特許ウォッチ

公開番号2025140089
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024039262
出願日2024-03-13
発明の名称蓄電装置、車両
出願人トヨタ自動車株式会社,トヨタバッテリー株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/291 20210101AFI20250919BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】セル連結体をケースに入れやすい構成を有する蓄電装置および車両を提供する。
【解決手段】蓄電可能に構成される蓄電装置(電池100)が、ケース300と、1つ以上のセル連結体(セル連結体10,20)と、1つ以上のセル連結体を載せる台部材50とを備える。セル連結体は、複数の蓄電セル(蓄電セル11～14,21～24)と、蓄電セル同士を電気的につなぐ接続部(接続部2A,2B)とを含む。1つ以上のセル連結体と台部材50とは、ケース300に収容されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
蓄電可能に構成される蓄電装置であって、
当該蓄電装置は、ケースと、１つ以上のセル連結体と、前記１つ以上のセル連結体を載せる台部材とを備え、
前記セル連結体は、複数の蓄電セルと、前記蓄電セル同士を電気的につなぐ接続部とを含み、
前記１つ以上のセル連結体と前記台部材とは、前記ケースに収容されている、蓄電装置。
続きを表示（約 830 文字）【請求項２】
前記ケースは、前記セル連結体の連結方向を長手方向とする直方体形状を有する、請求項１に記載の蓄電装置。
【請求項３】
前記ケースは、前記１つ以上のセル連結体の連結方向に延びる４つの面と、前記１つ以上のセル連結体の端部を覆う２つの面とを有し、
前記４つの面は、対向する一対の面である第１対向面と、前記第１対向面よりも面積の大きい対向面である第２対向面とを含み、
前記台部材は、前記第１対向面のいずれかの面に配置されている、請求項２に記載の蓄電装置。
【請求項４】
前記１つ以上のセル連結体は、前記台部材に接着されている、請求項１に記載の蓄電装置。
【請求項５】
前記１つ以上のセル連結体は、前記台部材に対して連結方向にスライド可能である、請求項１に記載の蓄電装置。
【請求項６】
前記台部材は、平板形状を有する、請求項１に記載の蓄電装置。
【請求項７】
前記台部材は、断面Ｕ字状の形状を有する、請求項１に記載の蓄電装置。
【請求項８】
前記台部材の前記１つ以上のセル連結体を載せる面には、前記１つ以上のセル連結体の一部が入る１つ以上の凹部が形成されている、請求項１に記載の蓄電装置。
【請求項９】
前記１つ以上のセル連結体は、電気的に接続された第１セル連結体および第２セル連結体を含み、
前記台部材の前記１つ以上のセル連結体を載せる面には、前記第１セル連結体の一部が入る第１凹部と、前記第２セル連結体の一部が入る第２凹部とが形成されている、請求項１に記載の蓄電装置。
【請求項１０】
前記台部材の、前記１つ以上のセル連結体を載せる面とは反対側の面に、前記１つ以上のセル連結体の連結方向に延びる直線状の凸部が形成されている、請求項１に記載の蓄電装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、蓄電装置、および蓄電装置を備える車両に関する。
続きを表示（約 910 文字）【背景技術】
【０００２】
特表２０２３－５０２４５７号公報（特許文献１）には、長さＬが４００ｍｍ～２５００ｍｍであり、かつ、幅Ｈに対する長さＬの比率（Ｌ／Ｈ）が４～２１である直方体状の電池（蓄電装置）が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特表２０２３－５０２４５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載された蓄電装置では、直列に接続されて一列に並ぶ複数の電極体セット（蓄電セル）がケース（ハウジング）内に配置されている。以下では、複数の蓄電セルが一列に接続された連結体を、「セル連結体」と称する。
【０００５】
セル連結体は、剛性の高い蓄電セルと、剛性の低い接続部とを含むため、ケースに入れにくい。例えば、セル連結体をケースに入れるときに接続部に応力が生じて、接続部がダメージを受ける可能性がある。
【０００６】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、セル連結体をケースに入れやすい構成を有する蓄電装置および車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の第１観点に係る形態に従うと、以下に示す蓄電装置が提供される。
【０００８】
（第１項）蓄電可能に構成される蓄電装置が、ケースと、１つ以上のセル連結体と、１つ以上のセル連結体を載せる台部材とを備える。セル連結体は、複数の蓄電セルと、蓄電セル同士を電気的につなぐ接続部とを含む。１つ以上のセル連結体と台部材とは、ケースに収容されている。
【０００９】
上記の構成では、１つ以上のセル連結体を台部材に載せた状態でケースに入れることが可能になる。これにより、セル連結体をケースに入れやすくなる。
【００１０】
（第２項）第１項に記載の蓄電装置において、ケースは、セル連結体の連結方向を長手方向とする直方体形状を有する。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許