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公開番号2025120621
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-18
出願番号2024015535
出願日2024-02-05
発明の名称二酸化炭素回収装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 53/04 20060101AFI20250808BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】吸着材を有する複数のモジュールの制御を効率的に行うことができる二酸化炭素回収装置を提供すること。
【解決手段】二酸化炭素回収装置1は、二酸化炭素を吸着させる吸着工程と、二酸化炭素を脱離する脱離工程と、を実行する複数のモジュール11と、モジュール11の内部に気体を供給するファン20と、モジュール11の吸着材12を加熱するための熱供給を行う熱源23と、モジュール11の内部の気体を吸引する第1真空ポンプ21及び第2真空ポンプ22と、を備え、ファン20、熱源23、第1真空ポンプ21及び第2真空ポンプ22の少なくとも1つが複数のモジュール11に共有され、モジュール11の個数M個は、自然数をN、吸着材12の吸着時間を脱離時間で割った比をRとすると、以下の数式(1)に基づいて設定される。
M=N×(R+1)・・・数式(1)
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
吸着材を内部に有し、前記吸着材に対して二酸化炭素を含む気体を吸引して前記二酸化炭素を吸着させる吸着工程と、前記吸着材の周囲を減圧した状態で加熱することにより当該吸着材から前記二酸化炭素を脱離する脱離工程と、を実行する複数のモジュールと、
前記モジュールの内部に気体を供給するファンと、
前記モジュールの前記吸着材を加熱するための熱供給を行う熱源と、
前記モジュールの内部の気体を吸引する真空ポンプと、
を備え、
前記ファン、前記熱源及び前記真空ポンプの少なくとも1つが前記複数のモジュールに共有され、
前記モジュールの個数M個は、自然数をN、前記吸着材の吸着時間を脱離時間で割った比をRとすると、
以下の数式(1)に基づいて設定される二酸化炭素回収装置。
M=N×(R+1)・・・数式(1)
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記吸着工程及び前記脱離工程を実行するための各処理が、前記複数のモジュール間で同じタイミングで行われないようにずらして実行される、
請求項1に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項3】
前記吸着時間と前記脱離時間の和を前記モジュールの個数M個で割って算出される時間が、前記モジュール間の動作タイミングの時間差に設定される、
請求項2に記載の二酸化炭素回収装置。
【請求項4】
前記モジュールの個数M個が10個以上である、
請求項2又は3に記載の二酸化炭素回収装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素回収装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、大気等の二酸化炭素を含む気体から二酸化炭素を回収する技術が知られている。この種の技術が記載されるものとして例えば特許文献1がある。特許文献1には、ガス状二酸化炭素をガス混合物から、ガス状二酸化炭素を吸着する吸着剤を用いた循環式吸着/脱着によって、分離する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2017-528318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
巨大な1つの吸着材で二酸化炭素回収装置を構成した場合、吸着工程や脱離工程でファン、真空ポンプ、熱源等の各機器の構成が間欠的に動作することになる。間欠的な動作は瞬間的に大きな出力が必要となる。
【0005】
吸着材を複数のモジュールに分けて動作タイミングをずらすことにより、単位時間あたりの二酸化炭素回収量を低下させることなく容量の小さい安価な機器を利用することができる。しかし、動作タイミングをずらしても、出力を均等に分散させることは難しく、複数のモジュールを効率的に制御するという観点で従来技術には改善の余地があった。
【0006】
本発明は、吸着材を有する複数のモジュールの制御を効率的に行うことができる二酸化炭素回収装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 本発明は、吸着材(例えば、後述する吸着材12)を内部に有し、前記吸着材に対して二酸化炭素を含む気体を吸引して前記二酸化炭素を吸着させる吸着工程と、前記吸着材の周囲を減圧した状態で加熱することにより当該吸着材から前記二酸化炭素を脱離する脱離工程と、を実行する複数のモジュール(例えば、後述するモジュール11)と、前記モジュールの内部に気体を供給するファン(例えば、後述するファン20)と、前記モジュールの前記吸着材を加熱するための熱供給を行う熱源(例えば、後述する熱源23)と、前記モジュールの内部の気体を吸引する真空ポンプ(例えば、後述する第1真空ポンプ21、第2真空ポンプ22)と、を備え、前記ファン、前記熱源及び前記真空ポンプの少なくとも1つが前記複数のモジュールに共有され、前記モジュールの個数M個は、自然数をN、前記吸着材の吸着時間を脱離時間で割った比をRとすると、以下の数式(1)に基づいて設定される二酸化炭素回収装置(例えば、後述する二酸化炭素回収装置1)である。
M=N×(R+1)・・・数式(1)
【0008】
(2)上記(1)に記載の二酸化炭素回収装置において、前記吸着工程及び前記脱離工程を実行するための各処理が、前記複数のモジュール間で同じタイミングで行われないようにずらして実行されてもよい。
【0009】
(3)上記(2)に記載の二酸化炭素回収装置において、前記吸着時間と前記脱離時間の和を前記モジュールの個数M個で割って算出される時間が、前記モジュール間の動作タイミングの時間差に設定されてもよい。
【0010】
(4)上記(2)又は(3)に記載の二酸化炭素回収装置において、前記モジュールの個数M個が10個以上であってもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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