TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025141190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024041010
出願日2024-03-15
発明の名称信号伝達装置および信号伝達装置を備えた電子機器、並びに電子機器を備えた車両
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H03K 19/0175 20060101AFI20250919BHJP(基本電子回路)
要約【課題】信号伝達装置は、スイッチ素子の駆動制御に関して、検討の余地があった。
【解決手段】信号伝達装置200Xは、送信回路410と駆動制御信号Gaを出力する受信回路420と、絶縁回路430と、を備え、送信回路410は、外部信号ACDに応じて、第1内部信号S1および第2内部信号S2の少なくとも一方を特定周期で駆動し、受信回路420は、第1内部信号S1および第2内部信号S2の少なくとも一方の周期が特定周期であることを検出可能な検出回路455と、検出回路455の検出結果に応じてスイッチ素子SW1のゲートをハイインピーダンス状態にするように構成された第1駆動回路426と、検出結果に応じて、ゲートに特定電圧Gbを入力してスイッチ素子SW1をオンするように構成された第2駆動回路502と、を備え、特定電圧Gbは、スイッチ素子SW1のオン閾値電圧以上の電圧値を有する構成である第1の構成。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
入力信号に応じて、パルス駆動する第1内部信号および第2内部信号を出力するように構成された送信回路と、
前記第1内部信号および前記第2内部信号に応じて駆動制御信号を出力するように構成された受信回路と、
前記送信回路と前記受信回路との間を絶縁しつつ前記第1内部信号および前記第2内部信号を伝達するように構成された絶縁回路と、
を備え、
前記送信回路は、前記入力信号とは異なる外部信号に応じて、前記第1内部信号および前記第2内部信号の少なくとも一方を、前記入力信号の周期とは異なる特定周期で駆動し、
前記受信回路は、
前記第1内部信号および前記第2内部信号の少なくとも一方の周期が前記特定周期であることを検出可能なように構成された検出回路と、
前記駆動制御信号によってスイッチ素子を駆動し、前記検出回路の検出結果に応じて前記スイッチ素子のゲートをハイインピーダンス状態にするように構成された第1駆動回路と、
前記検出結果に応じて、前記ゲートに特定電圧を入力して前記スイッチ素子をオンするように構成された第2駆動回路と、
を備え、
前記特定電圧は、前記スイッチ素子のオン閾値電圧以上の電圧値を有する信号伝達装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第2駆動回路は、
前記特定電圧を生成するように構成された電圧生成回路と、
前記特定電圧の印加端と前記ゲートの間に接続され、前記検出回路の検出結果に応じて前記印加端と前記ゲートとを導通/非導通状態とするように構成されたスイッチ回路と、
を含む請求項1に記載の信号伝達装置。
【請求項3】
前記送信回路は、
前記外部信号が第1論理レベルのときに、前記入力信号に応じて前記第1内部信号および前記第2内部信号を、第3論理レベルと第4論理レベルとの間でパルス駆動させ、
前記外部信号が第2論理レベルのときに、前記第1内部信号および前記第2内部信号のうちの一方を前記第3論理レベルで維持して他方を前記特定周期でパルス駆動させ、
前記検出回路は、
前記第2内部信号が前記特定周期でパルス駆動している継続期間が第1期間に達したことを検出可能なように構成されたタイマー回路と、
前記継続期間が前記第1期間に達したときから第2期間経過までの間、前記第2内部信号のパルス駆動に応じて前記スイッチ素子が駆動しないように前記第2内部信号をマスクするように構成されたマスク回路と、
を備える請求項1に記載の信号伝達装置。
【請求項4】
前記第1駆動回路は、前記駆動制御信号を前記オン閾値電圧よりも電圧値の低い第5論理レベルと、前記オン閾値電圧よりも電圧値の高い第6論理レベルとでパルス駆動し、
前記特定電圧は、前記第6論理レベルよりも電圧値が低い請求項1に記載の信号伝達装置。
【請求項5】
前記送信回路の回路素子を集積化した第1チップと、
前記受信回路の回路素子を集積化した第2チップと、
前記絶縁回路の回路素子を集積化した第3チップと、
を単一のパッケージに封止した、請求項1から4のいずれかに記載の信号伝達装置。
【請求項6】
前記第2チップは、前記ゲートに電気的に接続された第1端子を備え、
前記第1駆動回路および前記第2駆動回路は、前記第1端子を介して前記ゲートに信号を入力するように構成されている請求項5に記載の信号伝達装置。
【請求項7】
前記第2チップは、前記ゲートに電気的に接続された第1端子および第2端子を備え、
前記第1駆動回路は、前記第1端子を介して前記ゲートに信号を入力するように構成され、
前記第2駆動回路は、前記第2端子を介して前記ゲートに信号を入力するように構成されている請求項5に記載の信号伝達装置。
【請求項8】
それぞれパワートランジスタである複数の前記スイッチ素子と、
前記複数のスイッチ素子それぞれのゲートを駆動する複数のゲートドライバICと、
を備え、前記複数のゲートドライバICのうち、少なくとも1つは、請求項1から4のいずれかに記載の信号伝達装置である電子機器。
【請求項9】
請求項8に記載の電子機器を備える車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書中に開示されている本開示は、信号伝達装置および信号伝達装置を備えた電子機器、並びに電子機器を備えた車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、入出力間を絶縁しつつパルス信号を伝達する信号伝達装置は、様々なアプリケーション(電源装置またはモータ駆動装置など)に用いられている。
