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公開番号
2025135501
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024033400
出願日
2024-03-05
発明の名称
通信システム及びパケット順序補正方法
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04L
69/164 20220101AFI20250910BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】非同期通信において、パケットを受信した際にパケットの送信順に並べ替える技術を提供する。
【解決手段】通信システムは、送信装置と、受信装置を備え、送信装置は、複数のデータのそれぞれを所定の送信順に応じた符号を用いて符号化する手段と、複数のデータのそれぞれについて、符号化後のデータと符号化前のデータに基づいて計算されたチェックサムを含むパケットを生成し、前記送信順で送信する手段を備え、受信装置は、パケットを受信する手段、パケットのデータを復号する手段、パケットを送信順に並べ変える手段と、を備え、受信したパケットのデータを、送信順別に用意された復号用データを用いて復号し、復号後のデータがチェックサムが示す符号化前のデータと一致する場合、当該データを復号用データに対応する送信順と対応付ける。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
送信装置と、受信装置と、を備え、
前記送信装置は、複数のデータのそれぞれを、所定の送信順に応じた符号を用いて符号化する手段と、
複数の前記データのそれぞれについて、符号化後の前記データと符号化前の前記データに基づいて計算されたチェックサムを含むパケットを生成し、生成したパケットを前記送信順で送信する手段と、
を備え、
前記受信装置は、
前記送信装置から前記パケットを受信する手段と、
前記パケットに含まれる前記データを復号する手段と、
前記データを前記送信順に並べ変える手段と、
を備え、
前記復号する手段は、受信した前記パケットに含まれる前記データを、前記送信順別に用意された復号用データを用いて復号し、
前記並べ変える手段は、復号後の前記データが、前記チェックサムが示す符号化前の前記データと一致するかどうかを判定し、一致する場合、復号後の前記データを前記復号用データに対応する前記送信順と対応付ける、
通信システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記復号する手段は、受信した1つの前記データについて、1つずつ順に前記送信順と対応する記前記復号用データを用いて復号し、
前記並べ変える手段は、復号後の前記データが、前記チェックサムが示す符号化前の前記データと一致しない場合、
前記復号する手段が、次の前記送信順と対応する前記復号用データを用いて復号された前記データについて、前記判定を行う、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記符号は、前記データより長いPN系列の系列データであり、
前記送信順に応じた符号は、前記系列データを円環状に並べたときに、開始位置を前記送信順に応じて、所定ビットずつずらしてできる系列データである、
請求項1または請求項2に記載の通信システム。
【請求項4】
前記符号化する手段は、
前記データと、当該データの前記送信順に対応する前記系列データの排他的論理和を計算することにより、前記データを符号化する、
請求項3に記載の通信システム。
【請求項5】
前記送信順別に用意された前記復号用データの各々は、前記送信順に応じた前記符号と同じ前記系列データである、
請求項3に記載の通信システム。
【請求項6】
前記送信順別に用意された前記復号用データの各々は、前記送信順に応じた前記符号と同じ前記系列データであり、
前記復号する手段は、受信した前記データと前記復号用データの排他的論理和を計算することにより、前記データを復号する、
請求項4に記載の通信システム。
【請求項7】
前記送信装置と、前記受信装置は、非同期通信を行う、
請求項1または請求項2に記載の通信システム。
【請求項8】
前記受信装置は、受信したパケットを格納する受信バッファをさらに備え、
前記並べ変える手段は、前記受信バッファにおける前記送信順別の領域に、前記領域が示す前記送信順と対応付けた復号後の前記データを格納する、
請求項1または請求項2に記載の通信システム。
【請求項9】
送信装置と、受信装置と、を備える通信システムにおいて、
前記送信装置は、
複数のデータのそれぞれを、所定の送信順に応じた符号を用いて符号化し、
複数の前記データのそれぞれについて、符号化後の前記データと符号化前の前記データに基づいて計算されたチェックサムを含むパケットを生成し、生成したパケットを前記送信順で送信し、
前記受信装置は、
前記送信装置から前記パケットを受信し、
前記パケットに含まれる前記データを、前記送信順別に用意された復号用データを用いて復号し、
復号後の前記データが、前記チェックサムが示す符号化前の前記データと一致するかどうかを判定し、一致する場合、復号後の前記データを前記復号用データに対応する前記送信順と対応付けることにより、受信した前記データを送信順に補正する、
