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公開番号2025134143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024031853
出願日2024-03-04
発明の名称機器冷却装置及びその冷却方法
出願人日本電気株式会社,NECプラットフォームズ株式会社
代理人個人
主分類H05K 7/20 20060101AFI20250909BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】多数の子機器が実装されるファンにより空冷されるスロットイン機器において、様々な子機器が実装されても高効率な放熱を可能にすること。
【解決手段】機器冷却装置は、流路内の所定位置に機器が夫々配置されると共に、互いに隣り合う並列な第1及び第2流路と、第1及び第2流路の一端に設けられた吸気口から各機器を冷却するための空気を流入させ、第1及び第2流路の他端に設けられた排気口から空気を排出させるように、第1及び第2流路に設けられた冷却ファンと、冷却ファンによる空気の流速が所定値となる場合に、第1流路における圧力損失と第2流路における圧力損失とが同一となるように、第1及び第2流路のうち少なくとも一方の圧力損失を調整する調整部材と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流路内の所定位置に機器が夫々配置されると共に、互いに隣り合う並列な第1及び第2流路と、
前記第1及び第2流路の一端に設けられた吸気口から前記各機器を冷却するための空気を流入させ、前記第1及び第2流路の他端に設けられた排気口から前記空気を排出させるように、前記第1及び第2流路に設けられた冷却ファンと、
前記冷却ファンによる前記空気の流速が所定値となる場合に、前記第1流路における圧力損失と前記第2流路における圧力損失とが同一となるように、前記第1及び第2流路のうち少なくとも一方の圧力損失を調整する調整部材と、
を備える、機器冷却装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
請求項1記載の機器冷却装置であって、
前記冷却ファンによる前記空気の流速が所定値となる場合に、前記第1流路における各機器の圧力損失値の総和と前記第2流路における各機器の圧力損失値の総和とが同一となるように、前記各機器に対し圧力損失値が設定されており、
前記調整部材によって、前記設定された圧力損失値に夫々調整された前記各機器が、前記第1及び第2流路内の所定位置に夫々配置されている、
機器冷却装置。
【請求項3】
請求項1記載の機器冷却装置であって、
前記機器は、ユニバーサルスロット装置内に搭載されたスロット機器である、
機器冷却装置。
【請求項4】
流路内の所定位置に機器が夫々配置されると共に、互いに隣り合う並列な第1及び第2流路と、
前記第1及び第2流路の一端に設けられた吸気口から前記各機器を冷却するための空気を流入させ、前記第1及び第2流路の他端に設けられた排気口から前記空気を排出させるように、前記第1及び第2流路に設けられた冷却ファンと、を備える機器冷却装置の冷却方法であって、
前記冷却ファンによる前記空気の流速が所定値となる場合に、前記第1流路における圧力損失と前記第2流路における圧力損失とが同一となるように、前記第1及び第2流路のうち少なくとも一方の圧力損失を調整部材により調整する、
機器冷却装置の冷却方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、機器を冷却する機器冷却装置及びその冷却方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
機器を冷却する機器冷却装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-073720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、冷却ファンの冷却空気により流路上に配置された複数の機器を冷却する場合がある。この場合、各機器の圧力損失のバラツキ及びその実装有無により、放熱が大きい他の機器の流量が変動し放熱条件が満たせない可能性がある。
【0005】
本開示の目的は、上述した課題のいずれかを解決する機器冷却装置及びその冷却方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本開示の一態様は、
流路内の所定位置に機器が夫々配置されると共に、互いに隣り合う並列な第1及び第2流路と、
前記第1及び第2流路の一端に設けられた吸気口から前記各機器を冷却するための空気を流入させ、前記第1及び第2流路の他端に設けられた排気口から前記空気を排出させるように、前記第1及び第2流路に設けられた冷却ファンと、
前記冷却ファンによる前記空気の流速が所定値となる場合に、前記第1流路における圧力損失と前記第2流路における圧力損失とが同一となるように、前記第1及び第2流路のうち少なくとも一方の圧力損失を調整する調整部材と、
を備える、機器冷却装置
である。
上記目的を達成するための本開示の一態様は、
流路内の所定位置に機器が夫々配置されると共に、互いに隣り合う並列な第1及び第2流路と、
前記第1及び第2流路の一端に設けられた吸気口から前記各機器を冷却するための空気を流入させ、前記第1及び第2流路の他端に設けられた排気口から前記空気を排出させるように、前記第1及び第2流路に設けられた冷却ファンと、を備える機器冷却装置の冷却方法であって、
前記冷却ファンによる前記空気の流速が所定値となる場合に、前記第1流路における圧力損失と前記第2流路における圧力損失とが同一となるように、前記第1及び第2流路のうち少なくとも一方の圧力損失を調整部材により調整する、
機器冷却装置の冷却方法
である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、上述した課題のいずれかを解決する機器冷却装置及びその冷却方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示にかかる機器冷却装置の構成例を示す図である。
第1及び第2流路の圧力損失値の設定例を示す図である。
第1及び第2流路の圧力損失値の調整方法の一例を示す図である。
調整部材の一例を示す図である。
3段のユニットで構成されたユニバーサルスロット装置の一例を示す図である。
第1及び第2流路の圧力損失値の設定例を示す図である。
第1及び第2流路の圧力損失値の調整方法の一例を示す図である。
中段のユニットの第1及び第2流路の吸気口から排気口までの圧力変動の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、機器冷却装置の構成例を図1を用いて説明する。本実施形態に係る機器冷却装置1は、例えば、ユニバーサルスロット装置10に搭載され、ユニバーサルスロット装置10内の各スロット機器11を冷却する。スロット機器11は、機器の一具体例である。
【0010】
ユニバーサルスロット装置10は、例えば、通信機器などの、数年での性能向上、ネットワーク網の拡大に伴う機器や、予め将来的な性能向上をスロット機器11の入れ替え及び追加で目的を満たすような機器、に適用される。また、ユニバーサルスロット装置10は、他にサーバー機器や、放送機器などに適用されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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