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公開番号2025121571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017063
出願日2024-02-07
発明の名称照明装置
出願人株式会社ニフコ
代理人個人
主分類B60Q 3/14 20170101AFI20250813BHJP(車両一般)
要約【課題】照明装置として金属調又は虹色を透光部材の形状で得られることに加え、全体が単調にならず、見栄えがよく、色彩的に変化に富むようにする。
【解決手段】光源部及び前記光源部の光を背面側から意匠面ないしは正面へ通過可能な透光部材3を備えた照明装置2であって、前記透光部材3は、略板状の基部30と、基部30に一体化されて光源部と反対側へ突出した突出部35と、光源部と対向した基部30の背面に設けられて突出部35の突出端面側から入射して到達した所定方向の外光を反射して突出端面から出射させることによって金属調又は虹色に光輝させる微細凹凸部38とを有し、また、突出部35の突出端面の端部を曲面又は傾斜面に形成している構成である。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
光源部及び前記光源部の光を背面側から意匠面ないしは正面へ通過可能な透光部材を備えた照明装置であって、
前記透光部材は、略板状の基部と、前記基部に一体化されて前記光源部と反対側へ突出した突出部と、前記光源部と対向した前記基部の背面に設けられて突出部の突出端面側から入射して到達した所定方向の外光を反射して突出端面から出射させることによって金属調又は虹色に光輝可能にする微細凹凸部とを有し、
また、前記突出部の突出端面の端部を曲面又は傾斜面に形成していることを特徴とする照明装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記光源部が光源の光を導入する導光体であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記微細凹凸部が前記突出部の突出端面よりも相対的に広い範囲に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項4】
前記導光体が前記微細凹凸部の範囲と同じかそれ以上の広さになっていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
【請求項5】
前記微細凹凸部は凸部又は凹部を複数並べたものであり、ピッチが0.5μm以上、500μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
【請求項6】
前記導光体を位置決め配置可能な収容溝と、前記光源を前記収容溝の一端側に位置決め配置可能な凹所と、前記透光部材を前記収容溝の溝縁側に位置決め配置可能な段差とを形成しているハウジングを有していることを特徴とする請求項2から5の何れかに記載の照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光源(導光体を含む)の光を透光部材を通って意匠面である正面から出射させる照明装置として、特に意匠面ないしは正面から見たときに全体が単調にならず見栄えがよく、色彩的に変化に富むようにしたものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
図9は特許文献1に開示の車載用照明装置を示し、特に単一の照明装置でありながら複数の領域を複数の光線で同時に照明可能にしたものである。詳述すると、この照明装置5は光源50と光学手段6とを備えている。光源50はLEDであり、光が意匠面である正面から光学手段6に向けて出射される。光学手段6は、入射側に設けられたプリズムアレイ61と、出射側に設けられた第1レンズ部64及び第2レンズ部65を有している。プリズムアレイ61は、光源50から発せられた光を屈折させて第1の分割光束52と第2の分割光束53とを互いに交差させて生成する。第1の分割光束52は、第1レンズ部64から出射されて第1領域であるUSBソケット10を照射する。第2の分割光束53は、第2レンズ部65から出射されて第2領域である収納部21の底面22を照射する。また、この照明装置5では、第1レンズ部64の曲率を第2レンズ部65の曲率よりも大きく形成することで、第1レンズ部64から出射される光が第2レンズ部65から出射される光よりも狭い範囲で照らすことができる。
【0003】
一方、図10は特許文献2に開示の透光性部材を示し、特に透光性部材が光輝(メッキ又は金属調や虹色を呈すること)するプリズム部を備えることによって、金属蒸着フィルムによる加飾、非金属塗料層や金属層を形成しなくとも、透光性部材の形状だけで光輝性が得られる。すなわち、透光性部材20は、筐体10の凹部11に対し表面が該凹部から露出するように取り付けられて、透光性部材20の正面から入射して到達した所定方向の光を正面側に反射して正面から出射させることよって金属調又は虹色に光輝するプリズム部22を有している。このプリズム部22は、透光性部材20の裏面に設けられた凹部21の底面などに形成され、断面が略三角形状で、それぞれが三角柱を寝かせた形状である複数の凸部23が繰り返し並べた微細な凹凸となっていて、外光からの所定方向の光を全反射して正面から出射させることによって金属調又は虹色に光輝させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6806358号公報
特許第5202602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の照明装置では、光源からの光を屈折させて第1の分割光束と第2の分割光束とを出射し、離れた箇所である第1領域を第1の分割光束で照射し、第2領域を第2の分割光束で照射可能となるので、異なる領域毎に異なる光源を設ける必要がなくなり部品点数を削減できる。しかし、この照明装置では、特許文献2のごとく正面から見たときに金属調又は虹色に光輝させることは不可能である。また、特許文献2では金属調又は虹色を表現する技術であるが、全体が単調な金属調表現にとどまる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、照明装置として金属調又は虹色を透光部材の形状で得られることに加え、全体が単調にならず見栄えよく、特に色彩的に変化ないしは斬新性に富むようにすることにある。他の目的は以下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため請求項1の発明は、図面を参考にして特定すると、光源部及び前記光源部の光を背面側から意匠面ないしは正面側へ通過可能な透光部材3を備えた照明装置2であって、前記透光部材3は、略板状の基部30と、前記基部に一体化されて前記光源部と反対側へ突出した突出部35と、前記光源部と対向した前記基部30の背面に設けられて突出部の突出端面側から入射して到達した所定方向の外光を反射して突出端面から出射させることによって金属調又は虹色に光輝可能にする微細凹凸部38とを有し、また、前記突出部35の突出端面の端部を曲面36又は傾斜面37に形成していることを特徴としている。
【0008】
以上の本発明において、透光部材は光を透過するケイ酸塩ガラスやシリカガラスなどの天然ガラス、アクリル、ポリカーボネートなどの樹脂ガラスなどの部材であり、無色透明に限られず、有色透明であってもよい。外光とは、太陽光や室内ないしは車室内に設けられる各種の照明灯や光源からの光である。
【0009】
また、本発明は次のように具体化されることがより好ましい。
(1)前記光源部が光源の光を導入する導光体4である(請求項2)。
(2)前記微細凹凸部38が前記突出部35の突出端面よりも相対的に広い範囲に形成されている構成である(請求項3)。
(3)前記導光体4が前記微細凹凸部38の範囲と同じかそれ以上の広さになっている構成である(請求項4)。
【0010】
(4)前記微細凹凸部38は凸部又は凹部を複数並べたものであり、ピッチLが0.5μm以上、500μm以下である(請求項5)。
(5)前記導光体4を位置決め配置可能な収容溝21と、前記光源を前記収容溝21の一端側に位置決め配置可能な凹部22と、前記透光部材3を前記収容溝21の溝縁側に位置決め配置可能な段差23とを形成しているハウジング20を有している構成である(請求項6)。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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