【0003】
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-188903号公報
【0005】
[概要]
特許文献1で開示されている信号伝達装置は、スイッチ素子の駆動制御に関して、検討の余地があった。
【0006】
本明細書中に開示されている信号伝達装置は、送信回路と、受信回路と、絶縁回路と、を備える。送信回路は、入力信号に応じて、パルス駆動する第1内部信号および第2内部信号を出力するように構成されている。受信回路は、第1内部信号および第2内部信号に応じて駆動制御信号を出力するように構成されている。絶縁回路は、送信回路と受信回路との間を絶縁しつつ第1内部信号および第2内部信号を伝達するように構成されている。送信回路は、入力信号とは異なる外部信号に応じて、第1内部信号および第2内部信号の少なくとも一方を、入力信号の周期とは異なる特定周期で駆動する。受信回路は、第1内部信号および第2内部信号の少なくとも一方の周期が特定周期であることを検出可能なように構成された検出回路と、駆動制御信号によってスイッチ素子を駆動し、検出回路の検出結果に応じてスイッチ素子のゲートをハイインピーダンス状態にするように構成された第1駆動回路と、検出結果に応じて、ゲートに特定電圧を入力してスイッチ素子をオンするように構成された第2駆動回路と、を備えている。特定電圧は、スイッチ素子のオン閾値電圧以上の電圧値を有する。
【0007】
本明細書中に開示されている電子機器は、それぞれパワートランジスタである複数のスイッチ素子と、複数のスイッチ素子それぞれのゲートを駆動する複数のゲートドライバICと、を備えている。複数のゲートドライバICのうち、少なくとも1つは、上記構成の信号伝達装置である。
【0008】
本明細書中に開示されている車両は、上記構成の電子機器を備える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、信号伝達装置の基本構成を示す図である。
図2は、トランスチップの基本構造を示す図である。
図3は、2チャンネル型のトランスチップとして用いられる半導体装置の斜視図である。
図4は、図3に示す半導体装置の平面図である。
図5は、図3の半導体装置において低電位コイルが形成された層を示す平面図である。
図6は、図3の半導体装置において高電位コイルが形成された層を示す平面図である。
図7は、図6に示すVIII-VIII線に沿う断面図である。
図8は、図7に示す領域XIIIの拡大図(分離構造)を示す図である。
図9は、トランスチップのレイアウト例を模式的に示す図である。
図10は、信号伝達装置200H、Lの搭載される電子機器400の基本構成を示す図である。
図11は、本開示に係る信号伝達装置200Xと、これを備える電子機器400を示す図である。
図12は、第2駆動回路502の詳細な構成を示す図である。
図13は、ロジック回路415、425の詳細な構成を示す図である。
図14は、信号伝達装置200Xを用いたスイッチ素子SW1の駆動制御のタイミングを示すタイミングチャートである。
図15は、本構成例のディスチャージ機能の制御タイミングを示すタイミングチャートである。
図16は、本開示の信号伝達装置200Xの実装例を示すブロック図である。
図17は、電子機器400を備える車両Aを示す図である。
図18は、本開示の信号伝達装置200Xの変形例を示す図である。
【0010】
[詳細な説明]
<信号伝達装置(基本構成)>
図1は、信号伝達装置の基本構成を示す図である。本構成例の信号伝達装置200は、一次回路系200p(VCC1-GND1系)と二次回路系200s(VCC2-GND2系)との間を絶縁しつつ、一次回路系200pから二次回路系200sにパルス信号を伝達し、二次回路系200sに設けられたスイッチ素子(不図示)のゲートを駆動する半導体集積回路装置(いわゆる絶縁ゲートドライバIC)である。例えば、信号伝達装置200は、コントローラチップ210と、ドライバチップ220と、トランスチップ230と、を単一のパッケージに封止して成る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

エイブリック株式会社
電圧検出器
1か月前
株式会社トーキン
ノイズフィルタ
26日前
株式会社半導体エネルギー研究所
駆動回路
今日
株式会社村田製作所
増幅回路
1か月前
個人
誤り訂正装置及び誤り訂正方法
1か月前
株式会社村田製作所
高周波回路
1か月前
ローム株式会社
半導体集積回路
1か月前
住友電気工業株式会社
高周波増幅器
10日前
株式会社村田製作所
弾性波フィルタ
10日前
ローム株式会社
駆動回路
1か月前
ローム株式会社
遅延回路
1か月前
ローム株式会社
A/Dコンバータ回路
1か月前
ローム株式会社
駆動回路
1か月前
ニチコン株式会社
信号出力装置
1か月前
太陽誘電株式会社
フィルタ及びマルチプレクサ
1か月前
ローム株式会社
圧電共振器
21日前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
10日前
日本電気株式会社
原子発振器
26日前
ローム株式会社
発振回路
24日前
ローム株式会社
発振回路
今日
株式会社アイシン
ACラインフィルタ
1か月前
TDK株式会社
フィルタ及び電子部品
4日前
ローム株式会社
差動アンプおよび半導体装置
10日前
ローム株式会社
差動アンプおよび半導体装置
1か月前
株式会社アイシン
ACラインフィルタ
1か月前
株式会社JVCケンウッド
電源装置および増幅装置
10日前
ローム株式会社
コンパレータ回路、電源回路
1か月前
株式会社東芝
電気回路及び増幅器
12日前
セイコーエプソン株式会社
振動デバイス
1か月前
ローム株式会社
信号出力回路
10日前
ローム株式会社
入出力回路
21日前
ローム株式会社
半導体装置
10日前
ローム株式会社
信号出力回路
10日前
セイコーエプソン株式会社
集積回路装置
1か月前
株式会社大真空
恒温槽型圧電発振器
1か月前
ローム株式会社
差動増幅回路
1か月前
続きを見る