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公開番号
2025127682
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024527
出願日
2024-02-21
発明の名称
TS合成装置および放送システム
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
21/236 20110101AFI20250826BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】SF同期信号発生装置に依拠することなく、TS合成装置間で内部SF位相の同期をとることができるTS合成装置および放送システムを提供する。
【解決手段】TS合成装置は、冗長構成されるTS(Transport Stream)合成装置であって、受託局内のクロック信号を用いて内部位相を生成する生成手段と、冗長構成される複数のTS合成装置のうちの先に起動したTS合成装置の生成手段が生成した内部位相を、自装置で使用する内部位相として設定する設定手段とを含む。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
冗長構成されるTS(Transport Stream)合成装置であって、
受託局内のクロック信号を用いて内部位相を生成する生成手段と、
冗長構成される複数のTS合成装置のうちの先に起動したTS合成装置の前記生成手段が生成した内部位相を、自装置で使用する内部位相として設定する設定手段とを備える
ことを特徴とするTS合成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記設定手段は、起動時に他系のTS合成装置に起動時パケットを送信してから所定期間内に応答を受信した場合に、該他系のTS合成装置の前記生成手段が生成した内部位相を、自装置で使用する内部位相として設定する
請求項1記載のTS合成装置。
【請求項3】
前記設定手段は、起動時に他系のTS合成装置に起動時パケットを送信してから所定期間内に応答を受信しない場合に、自装置の前記生成手段が生成した内部位相を、自装置で使用する内部位相として設定する
請求項1または請求項2記載のTS合成装置。
【請求項4】
前記設定手段は、
他系のTS合成装置から前記起動時パケットを受信した場合に、自装置で使用している内部位相を示すカウント値を含む応答同期パケットを送信し、
前記応答同期パケットを受信した場合に、前記カウント値に基づいて、自装置で使用する内部位相を設定する
請求項2記載のTS合成装置。
【請求項5】
前記設定手段は、起動時に他系のTS合成装置に前記起動時パケットを送信してから所定期間内に該他系のTS合成装置から前記起動時パケットを受信し、その後前記応答同期パケットを受信した場合に、該他系のTS合成装置の前記カウント値と自装置の前記カウント値とのうちの値が小さい方に基づいて、自装置で使用する内部位相を設定する
請求項4記載のTS合成装置。
【請求項6】
クロック信号を生成するクロック信号発生部と、
TS(Transport Stream)の合成を行うTS合成装置とを備え、
前記TS合成装置は、
前記クロック信号発生部が生成するクロック信号を用いて内部位相を生成する生成手段と、
冗長構成された複数の前記TS合成装置のうちの先に起動した前記TS合成装置の前記生成手段が生成した内部位相を、自装置で使用する内部位相として設定する設定手段とを含む
ことを特徴とする放送システム。
【請求項7】
前記設定手段は、起動時に他系のTS合成装置に起動時パケットを送信してから所定期間内に応答を受信した場合に、該他系のTS合成装置の前記生成手段が生成した内部位相を、自装置で使用する内部位相として設定する
請求項6記載の放送システム。
【請求項8】
前記設定手段は、起動時に他系のTS合成装置に起動時パケットを送信してから所定期間内に応答を受信しない場合に、自装置の前記生成手段が生成した内部位相を、自装置で使用する内部位相として設定する
請求項6または請求項7記載の放送システム。
【請求項9】
前記設定手段は、
他系のTS合成装置から前記起動時パケットを受信した場合に、自装置で使用している内部位相を示すカウント値を含む応答同期パケットを送信し、
前記応答同期パケットを受信した場合に、前記カウント値に基づいて、自装置で使用する内部位相を設定する
請求項7記載の放送システム。
【請求項10】
前記設定手段は、起動時に他系のTS合成装置に前記起動時パケットを送信してから所定期間内に該他系のTS合成装置から前記起動時パケットを受信し、その後前記応答同期パケットを受信した場合に、該他系のTS合成装置の前記カウント値と自装置の前記カウント値とのうちの値が大きい方に基づいて、自装置で使用する内部位相を設定する
請求項9記載の放送システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、TS信号の合成を行うTS合成装置および放送システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
衛星放送において、ISDB(Integrated Services Digital Broadcasting)-S方式が用いられる。放送事業者(以下、委託局という。)の信号処理装置(以下、送信側信号処理装置という。)から送信された衛星放送用の構造のトランスポートストリーム(TS:Transport Stream)信号が、アップリンク局(以下、受託局という。)に伝送される。受託局では、TS合成装置が、複数の委託局からのTS信号を合成する。合成後のTS信号は、送信設備から放送用衛星に送信される。以下、TS信号をTSと表現する。
【0003】
委託局におけるクロック信号と受託局におけるクロック信号とは周波数同期している必要がある。委託局と受託局との同期が崩れると、TS合成装置の入力バッファにおいて、オーバフローまたはアンダーフローが生じる。オーバフローまたはアンダーフローが生じると、映像のフリーズや音声のミュートなどが生じる。以下、映像のフリーズなどを映像ノイズという。また、音声のミュートなどを音声ノイズという。
【0004】
送信側信号処理装置は、委託局におけるクロック信号に同期したスーパーフレーム(以下、SFという。)構造のTSを生成し、生成したTSを受託局に送信する。受託局において擬似同期方式が使用される場合、TS擬似同期化装置が設置される。TS擬似同期化装置は、送信側信号処理装置が送信するTSを受託局におけるクロック信号に同期したTSに再生成(再構築)してTS合成装置に出力する。
【0005】
受託局においてSF位相が生成される。SF位相は、装置の信号出力動作に使用される位相である。以下、受託局における各装置で保持されているSF位相を内部SF位相という。
【0006】
受託局では、安定稼働のために、現用系(N系)と予備系(E系)との2系統が設けられている。したがって、受託局には、N系のTS合成装置とE系のTS合成装置とがある。例えば、N系に障害が発生したときに、N系とE系とが切り替えられ、E系が現用系になる。例えば、特許文献1には、2台のTS合成装置を冗長構成として用いる例が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-070052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
一般的なTS合成装置の冗長構成では、2台のTS合成装置の内部SF位相を同期させるために、リファレンス同期構成を採用している。リファレンス同期構成では、SF同期信号発生装置が生成するSF位相を基準として2台のTS合成装置の内部SF位相が同期している。
【0009】
しかし、SF同期信号発生装置は、冗長構成されていない。そのため、SF同期信号発生装置が故障した場合には、N系のTS合成装置とE系のTS合成装置と間で内部SF位相の位相ずれが生じ、同期がとれなくなることがある。厳密には、SF同期信号発生装置が故障した後に、N系のTS合成装置とE系のTS合成装置とのいずれかが再起動した場合に、N系のTS合成装置とE系のTS合成装置と間で内部SF位相の位相ずれが生じ、同期がとれなくなることがある。すると、N系のTS合成装置からのTSとE系のTS合成装置からのTSとの連続性が損なわれる。その結果、系統切り替え直後において1SF分のパケットの重複や欠落が生じる。パケットの重複や欠落が生じると、映像ノイズや音声ノイズが生じる可能性がある。
【0010】
図12は、2台のTS合成装置の内部SF位相に位相ずれが生じる例を示す説明図である。図12には、SF同期信号発生装置が出力するSF位相、1系のTS合成装置の内部SF位相、および2系のTS合成装置の内部SF位相が示されている。
(【0011】以降は省略されています)
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