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公開番号
2025139669
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024038628
出願日
2024-03-13
発明の名称
水処理装置
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
29/66 20060101AFI20250919BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】下流側水処理装置に大流量の原水を供給する。
【解決手段】本発明に係る水処理装置1は、濾過部2と、第1原水流入配管7aと、第2原水流入配管7bと、薬剤供給部3と、濾過部2から濾過後の浄水または第1原水流入配管7aから原水を取り出すための浄水吐出配管10と、濾過部2を洗浄した水を取り出すための排水ドレン配管8と、薬剤供給部3と濾過部2を接続する分配ヘッドと、第1原水流入配管7aを開閉する第一弁11と、第2原水流入配管7bを開閉する第二弁12と、排水ドレン配管8を開閉する第三弁13と、各弁を開閉する事で濾過処理モードと逆洗処理モードおよびバイパス運転モードを切り替え可能とする構成により、初期の目的を達成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水源からの原水を濾過して浄水として取り出す水処理装置であって、
前記水源から原水を供給する第1原水流入配管と第2原水流入配管と、
前記第1原水流入配管が接続され前記第1原水流入配管から供給される水に薬剤を供給する薬剤供給部と、
濾材を内包した濾過部と、
前記濾過部によって濾過した処理水を取り出す、浄水吐出配管と、
前記薬剤供給部から前記濾過部を洗浄した逆洗水を取り出す排水ドレン配管と、
前記濾過部と前記薬剤供給部とを連通する第1連通路と、
前記濾過部と前記浄水吐出配管、および前記濾過部と前記第2原水流入配管を連通する第2連通路と、
前記第1原水流入配管に設けられ流路を開閉する第一弁と、
前記第2原水流入配管に設けられ流路を開閉する第二弁と、
前記排水ドレン配管に設けられ流路を開閉する第三弁と、を有し、
原水を濾過する濾過処理時には、前記第一弁を開き、前記第二弁と前記第三弁とを閉じ、前記濾過部を洗浄する逆洗処理時には、前記第二弁と前記第三弁とを開き、前記第一弁を閉じ、
前記薬剤供給部と前記濾過部とは分配ヘッドによって接続され、
前記分配ヘッドは内部に前記第1連通路と前記第2連通路とを有し、
前記第二弁を開き、前記第一弁と前記第三弁を閉じると、原水が前記第2原水流入配管から直接前記浄水吐出配管へ流れる水処理装置。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記分配ヘッドは前記濾過部の上部に配置され、
前記薬剤供給部は前記分配ヘッドの上部に配置され、
前記薬剤供給部と前記分配ヘッドと前記濾過部とは一体的に形成されている請求項1に記載の水処理装置。
【請求項3】
前記排水ドレン配管において前記第三弁と前記薬剤供給部との間には、前記第三弁がメンテ可能となる第1分離部を有する請求項2に記載の水処理装置。
【請求項4】
前記第1原水流入配管は、前記薬剤供給部から左右方向における一方側へ延び、
前記第2原水流入配管は、前記分配ヘッドから左右方向における一方側へ延び、
前記排水ドレン配管は、前記薬剤供給部から左右方向における他方側へ延び、
前記浄水吐出配管は、前記第2原水流入配管から左右方向における他方側へ延びる請求項2または3に記載の水処理装置。
【請求項5】
前記原水流入配管と前記浄水吐出配管は一体的に形成され、断面形状が同じである請求項4に記載の水処理装置。
【請求項6】
前記原水流入配管の中心軸と前記浄水吐出配管の中心軸は同一線上に位置する請求項5に記載の水処理装置。
【請求項7】
前記第一弁は前記第二弁の上方に配置されている請求項5に記載の水処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、濾過と薬剤添加によって水を浄化する水処理装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
