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公開番号
2025141061
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024040803
出願日
2024-03-15
発明の名称
空気吹出装置
出願人
日本プラスト株式会社
代理人
弁理士法人お茶の水内外特許事務所
主分類
B60H
1/34 20060101AFI20250919BHJP(車両一般)
要約
【課題】通風路を閉鎖したときに、風切音等の異音や隙間風を発生させ難くすることが可能な空気吹出装置を提供する。
【解決手段】本発明の空気吹出装置(1)では、ケース体(10)の通風路が回転部材(30)の回転により開閉され、通風路の閉鎖時にケース体(10)内の空気を排出する排気構造が設けられ、排気構造は、ケース体(10)に設けられる排気孔(12)及びラップ領域(13)と、回転部材(30)に設けられる摺接部(34)とを有し、排気孔(12)は、ラップ領域(13)内に配され、ラップ領域(13)の摺接部(34)と接触しない非接触面(14)は、回転部材(30)の回転により変位し、排気孔(12)は、非接触面(14)の変位により開閉される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内側に空気を流通させる通風路が設けられたケース体と、前記ケース体に回転可能に配される少なくとも1つの回転部材とを有する空気吹出装置であって、
前記ケース体の前記通風路は、前記回転部材の回転により開閉され、
前記回転部材による前記通風路の閉鎖時に前記ケース体内の空気を排出する排気構造が設けられ、
前記排気構造は、前記ケース体に設けられる排気孔と、前記回転部材の回転中心を中心として前記ケース体に設定されるラップ領域と、前記回転部材に設けられるとともに前記ラップ領域に摺接する摺接部とを有し、
前記排気孔は、前記ラップ領域内に配され、
前記ラップ領域は、前記摺接部と接触しない非接触面を有し、
前記非接触面は、前記回転部材の回転により変位し、
前記排気孔は、前記非接触面の変位により開閉される
ことを特徴とする空気吹出装置。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記排気構造は、前記回転部材が前記通風路を閉鎖する閉鎖位置に回転するときに前記排気孔を開口するように形成される
請求項1記載の空気吹出装置。
【請求項3】
前記摺接部は、前記回転部材の回転軸方向に直交する断面が楕円形である摺接本体部を有し、
前記摺接部は、前記回転部材による前記通風路の開放時に、前記排気孔からの前記空気の排出を防止する排気防止構造を備える
請求項1記載の空気吹出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吹出口から空気を吹き出す開放状態と、空気の吹き出しを停止させる閉鎖状態とが切り換えられる空気吹出装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2020-131963号公報(特許文献1)には、自動車の車室内に空気を吹き出す車両用風向調整装置(車両用レジスタ)が記載されている。特許文献1の風向調整装置は、吹出口を形成するリテーナと、リテーナ内で回転可能に配される複数のバレルとを有しており、バレルを回転させることによって、リテーナの吹出口から吹き出す空気の向きを調整できる。
【0003】
また、特許文献1の風向調整装置は、複数のバレルを回転させることにより、複数のバレルがリテーナの通風路を遮断して閉鎖する機能を備えている。このように複数のバレルで通風路を閉鎖する構造は、一般的に、フィンシャット構造又はルーバーシャット構造と呼ばれている。このようなフィンシャット構造を備える風向調整装置は、リテーナの通風路を遮断するための専用の構造が不要となるため、風向調整装置における部品点数の削減及びコスト削減を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-131963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1のようなフィンシャット構造を備える風向調整装置では、回転可能に配される複数のフィン(バレル)で通風路を閉鎖できるものの、フィンによって通風路を閉鎖したときに、通風路内の内圧が高くなるため、フィンの間から空気が漏れること等によって、風切音等の異音が発生することや、使用者に隙間風を感じさせること等の不具合があった。
【0006】
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、吹出口から空気を吹き出す空気吹出装置であって、通風路を閉鎖したときに、風切音等の異音や隙間風を発生させ難くすることが可能な空気吹出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明により提供される空気吹出装置は、内側に空気を流通させる通風路が設けられたケース体と、前記ケース体に回転可能に配される少なくとも1つの回転部材とを有する空気吹出装置であって、前記ケース体の前記通風路は、前記回転部材の回転により開閉され、前記回転部材による前記通風路の閉鎖時に前記ケース体内の空気を排出する排気構造が設けられ、前記排気構造は、前記ケース体に設けられる排気孔と、前記回転部材の回転中心を中心として前記ケース体に設定されるラップ領域と、前記回転部材に設けられるとともに前記ラップ領域に摺接する摺接部とを有し、前記排気孔は、前記ラップ領域内に配され、前記ラップ領域は、前記摺接部と接触しない非接触面を有し、前記非接触面は、前記回転部材の回転により変位し、前記排気孔は、前記非接触面の変位により開閉される空気吹出装置である。
【0008】
本発明の空気吹出装置において、前記排気構造は、前記回転部材が前記通風路を閉鎖する閉鎖位置に回転するときに前記排気孔を開口するように形成されることが好ましい。
また、前記摺接部は、前記回転部材の回転軸方向に直交する断面が楕円形である摺接本体部を有し、前記摺接部は、前記回転部材による前記通風路の開放時に、前記排気孔からの前記空気の排出を防止する排気防止構造を備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の空気吹出装置によれば、通風路を閉鎖したときに、風切音等の異音や隙間風を発生させ難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る空気吹出装置を模式的に示す斜視図である。
図1に示した空気吹出装置に配される回転部材(縦フィン)を示す模式図である。
空気吹出装置の回転部材がニュートラルの位置に保持されているときの排気構造を模式的に説明する説明図である。
空気吹出装置の回転部材が空気の風向を最も左側に向けるときの排気構造を模式的に説明する説明図である。
空気吹出装置の回転部材が通風路を閉鎖するときの排気構造を模式的に説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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