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公開番号
2025140792
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024040374
出願日
2024-03-14
発明の名称
EGRシステム及び車両
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
F02M
26/50 20160101AFI20250919BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】EGRクーラの内壁にPMや未燃HC成分が堆積することを抑制できるEGRシステム及び車両を提供すること。
【解決手段】EGRシステム12は、内燃機関11の二次側及び一次側を接続するEGR流路21と、EGR流路21に設けられる、内燃機関11の排気の一部が流れるEGRクーラ22と、EGRクーラ22の一次側のEGR流路21に接続される、圧縮空気を貯留するタンク23と、内燃機関11の運転条件が内燃機関11の排気に含まれるPM及び/又は未燃HCの濃度が高くなる運転条件である所定の条件である場合にバルブ26を開く制御部18と、を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
内燃機関の二次側及び一次側を接続するEGR流路と、
前記EGR流路に設けられる、前記内燃機関の排気の一部が流れるEGRクーラと、
前記EGRクーラの一次側の前記EGR流路に接続される、圧縮空気を貯留するタンクと、
前記タンク及び前記EGRクーラの一次側の前記EGR流路の間に設けられたバルブと、
前記内燃機関の運転条件が前記内燃機関の前記排気に含まれるPM及び/又は未燃HCの濃度が高くなる運転条件である所定の条件である場合に前記バルブを開く制御部と、
を備えるEGRシステム。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記内燃機関の運転条件が、前記所定の条件であるか否かを排気温度、アクセル開度及びエンジン回転数を入力情報として判定する、請求項1に記載のEGRシステム。
【請求項3】
排気温度によるPM排出量への影響度を示す排気温度スコア、アクセル開度によるPM排出量への影響度を示すアクセル開度スコア、及びエンジン回転数によるPM排出量への影響度を示すエンジン回転数スコアを格納する記憶部を備え、
前記制御部は、
一定時間毎に、前記入力情報に基づいて、対応する前記排気温度スコア、前記アクセル開度スコア及び前記エンジン回転数スコアの総合スコアを取得し、
第1の総合スコアと、前記第1の総合スコアよりも前に取得された複数の第2の総合スコアの各々との差分の総和が、閾値を超えたときに、前記バルブを開く、
請求項2に記載のEGRシステム。
【請求項4】
内燃機関と、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のEGRシステムと、
を備える車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排気の一部を再循環させるEGRシステム及び車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従前から、内燃機関から排出される排気の一部を内燃機関の吸気と混合させるEGR(Exhaust Gas Recirculation)システムを車両に用いる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなEGRシステムは、内燃機関の排気側と吸気側を接続するEGR流路及びEGR流路に設けられたEGRクーラを有し、内燃機関の燃焼室から排出される既燃ガスの一部をそのままEGR流路に流入させ、EGRクーラで冷却する。また、EGRシステムは、吸気に混合させる排気を調整するEGRバルブを有し、EGRバルブの開度によって、吸気と排気の混合割合を調整する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-031258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したEGRシステムは、高濃度のPM(Particle Matter)や未燃HC(HydroCarbon)成分が高濃度で燃焼室から排出される状況においても、排気がそのままEGRクーラを通過するため、EGRクーラの内壁にPM及び未燃HC成分が短期間に堆積する。これにより、内燃機関及び排気浄化性能の劣化を促進されるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、EGRクーラの内壁にPMや未燃HC成分が堆積することを抑制できるEGRシステム及び車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、EGRシステムは、内燃機関の二次側及び一次側を接続するEGR流路と、前記EGR流路に設けられる、前記内燃機関の排気の一部が流れるEGRクーラと、前記EGRクーラの一次側の前記EGR流路に接続される、圧縮空気を貯留するタンクと、前記タンク及び前記EGRクーラの一次側の前記EGR流路の間に設けられたバルブと、前記内燃機関の運転条件が前記内燃機関の前記排気に含まれるPM及び/又は未燃HCの濃度が高くなる運転条件である所定の条件である場合に前記バルブを開く制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、EGRクーラの内壁にPMや未燃HC成分が堆積することを抑制できるEGRシステム及び車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る車両の構成を概略的に示す説明図である。
図2は、実施形態に係る車両の内燃機関及びEGRシステムの構成を概略的に示す説明図である。
図3は、実施形態に係るEGRシステムの制御の一例を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態に係る車両1について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、車両1の構成を概略的に示す説明図である。図2は、車両1に用いられるEGRシステム12の構成を概略的に示す説明図である。図3は、車両1のEGRシステム12の制御の一例を示す流れ図である。なお、各図において、適宜構成を拡大、縮小または省略して示す。
【0010】
図1及び図2に示すように、車両1は、動力源として内燃機関11と、内燃機関11の排気を再循環するEGRシステム12と、を有する。なお、車両1は、内燃機関11に加えて、動力源として1以上のモータを搭載したハイブリット車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)であってもよい。車両1は、例えばトラックである。車両1は、例えば、平ボディ車、ウイング車、幌付き車、ユニック車、車載車、タンクローリー車等である。なお、車両1は、トラックに限定されず、バス、乗用車、特殊用途自動車等であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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