粒状濾材を用いた水処理装置は、浄水場や工場をはじめとして広く使用されている。このような水処理装置は主に原水中の濁質成分をはじめとした不純物を除去する目的で使用されるが、一般的なフィルタと同様に不純物を捕捉すると徐々に目詰まりし、圧損上昇や水路の形成による水処理装置後段への不純物の流出など、様々な問題が生じる要因となる。そこで、一般的な再生手段として濾過方向と逆の方向に原水を通水し捕捉された不純物を系外へ排出する逆洗処理と、逆洗処理が終わった直後に濾過部内や配管内に残っている異物を排出することができるリンス処理が利用されている。また、原水の濁質成分など汚れが多い場合は、浄化性能向上を目的とし水処理装置を連結して利用する場合がある。
【0003】
図8に示す通り、水処理装置101においては、濾過処理時には、薬剤供給部103と濾過部102との間の第一分岐部111は、薬剤供給部103と濾過部102とを連通させ、水源と薬剤供給部103との間の第二分岐部112は、水源から薬剤供給部103へと連通させ、浄水吐出配管104の経路内の第三分岐部113は、濾過部102と浄水吐出配管104の末端側とを連通させる。一方、逆洗処理時には、第一分岐部111は、逆洗ドレン配管105と濾過部102とを連通させ、第二分岐部112は、水源と逆洗送水管106とを連通させ、第三分岐部113は、逆洗送水管106と濾過部102とを連通させる。本機構により、バルブ切替操作によって運転モードを切り替え、水源を1つにして濾過処理と逆洗処理とリンス処理とをおこなうことが可能である(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-23832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような水処理装置を直列に連結し、性能向上を図る場合においては、配管経路の複雑化や不要な抵抗によって本来の必要な流量が得られない。本発明は、上記課題を解決し他の水処理装置の上流側に連結した際にも本来の流量を確保できる水処理装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そして、この目的を達成するために、本発明に係る水処理装置は、
水源からの原水を濾過して浄水として取り出す水処理装置であって、
前記水源から原水を供給する第1原水流入配管と第2原水流入配管と、
前記第1原水流入配管が接続され前記第1原水流入配管から供給される水に薬剤を供給する薬剤供給部と、
濾材を内包した濾過部と、
前記濾過部によって濾過した処理水を取り出す、浄水吐出配管と、
前記薬剤供給部から前記濾過部を洗浄した逆洗水を取り出す排水ドレン配管と、
前記濾過部と前記薬剤供給部とを連通する第1連通路と、
前記濾過部と前記浄水吐出配管、および前記濾過部と前記第2原水流入配管を連通する第2連通路と、
前記第1原水流入配管に設けられ流路を開閉する第一弁と、
前記第2原水流入配管に設けられ流路を開閉する第二弁と、
前記排水ドレン配管に設けられ流路を開閉する第三弁と、を有し、
原水を濾過する濾過処理時には、前記第一弁を開き、前記第二弁と前記第三弁とを閉じ、前記濾過部を洗浄する逆洗処理時には、前記第二弁と前記第三弁とを開き、前記第一弁を閉じ、
前記薬剤供給部と前記濾過部とは分配ヘッドによって接続され、
前記分配ヘッドは内部に前記第1連通路と前記第2連通路とを有し、
前記第二弁を開き、前記第一弁と前記第三弁を閉じると、原水が前記第2原水流入配管から直接前記浄水吐出配管へ流れる水処理装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、他の水処理装置の上流側に連結した場合においても本来の流量が確保可能な水処理装置を提供可能。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態1の水処理装置の全体構成の概略図
同水処理装置の薬剤供給部、分配ヘッド、濾過部、第一弁から第三弁の斜視図
同水処理装置と他の水処理装置を連結時のバイパス運転の流路を示す概略図
同水処理装置の逆洗処理時の流路を示す概略図
同水処理装置の濾過部の断面図
濾過部2を省略した同水処理装置の平面図
同水処理装置の第1原水流入管、薬剤供給部、分配ヘッドのA―A断面図
従来の水処理装置の構成を示す模式図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0010】
本実施の形態に係る水処理装置1は、井戸水または貯水槽に蓄えた水を原水とし、この原水に含まれる金属イオンや濁質成分を除去する濾過処理と、濾過処理によって系内に蓄積された金属イオンの凝集物、濁質成分を系外へ排出する逆洗処理を行うものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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