パケット順序補正方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信システム及びパケット順序補正方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
非同期通信のパケット通信ではパケットの到達順序は保証されない。TCP(Transmission Control Protocol)通信では順序制御により、パケットの受信順序が入れ替わっても補正するための仕組みが提供されている。UDP(User Datagram Protocol)通信は通信の高速化を目的に簡易なヘッダ構成となっており、順序制御機能は省略されている。そのため、順序制御の機能が必要な場合は、ヘッダ等にデータを追加するなどして機能補完を行って対応することが多い。例えば、特許文献1には、シーケンス番号を含むパケットをUDP通信で送信し、受信側でシーケンス番号を確認する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-214755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非同期通信において、パケットを受信した際に、パケットの送信順に並べ替える技術を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、通信システムは、送信装置と、受信装置と、を備え、前記送信装置は、複数のデータのそれぞれを、所定の送信順に応じた符号を用いて符号化する手段と、前記複数の前記データのそれぞれについて、符号化後の前記データと符号化前の前記データに基づいて計算されたチェックサムを含むパケットを生成し、生成したパケットを前記送信順で送信する手段と、を備え、前記受信装置は、前記送信装置から前記パケットを受信する手段と、前記パケットに含まれる前記データを復号する手段と、前記データを前記送信順に並べ変える手段と、を備え、前記復号する手段は、受信した前記パケットに含まれる前記データを、前記送信順別に用意された復号用データを用いて復号し、前記並べ変える手段は、復号後の前記データが、前記チェックサムが示す符号化前の前記データと一致するかどうかを判定し、一致する場合、復号後の前記データを前記復号用データに対応する前記送信順と対応付ける。
【0006】
本開示の一態様によれば、送信装置と、受信装置と、を備える通信システムにおいて、前記送信装置は、複数のデータのそれぞれを、所定の送信順に応じた符号を用いて符号化し、前記複数の前記データのそれぞれについて、符号化後の前記データと符号化前の前記データに基づいて計算されたチェックサムを含むパケットを生成し、生成したパケットを前記送信順で送信し、前記受信装置は、前記送信装置から前記パケットを受信し、前記パケットに含まれる前記データを、前記送信順別に用意された復号用データを用いて復号し、復号後の前記データが、前記チェックサムが示す符号化前の前記データと一致するかどうかを判定し、一致する場合、復号後の前記データを前記復号用データに対応する前記送信順と対応付けることにより、受信した前記データを送信順に補正する、パケット順序補正方法である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、パケットの受信順序が送信順となっていない場合に、パケットの順序を送信順に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る通信システムの一例を示す図である。
実施形態に係るデータパケットのフレーム構成の一例を示す図である。
実施形態に係るM系列の生成方法の一例を示す図である。
実施形態に係る生成された符号の一例を示す図である。
実施形態に係る送信時の符号化処理の一例を示す図である。
実施形態に係る受信時の補正処理の一例を示す第1図である。
実施形態に係る受信バッファの一例を示す図である。
実施形態に係る受信時の補正処理の一例を示す第2図である。
実施形態に係る通信システムの一例を示す第2の図である。
実施形態に係るパケット順序補正方法の一例を示すフローチャートである。
実施形態に係る通信システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の各実施形態に係る非同期通信における受信パケットの順序補正処理について図面を参照して説明する。以下の説明に用いる図面において本開示に関係ない部分の構成については、記載を省略し、図示しない場合がある。すべての図面において同一または相当する構成には同一の符号を付し、共通する説明は省略する場合がある。
【0010】
<第1実施形態>
(システム構成)
図1に実施形態に係る通信システム1を示す。通信システム1は、送信装置10と、受信装置20と、を含む。送信装置10と受信装置20はパケット網2で接続されている。送信装置10は、データパケットを生成し、パケット網2を介して受信装置20に送信し、受信装置20は送信されたパケットを受信する。
(【0011】以降は省略されています)
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