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公開番号2025139761
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024038776
出願日2024-03-13
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 21/02 20060101AFI20250919BHJP(信号)
要約【課題】引率者の自発的行動によって迷子の引き渡しを実現する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置1は、映像内の人物の人物特徴情報に基づいて、子供と大人に分類する。情報処理装置1は、子供と大人との関係性を示す組み合わせ情報に基づいて、大人の中から、子供と当該子供の引率者に相応する大人との組み合わせを発見する。情報処理装置1は、組み合わせられた子供の人物特徴情報と引率者に相応する大人の人物特徴情報に基づいて、分類された子供の中から迷子の子供を発見する。情報処理装置1は、迷子の子供の人物特徴情報から取得される迷子の子供の現在位置を、迷子の子供の引率者に提示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
映像内の人物の人物特徴情報に基づいて、前記映像内の人物を子供と大人とに分類する映像データ解析部と、
前記子供と前記大人との関係性を示す組み合わせ情報に基づいて、前記大人の中から、前記子供と前記子供の引率者に相応する大人との組み合わせを発見する組み合わせ発見部と、
前記組み合わせられた前記子供の人物特徴情報と前記引率者に相応する大人の人物特徴情報に基づいて、前記分類された子供の中から迷子の子供を発見する迷子発見部と、
前記迷子の子供の人物特徴情報を、前記迷子の子供の引率者に相応する大人に提示する情報提示部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記映像データ解析部は、
前記映像から人物を特定する人物特定部と、
前記特定した人物の人物特徴情報を抽出する人物特徴情報抽出部と、
前記特定した人物の人物特徴情報に基づいて、前記特定された人物を子供と大人とに分類する分類部と、
を備えることを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記迷子発見部は、前記子供と前記子供の引率者に相応する大人との距離に基づいて、前記分類された子供の中から前記迷子の子供を発見する、
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記迷子発見部は、更に、前記子供の人物特徴情報から得られる子供の状態変化に基づいて、前記分類された子供の中から前記迷子の子供を発見する、
ことを特徴とする請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記情報提示部は、前記迷子の子供の位置情報と前記迷子の子供の引率者に相応する大人の位置情報とに基づいて、前記迷子の子供の引率者に相応する大人から前記迷子の子供までの経路を可視化して提示する経路可視化部を更に備える、
ことを特徴とする請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記情報提示部は、前記迷子の子供の人物特徴情報を、前記迷子の子供の引率者に相応する大人に提示する、
ことを特徴とする請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項７】
個人を特定できないように、前記迷子の子供の人物特徴情報を加工する個人情報保護部を更に備え、
前記情報提示部は、前記迷子の子供の引率者として認証されていない大人には、前記加工された前記迷子の子供の人物特徴情報を提示し、前記迷子の子供の引率者に認証された大人には、前記迷子の子供の加工されていない人物特徴情報を提示する、
ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置。
【請求項８】
施設の各所に設置された複数の迷子周辺装置を更に備え、
前記迷子発見部は、前記複数の迷子周辺装置のうち、前記迷子の子供の位置情報に基づいて特定される場所、もしくはその近傍の場所に設置されている迷子周辺装置で、前記迷子の子供の行動を制限する情報を提示させる、
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項９】
映像内の人物の人物特徴情報に基づいて、前記映像内の人物を子供と大人とに分類するステップと、
前記子供と前記大人との関係性を示す組み合わせ情報に基づいて、前記大人の中から、前記子供と前記子供の引率者に相応する大人との組み合わせを発見するステップと、
前記組み合わせられた前記子供の人物特徴情報と前記引率者に相応する大人の人物特徴情報に基づいて、前記分類された子供の中から迷子の子供を発見するステップと、
前記迷子の子供の人物特徴情報に基づいて、前記迷子の子供の所在位置に到達するための情報を、前記迷子の子供の引率者に相応する大人に提示するステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項１０】
情報処理装置のコンピュータに、
映像内の人物の人物特徴情報に基づいて、子供と大人に分類する映像データ解析機能、
前記子供と前記大人との関係性を示す組み合わせ情報に基づいて、前記大人の中から、前記子供と前記子供の引率者に相応する大人との組み合わせを発見する組み合わせ発見機能、
前記組み合わせられた前記子供の人物特徴情報と前記引率者に相応する大人の人物特徴情報に基づいて、前記分類された子供の中から迷子の子供を発見する迷子発見機能、
前記迷子の子供の人物特徴情報から取得される前記迷子の子供の現在位置を、前記迷子の子供の引率者に提示する情報提示機能、
として機能させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
ショッピングモールやテーマパーク等の商業施設において、各所に設置されたカメラにより撮影された映像から迷子を検出する技術が知られている。
【０００３】
例えば、特許文献１には、撮像装置で撮像した撮像画像に基づき親と子供のペアを検出し、親と子供との間の距離が予め定められた閾値以上離れていると、迷子の可能性があると判定し、警報表示あるいは警報の発報、施設内を巡回する警備員あるいはロボットなどに対して親に警告を行うよう指示する迷子検出装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１８－１５１８３４号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１に記載された迷子検出装置は、迷子を検出した際、施設内を巡回する警備員あるいはロボットなどに対して親（引率者；同伴者）に警告を行うように指示するようになっている。このため、迷子の引き渡しにおける、子供への対応や、警備員やスタッフなどの作業、ロボットの導入などが大きな負担になるという問題がある。
【０００６】
本開示の目的は、上述の課題を解決する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、映像内の人物の人物特徴情報に基づいて、前記映像内の人物を子供と大人とに分類する映像データ解析部と、前記子供と前記大人との関係性を示す組み合わせ情報に基づいて、前記大人の中から、前記子供と前記子供の引率者に相応する大人との組み合わせを発見する組み合わせ発見部と、前記組み合わせられた前記子供の人物特徴情報と前記引率者に相応する大人の人物特徴情報に基づいて、前記分類された子供の中から迷子の子供を発見する迷子発見部と、前記迷子の子供の人物特徴情報を、前記迷子の子供の引率者に相応する大人に提示する情報提示部と、を備える。
【０００８】
本開示の一態様に係る情報処理方法は、映像内の人物の人物特徴情報に基づいて、前記映像内の人物を子供と大人とに分類するステップと、前記子供と前記大人との関係性を示す組み合わせ情報に基づいて、前記大人の中から、前記子供と前記子供の引率者に相応する大人との組み合わせを発見するステップと、前記組み合わせられた前記子供の人物特徴情報と前記引率者に相応する大人の人物特徴情報に基づいて、前記分類された子供の中から迷子の子供を発見するステップと、前記迷子の子供の人物特徴情報に基づいて、前記迷子の子供の所在位置に到達するための情報を、前記迷子の子供の引率者に相応する大人に提示するステップと、を含む。
【０００９】
本開示の一態様に係るプログラムは、情報処理装置のコンピュータに、映像内の人物の人物特徴情報に基づいて、子供と大人に分類する映像データ解析機能、前記子供と前記大人との関係性を示す組み合わせ情報に基づいて、前記大人の中から、前記子供と前記子供の引率者に相応する大人との組み合わせを発見する組み合わせ発見機能、前記組み合わせられた前記子供の人物特徴情報と前記引率者に相応する大人の人物特徴情報に基づいて、前記分類された子供の中から迷子の子供を発見する迷子発見機能、前記迷子の子供の人物特徴情報から取得される前記迷子の子供の現在位置を、前記迷子の子供の引率者に提示する情報提示機能、として機能させる。
【発明の効果】
【００１０】
上記一態様によれば、迷子の引率者の自発的行動によって迷子の引き渡しを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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