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公開番号
2025130857
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028199
出願日
2024-02-28
発明の名称
収納装置
出願人
株式会社ニフコ
代理人
個人
主分類
B60R
7/04 20060101AFI20250902BHJP(車両一般)
要約
【課題】リッド部材を2以上のリッド構成体から構成させたものにおいて、使い勝手や意匠性を合理的に向上させる構造、リッド部材の動作を適切なさしめる構造を提供する。
【解決手段】第1側部10にガイドレール2に対する被案内部13を有するリッド部材Lを備える。リッド部材Lは、それぞれ被案内部13を備えた2以上のリッド構成体15を軸体16を介してつなぎ合わせてなると共に、展開状態において各リッド構成体15を面一に位置付けて開口1を塞ぎ、かつ、折り畳み状態において開口1を開放する。収納装置本体Mには、リッド部材Lの第1側部10に形成された被捕捉部23を展開状態において捕捉する捕捉機構8と、操作により捕捉を解く解除機構9とが備えられている。リッド部材Lには、捕捉が解かれたときに、リッド部材Lを折り畳み状態に移行させる付勢機構21と、リッド構成体15の移動を制動するダンパー機構22とが備えられている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
開口とガイドレールとを備えた収納装置本体と、
展開状態において前記開口を塞ぐと共に、前記ガイドレールに向き合う第1側部に前記ガイドレールに対する被案内部を有するリッド部材とを備えており、
前記リッド部材は、それぞれ前記被案内部を備えた2以上のリッド構成体を軸体を介してつなぎ合わせてなると共に、前記展開状態において各リッド構成体を面一に位置付けて前記開口を塞ぎ、かつ、前記軸体を中心とした屈曲による折り畳み状態において前記開口を開放するように構成されており、
前記収納装置本体には、前記リッド部材の前記第1側部に形成された被捕捉部を前記展開状態において捕捉する捕捉機構と、操作により前記捕捉を解く解除機構とが備えられており、
前記リッド部材には、前記捕捉が解かれたときに、前記リッド部材を前記折り畳み状態に移行させるように前記リッド構成体を付勢する付勢機構と、前記付勢機構の付勢による前記リッド構成体の移動を制動するダンパー機構とが備えられてなる、収納装置。
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【請求項2】
前記被捕捉部を、前記折り畳み状態の前記リッド部材における山折りの中心となる位置、又は、1つの前記リッド構成体における前記被案内部と前記中心となる位置との間において前記中心となる位置との間の距離を前記被案内部との間の距離よりも小さくさせる位置に形成させてなる、請求項1に記載の収納装置。
【請求項3】
前記リッド部材は、前記第1側部において、前記軸体を挟んだ両側にそれぞれ、前記被案内部を備えており、
前記収納装置本体には、前記リッド部材の前記展開状態において前記軸体を挟んだ一方側に位置される前記被案内部に係合される第1係合部、及び、前記軸体を挟んだ他方側に位置される前記被案内部に係合される第2係合部と、
前記第1係合部の前記係合の解除を可能とする第1操作機構、及び、前記第2係合部の前記係合の解除を可能とする第2操作機構とが備えられており、
前記第1操作機構の操作により前記第1係合部の前記係合を解除したときは前記第2係合部の前記係合を維持させた状態で前記捕捉機構による前記捕捉が解かれると共に、前記第2操作機構の操作により前記第2係合部の前記係合を解除したときは前記第1係合部の前記係合を維持させた状態で前記捕捉機構による前記捕捉が解かれるようにして、前記第1操作機構及び前記第2操作機構が前記解除機構の一部を構成するようにしてなる、請求項1に記載の収納装置。
【請求項4】
前記リッド部材は、前記第1側部に対向する位置にある第2側部において前記軸体を挟んだ両側にそれぞれ、前記被案内部を通る仮想の直線上に位置される補助被案内部を備えており、
前記収納装置本体は、前記展開状態において前記軸体を挟んだ一方側に位置される前記補助被案内部を収める第1保持部と、前記展開状態において前記軸体を挟んだ他方側に位置される前記補助被案内部を収める第2保持部と、前記第1保持部と前記第2保持部間に亘る前記補助被案内部に対する補助ガイドレールとを備えており、
前記第1操作機構の操作により前記第1係合部の前記係合を解除したときは前記第1保持部に収められていた前記補助被案内部が前記補助ガイドレールに入り込んで前記折り畳み状態に向けた前記リッド構成体の移動が許容されると共に、前記第2保持部に収められている前記補助被案内部は前記第2保持部内に保持され、
前記第2操作機構の操作により前記第2係合部の前記係合を解除したときは前記第2保持部に収められていた前記補助被案内部が前記補助ガイドレールに入り込んで前記折り畳み状態に向けた前記リッド構成体の移動が許容されると共に、前記第1保持部に収められている前記補助被案内部は前記第1保持部内に保持されるようにしてなる、請求項3に記載の収納装置。
【請求項5】
前記捕捉機構は、前記ガイドレール内に位置される第1部分と、前記ガイドレール外に位置される第2部分とを備えており、
前記捕捉機構を、前記展開状態の前記リッド部材が前記折り畳み状態に移行する過程及び前記折り畳み状態の前記リッド部材が前記展開状態に移行する過程においては、前記被案内部の前記第1部分への当接により前記リッド部材の意匠面に前記第2部分を接しさせない位置に付勢に抗して後退させると共に、前記展開状態においては前記第2部分によって前記被捕捉部を捕捉する位置に前記付勢により前進させるように構成させてなる、請求項1に記載の収納装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、乗用車などの車両の室内に備えられて、各種の物品を必要に応じて容易に取り出し可能な状態で収納しておくために用いられる収納装置の改良に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
