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公開番号
2025119655
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2024014552
出願日
2024-02-02
発明の名称
二酸化炭素回収装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
53/04 20060101AFI20250807BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】吸着材の劣化しない状態を維持しながら装置の稼動を停止又は停止から復帰させることできる二酸化炭素回収装置を提供すること。
【解決手段】二酸化炭素回収装置1は、少なくとも熱交換装置80による吸着材12の冷却を行うための電力を供給する第1電源41と、少なくともバルブ(21、22、23、24)に対して電力を供給する第2電源42と、第2電源42の停電時にバルブに対して電力を供給するバックアップ電源43と、を備え、第1電源41の停電時には、脱離工程で減圧されて高温になったモジュール11に対し、第2電源42の電力によりバルブを制御して大気の流入を防いでモジュール11の内部圧力を保持する圧力保持制御を実行し、第2電源42の停電時には、脱離工程で減圧されて高温になったモジュールに対し、バックアップ電源43の電力によりバルブを制御して大気の流入を防いでモジュール11の内部圧力を保持する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
吸着材を内部に有し、前記吸着材に対して二酸化炭素を含む気体を吸引して前記二酸化炭素を吸着させる吸着工程と、前記吸着材の周囲を減圧した状態で加熱することにより当該吸着材から前記二酸化炭素を脱離する脱離工程と、を実行するモジュールと、
前記モジュールに対して熱交換を行って前記吸着材の冷却を行う熱交換装置と、
前記モジュールの前記内部に対して気体の流入及び流出を制御するためのバルブと、
少なくとも前記熱交換装置による前記吸着材の冷却を行うための電力を供給する第1電源と、
少なくとも前記バルブに対して電力を供給する第2電源と、
前記第2電源の停電時に前記バルブに対して電力を供給するバックアップ電源と、
を備え、
前記第1電源の停電時には、前記脱離工程で減圧されて高温になった前記モジュールに対し、前記第2電源の電力により前記バルブを制御して大気の流入を防いで前記モジュールの内部圧力を保持する圧力保持制御を実行し、
前記第2電源の停電時には、前記脱離工程で減圧されて高温になった前記モジュールに対し、前記バックアップ電源の電力により前記バルブを制御して大気の流入を防いで前記モジュールの内部圧力を保持する、
二酸化炭素回収装置。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記第2電源の停電時には、前記バックアップ電源の電力により前記バルブを制御して大気の流入を防いで前記モジュールの内部圧力を保持するとともに前記第1電源の電力により前記熱交換装置を制御して前記モジュールの強制冷却を行う、
請求項1に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項3】
前記第1電源及び前記第2電源の両方の停電時には、前記バックアップ電源により前記バルブを制御して大気の流入を防いで前記モジュールの内部圧力を保持する、
請求項1又は2に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項4】
前記モジュールの前記内部に不活性ガスを供給可能な不活性ガスタンクを更に備え、
前記第1電源及び前記第2電源の両方の停電時には、前記モジュールの前記内部への大気の流入を防ぐとともに、前記不活性ガスタンクから前記不活性ガスを前記モジュールの前記内部に供給する、
請求項3に記載の二酸化炭素回収装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素回収装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、大気や排ガス等から所定の成分を回収する技術において、緊急時の装置の損傷を防止する技術が知られている。この種の技術が記載されるものとして例えば特許文献1がある。
【0003】
特許文献1には、ボイラ等から排出された排ガスを、煙道を介して脱硫吸収塔に導入し、該脱硫吸収塔で脱硫した後に排ガスを外部へ排出する排ガス処理システムに関するものである。特許文献1では、大気導入手段により、緊急時に煙道内の排ガス中に大気を導入し排ガス温度を低下させることにより、排ガスの燃による損傷を防止できるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-168637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、二酸化炭素回収装置では、吸着材を保持するモジュールに対し、二酸化炭素を含む空気等の気体を吸引して吸着材に吸着させる吸着工程と、吸着材を減圧加熱して吸着した二酸化炭素を脱離する脱離工程と、を実行させて二酸化炭素の回収を行っている。
【0006】
吸着材は、高温状態で大気に触れると酸化して吸着性能が低下してしまう。通常運転時の脱離工程では吸着材が大気から遮断されるようにバルブを制御しているが、停電や故障時にはバルブが開いて吸着材の大気からの遮断が解除されるおそれがある。脱離工程では、高温状態になっているため、大気がモジュールの内部に侵入すれば、吸着材が劣化してしまう。
【0007】
本発明は、吸着材の劣化しない状態を維持しながら装置の稼動を停止又は停止から復帰させることできる二酸化炭素回収装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 本発明は、吸着材(例えば、後述する吸着材12)を内部に有し、前記吸着材に対して二酸化炭素を含む気体を吸引して前記二酸化炭素を吸着させる吸着工程と、前記吸着材の周囲を減圧した状態で加熱することにより当該吸着材から前記二酸化炭素を脱離する脱離工程と、を実行するモジュール(例えば、後述するモジュール11)と、前記モジュールに対して熱交換を行って前記吸着材の冷却を行う熱交換装置(例えば、後述する熱交換装置80)と、前記モジュールの前記内部に対して気体の流入及び流出を制御するためのバルブ(例えば、後述する第1バルブ21、第2バルブ22、第3バルブ23、第4バルブ24)と、少なくとも前記熱交換装置による前記吸着材の冷却を行うための電力を供給する第1電源(例えば、後述する第1電源41)と、少なくとも前記バルブに対して電力を供給する第2電源(例えば、後述する第2電源42)と、前記第2電源の停電時に前記バルブに対して電力を供給するバックアップ電源(例えば、後述するバックアップ電源43)と、を備え、前記第1電源の停電時には、前記脱離工程で減圧されて高温になった前記モジュールに対し、前記第2電源の電力により前記バルブを制御して大気の流入を防いで前記モジュールの内部圧力を保持する圧力保持制御を実行し、前記第2電源の停電時には、前記脱離工程で減圧されて高温になった前記モジュールに対し、前記バックアップ電源の電力により前記バルブを制御して大気の流入を防いで前記モジュールの内部圧力を保持する、二酸化炭素回収装置(例えば、後述する二酸化炭素回収装置1)である。
【0009】
(2)上記(1)に記載の二酸化炭素回収装置において、前記第2電源の停電時には、バックアップ電源43の電力により前記バルブを制御して大気の流入を防いで前記モジュールの内部圧力を保持するとともに前記第1電源の電力により前記熱交換装置を制御して前記モジュールの強制冷却を行ってもよい。
【0010】
(3)上記(1)又は(2)に記載の二酸化炭素回収装置において、前記第1電源及び前記第2電源の両方の停電時には、前記バックアップ電源により前記バルブを制御して大気の流入を防いで前記モジュールの内部圧力を保持してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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