉄心片の精度の低下を招くおそれがあった点である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、回転子鉄心片を打ち抜いた鋼板の第1の内径縁に対して径方向の外側で打ち抜かれた第2の内径縁と、前記第2の内径縁に沿って間隔をあけて配列され前記径方向の内側で開放された複数のスロットとを備えた固定子鉄心片の打ち抜き方法を提供する。
【0010】
本発明の第1の態様としては、前記第1の内径縁を有する前記鋼板に対して前記第2の内径縁と該第2の内径縁から前記径方向の外側に向かう複数の凹部とを打ち抜く内周抜きと、前記複数のスロットを前記複数の凹部を内包するように重ねて前記鋼板に対して打ち抜くスロット抜きと、前記固定子鉄心片の外径縁を前記鋼板に対して打ち抜く外周抜きと、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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