コンソールボックスを構成するコンソールリッドを前半部と後半部とに2分割し、リッドの前端部を後方に押すとリッドが後方に折り畳まれると共に、リッドの後端部を前方に押すとリッドが前方に折り畳まれるようにしたものがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平4-31638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明が解決しようとする主たる問題点は、前記コンソールボックスなどの収納装置を構成するリッド部材を2以上のリッド構成体から構成させたものにおいて、その使い勝手や意匠性を合理的に向上させる新たな構造、ないしは、前記リッド部材の動作を適切なさしめる新たな構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を達成するために、この発明にあっては、収納装置を、
開口とガイドレールとを備えた収納装置本体と、
展開状態において前記開口を塞ぐと共に、前記ガイドレールに向き合う第1側部に前記ガイドレールに対する被案内部を有するリッド部材とを備えており、
前記リッド部材は、それぞれ前記被案内部を備えた2以上のリッド構成体を軸体を介してつなぎ合わせてなると共に、前記展開状態において各リッド構成体を面一に位置付けて前記開口を塞ぎ、かつ、前記軸体を中心とした屈曲による折り畳み状態において前記開口を開放するように構成されており、
前記収納装置本体には、前記リッド部材の前記第1側部に形成された被捕捉部を前記展開状態において捕捉する捕捉機構と、操作により前記捕捉を解く解除機構とが備えられており、
前記リッド部材には、前記捕捉が解かれたときに、前記リッド部材を前記折り畳み状態に移行させるように前記リッド構成体を付勢する付勢機構と、前記付勢機構の付勢による前記リッド構成体の移動を制動するダンパー機構とが備えられてなる、ものとした。
【0006】
前記被捕捉部を、前記折り畳み状態の前記リッド部材における山折りの中心となる位置、又は、1つの前記リッド構成体における前記被案内部と前記中心となる位置との間において前記中心となる位置との間の距離を前記被案内部との間の距離よりも小さくさせる位置に形成させるようにすることが、この発明の態様の一つとされる。
【0007】
また、前記リッド部材は、前記第1側部において、前記軸体を挟んだ両側にそれぞれ、前記被案内部を備えており、
前記収納装置本体には、前記リッド部材の前記展開状態において前記軸体を挟んだ一方側に位置される前記被案内部に係合される第1係合部、及び、前記軸体を挟んだ他方側に位置される前記被案内部に係合される第2係合部と、
前記第1係合部の前記係合の解除を可能とする第1操作機構、及び、前記第2係合部の前記係合の解除を可能とする第2操作機構とが備えられており、
前記第1操作機構の操作により前記第1係合部の前記係合を解除したときは前記第2係合部の前記係合を維持させた状態で前記捕捉機構による前記捕捉が解かれると共に、前記第2操作機構の操作により前記第2係合部の前記係合を解除したときは前記第1係合部の前記係合を維持させた状態で前記捕捉機構による前記捕捉が解かれるようにして、前記第1操作機構及び前記第2操作機構が前記解除機構の一部を構成するようにすることが、この発明の態様の一つとされる。
【0008】
また、前記リッド部材は、前記第1側部に対向する位置にある第2側部において前記軸体を挟んだ両側にそれぞれ、前記被案内部を通る仮想の直線上に位置される補助被案内部を備えており、
前記収納装置本体は、前記展開状態において前記軸体を挟んだ一方側に位置される前記補助被案内部を収める第1保持部と、前記展開状態において前記軸体を挟んだ他方側に位置される前記補助被案内部を収める第2保持部と、前記第1保持部と前記第2保持部間に亘る前記補助被案内部に対する補助ガイドレールとを備えており、
前記第1操作機構の操作により前記第1係合部の前記係合を解除したときは前記第1保持部に収められていた前記補助被案内部が前記補助ガイドレールに入り込んで前記折り畳み状態に向けた前記リッド構成体の移動が許容されると共に、前記第2保持部に収められている前記補助被案内部は前記第2保持部内に保持され、
前記第2操作機構の操作により前記第2係合部の前記係合を解除したときは前記第2保持部に収められていた前記補助被案内部が前記補助ガイドレールに入り込んで前記折り畳み状態に向けた前記リッド構成体の移動が許容されると共に、前記第1保持部に収められている前記補助被案内部は前記第1保持部内に保持されるようにすることが、この発明の態様の一つとされる。
【0009】
また、前記捕捉機構は、前記ガイドレール内に位置される第1部分と、前記ガイドレール外に位置される第2部分とを備えており、
前記捕捉機構を、前記展開状態の前記リッド部材が前記折り畳み状態に移行する過程及び前記折り畳み状態の前記リッド部材が前記展開状態に移行する過程においては、前記被案内部の前記第1部分への当接により前記リッド部材の意匠面に前記第2部分を接しさせない位置に付勢に抗して後退させると共に、前記展開状態においては前記第2部分によって前記被捕捉部を捕捉する位置に前記付勢により前進させるように構成させることが、この発明の態様の一つとされる。
【発明の効果】
【0010】
この発明にかかる収納装置は、前記捕捉機構、解除機構、付勢機構、ダンパー機構を備えることから、第1に、前記捕捉機構によって、リッド部材の展開状態、つまり、収納装置本体の開口が塞がれた状態を維持することができる。第2に、前記解除機構の操作により前記捕捉機構による前記捕捉を解くことでリッド部材を折り畳み状態に移行させ、収納装置本体の開口を開放させることができる。この移行は前記付勢手段の付勢によりなされ、また、この移行には前記制動手段の制動力が作用される。第3に、折り畳み状態にあるリッド部材を展開状態に移行させる過程で捕捉機構に被捕捉部を再び捕捉させることができ、収納装置本体の開口が塞がれた状態を再び作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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